坂本龍馬と福井の繋がり

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坂本龍馬と福井藩は深い関わりがあり、龍馬が福井県を2度訪れていると言われています。1回目は、文久3年(1863年)5月に勝海舟の命で、神戸海軍操練所の費用5千両を福井藩主・松平春嶽公に借用するためです。
2度目は、慶応3年(1867年)11月に土佐藩主・山内容堂の親書を春嶽公に手渡すために来ており、その際、三岡八郎(由利公正)と莨屋(たばこや)旅館で新政府について熱く語り合ったと言われています。そして、その2週間後に龍馬は京都「近江屋」で暗殺されました。
当時の福井藩には、龍馬が頼りにした春嶽公や熱き志を持った藩士たちが、国の将来のために活躍していました。まさに影の立役者として歴史を動かしたと言えます。幕末の熱き想いを福井で感じてみてください。
この人に聞きたい!龍馬&幕末の福井

福井市立郷土歴史博物館
主任・学芸員 角鹿尚計(つのが なおかづ)氏-

坂本龍馬は、おそらく木の芽峠を越え、北国街道を通り、今庄、府中そして福井へやって来たとみられます。まず、勝海舟の使者として、前福井藩主の松平春嶽に神戸海軍操練所設立資金を借りるためで、この時、福井藩は5千両を用意したといわれています。再来福時に、由利公正と面談し、新政府の構想を熱く語り合っています。
さて、「なぜ、龍馬が福井に来たのか」を考えると、いかに当時の福井藩が素晴らしかったかを理解していただけるでしょう。決して福井藩は表舞台には出ていませんが、優れたリーダーの春嶽公をはじめ、優秀な藩士たちが日本の将来のために活躍しました。
龍馬にとって、福井は土佐に継ぐ重要な土地であり、福井藩の理解と協力によって龍馬が活躍できたといっても過言ではありません。龍馬は当時の福井藩を高く評価していたことからもよくうかがえます。
この幕末の福井を、特に県民の皆さんに知っていただき、郷土に誇りを持っていただきたいです。このプライドこそが、未来の福井を築くのではないでしょうか。
ぜひ一度、福井市立郷土歴史博物館へお越しいただき、福井の歴史にふれてください。

福井市歴史ボランティアグループ 語り部
宮下 一志(みやした ひとし)氏-

歴史の語り部として活躍されている宮下さんは、まさにその時代を生き抜いたかのように、松平春嶽公をはじめ、幕末に活躍した福井藩士たちについて、熱く語ってくださいます。特に16歳で江戸から福井へやって来た春嶽公の話には、すごく力がこもっていました。
春嶽公は大変人を見抜く力があり、家は100石の中級武士だった三岡八郎(由利公正)や勉学に秀でた橋本左内、熊本藩士の横井小楠など優秀な人材を登用し、トップとしての技量を発揮し、四賢候のひとりと言われた人物だそうです。
「当時の福井藩は日本の政治を動かすパワーがあり、福井人が熱かった時代」とお聞きすると、現代の福井人も先人に習って・・・という思いが込みあげました。
宮下さんは「語り部」として、ふくいの街なかを一緒に散策し、福井の歴史について説明してくださいます。宮下さんの熱い語りを聞いて、一陣の風とともに幕末の福井へタイムトリップしてみませんか。

越前龍馬会
柳 芳隆(やなぎ よしたか)氏-

Q.越前龍馬会とは?
A.熱烈な龍馬ファンが集まり、平成13年4月8日に設立し、昨年7月末現在で会員数は140名です。全国や海外合わせて、100の龍馬会があります。ちなみに私の会員番号は49番です。Q.龍馬の魅力とは?
A.ずばり、男のロマンを感じますね。
龍馬には人を慕い寄らせる香りのようなものがあるのだろうか・・と司馬遼太郎氏が書いていますが、本当に魅力あふれる人物だったと思います。
薩長同盟締結の斡旋や海援隊の結成等で、絶えず海外へ目を向けていましたし、新政府の樹立の中心的人物でした。「日本を今一度せんたくいたし申候・・・」の手紙も素晴らしい。Q.最近、龍馬が福井へ3回来たと言う説が出てきましたが、いかがですか。
A.昨年、横井小楠の子孫宅からの文書で、文久3年4月に龍馬が春嶽あての書簡を持ち福井へ来たという新史料が見つかり、大阪大名誉教授猪飼氏の講演がありました。
それで、私も3回来ていたと思います。Q.福井の魅力とは?
A.ひとことで言えば、福井は歴史の宝庫です。
古代は継体天皇、中世は朝倉一族、近世は岡田啓介、そして、ノーベル物理学賞の南部陽一郎、どの時代をとっても素晴らしく、私は日本の国の5本の指に入ると思います。また、県立図書館では、「議事之体大意」という国家の基本方針(御誓文で、三岡八郎の原形)を約2,000万円で購入しています。この機会に、福井の魅力にふれていただきたい。Q.最後に、越前龍馬会の入会方法や、今後の活動は?
越前龍馬会の青い法被姿で、生き生きと龍馬のことを話す柳さん。
A.詳細は、越前龍馬会のホームページをご覧ください。
http://www1.fctv.ne.jp/~shinji-s/ryoma.htm
9月頃に坂本龍馬グランプリウォークがあります。
龍馬のすばらしい魅力と、柳さんの厚い人情にふれた時間でした。