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京福丸岡線 一覧へ戻る戻る次へ

 
   
昭和32年(1957)6月7日、社武生駅にて停車中の南越線車両。社武生駅は、現在のJR武生駅の東側にあった。(高橋弘氏撮影)

県内初の私有鉄道という歴史の重みをかみしめる。

 南越地区の発展に寄与した福鉄南越線の前身は、大正3年(1914)1月28日に開業した武岡軽便鉄道。福井県内初の私有鉄道として、蒸気動力による列車が新武生―五分市間を結んでいた。
 当時は軌間762ミリメートル(2フィート6インチ)の軽便鉄道だったが、その後1067ミリメートル(3フィート6インチ)に改軌。これにより、国鉄との連帯輸送の円滑化が図られた。また、五分市から岡本新、戸ノ口へと延長・電化され、産業発展への大きな原動力となった。
 その南越線も、輸送手段の主力がバスやトラックになっていくに従って旅客・貨物の輸送量 が減少。昭和46年(1971)に粟田部―戸ノ口間が廃止、残る社武生―粟田部間も56年(1981)3月31日限りで廃止された。
 廃線跡は現在、道路に転用されている箇所が多い。特に、五分市〜粟田部〜戸ノ口のルートはよく整備されており、車での探訪にも好都合だ。

現存する遺構

看板
五分市駅跡の電柱に打ち付けてある看板「駅構内……」の文字。[地図E](越前市五分市町)

日野川橋梁
歩行者専用道となった日野川橋梁。横から橋を見ると、かつて鉄橋だったことがわかる。
[地図A](越前市北府)

踏切跡
今でもくっきり残る、越前市上真柄町付近の踏切跡。左にゆったりと折れていくカーブが、線路跡であったことを物語っている。
[地図D](越前市上真柄町)

橋台跡
越前市真柄町から上真柄町にかけては、線路が敷かれていた築堤が残っている。写 真は橋台跡。
[地図B](越前市真柄町)

鉄橋
浅水川に架かる鉄橋は当時のまま。南越線の廃線跡の中では、日野川橋梁に次ぐ大きな遺構だ。
[地図C](越前市上真柄町)