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白雪と消へにしあとか乙女子の
恋の松原まつとせしまに |
| 伴信友 |
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恋人のように優しい故郷を松原に重ねて…。
江戸後期に活躍した国学者・伴信友。主に江戸での活動だったが、やはり心は故郷に向いていたのだろう。彼の故郷、小浜と同じく海の美しい敦賀・松原。古から伝わる故郷の美しさを国学の研究へとつなげた彼には、故郷は学問すべての基礎だったのだ。
「白雪となって跡形もなく消えた少女の恋心だけど、この松原はいつまでも覚えているだろうよ」。松原での逢瀬を果
たせなかった娘の悲しい伝説になぞらえて、なかなか故郷に戻れない自分の身を悲しんだのだろうか。彼にとって常に優しく迎えてくれる故郷は、まるで恋人のような存在だったに違いない。
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伴信友 (一七七三〜一八四六)
小浜生まれ。16歳で江戸・小浜藩の役所に勤める伴信当の養子となり、後に伴家の娘と結婚、伴家を継ぐ。その後江戸藩邸に勤め、29歳の時に国学者として有名な本居宣長の著書に感激、彼への入門を希望。しかし宣長が亡くなっていたため断念、宣長の養子・本居大平から国学を学び始める。若狭地方の歴史や神社研究から次第に神話・古典へと進んだ。著述は100点以上、和歌も2000首ある。
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気比の松原は南北400mにもなる松林が続く。アカマツやクロマツなど約1万7000本、平均樹齢190年もの松が生い茂っている。(敦賀市松島町) |

小浜町並み 幼少時に離れた故郷・小浜だが、国学を始めるきっかけは、小浜のなりたちの研究だった。(小浜市) |
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