福井のものづくりを楽しみ尽くす!「RENEW/2023」徹底攻略ガイド

「RENEW」は、福井県鯖江市・越前市・越前町で開催されるものづくりの一大イベント。普段は見ることのできない工房が特別に開放され、ものづくりの現場を見学・体験することができます。2015年から始まったRENEWは、今年で9回目の開催。この記事では、RENEWをとことん楽しむためのおすすめポイントをご紹介します。これを読めばRENEW/2023についてマスターできるはず!
オープンファクトリーイベント「RENEW」って?
「RENEW」は、ものづくりの現場を見学・体験できる産業観光イベントです。毎年10月に開催され、2023年は10月6日〜8日に開催されます。開催地である福井県鯖江市・越前市・越前町は、半径10km圏内に7つの産業が密集する全国でもかなりめずらしい地域。ちなみに7つの産業とは、漆器・和紙・打刃物・箪笥・焼物・メガネ・繊維を指しています。
RENEW/2023では、7つの産業を中心に94社の企業が参加!7産業以外にも、瓦メーカーや印刷など地域を支える企業も参加しています。今年初出展の企業も12社あるのだそう。また、地域の飲食店によるローカルフードや、豪華ゲストによるトークイベントなどのコンテンツも充実しているので、3日間まち全体をまるっと楽しむことができますよ!
まずはガイドブックを手に入れよう!
まずはRENEW/2023のコンテンツすべてが掲載されている当日ガイドブックを入手しましょう。ガイドブックには、工房見学やワークショップ、トークイベントなど、RENEWを楽しむための情報が盛りだくさん。ガイドブックはイベント当日に会場で受け取ることができますが、事前にホームページに掲載されるPDF版のガイドブックをチェックするのがおすすめ。ガイドブックを見ながら、気になる工房やコンテンツを見つけてみましょう!
Column
SNSで事前の予習がおすすめ!
RENEW/2023の参加企業は94社あり、3日間あっても回りきれないほど。事前にSNSをチェックしてRENEW当日のイメージをふくらませておきましょう。工房見学以外にも、トークイベントや「まち/ひと/しごと」などの各種コンテンツが盛りだくさん。何日目にどのコンテンツに参加したいか事前にイメージしておくのがおすすめです。
また、産地のサポーターチーム「あかまる隊」によるコンテンツも要チェック!RENEW当日には、あかまる隊が主催する産地ツアーなどもありますよ(事前予約制)。

工房見学に行ってみよう!
RENEWは、ものづくりの工房や企業が主役。普段なかなか入ることのできない工房を訪れて、作り手の熟練の技を見たり、ものづくりへの想いや背景を聞いたり、ここでしかできない体験ができます。越前和紙の工房で職人さんが紙を漉く様子を見学したり、メガネの工場でフレームやレンズがどのようにして作られるのか覗いてみたり、繊維工場で巨大な機械が動く様子を体感したり、と楽しみ方は無限大。工房の音に耳をすましてみるのもおすすめです。職人の技にたっぷりと触れてみてくださいね。
Column
工房見学におすすめの移動手段
RENEWの会場は鯖江市・越前市・越前町全域と広域にわたります。徒歩や自転車で回れる産地もありますが、産地間の移動には車が便利。自家用車やレンタカーがないという方には、バスやタクシーチケットなどの交通手段がおすすめです。RENEWタクシーチケットを使えば、500円(市町を越える場合は1,000円)で産地間の移動がスムーズに!また、漆器エリアと和紙エリアにはレンタサイクルもあります。移動方法も踏まえてどの工房を巡るか検討しておきましょう。

ワークショップで職人の技を体験!
各社が趣向をこらしたワークショップは、RENEWの醍醐味のひとつ。直に職人の説明を聞きながら、ものづくりの技術を体験できる貴重な機会です。職人に教わりながら紙漉きの技法やろくろの体験、漆塗りへのチャレンジなど、楽しみ方は工房によって様々。自分だけのオリジナルグッズも作れるワークショップもありますよ。事前予約が必要なワークショップもありますので、気になる方は早めの予約がおすすめです。
豪華ゲストがずらり!大人気のトークイベント
「RENEW」で毎年大人気のコンテンツのひとつが、トークイベント。産地の話はもちろん、全国から集まったローカルプレイヤーたちが熱いトークを繰り広げます。ものづくりや産地にまつわる、ここでしか聴けない生の話をお聴き逃しなく!予約が必要なトークもありますので、気になる方はホームページなどで事前の確認を。RENEWやまちづくりのことをより深く知りたい方におすすめです。
Column
ショップ型博覧会「まち/ひと/しごと」
「まち/ひと/しごと」は、ものづくり・食・教育・福祉・コミュニティ・ITといったキーワードを軸に、全国各地でアクションを起こす人々が福井に集う、3日間限定のショップ型博覧会。全国で活躍する15社が「うるしの里会館」に大集合!個性豊かなプロダクトやローカルプレイヤーとの出会いを楽しんで。当事者から直に想いやストーリーを聞きながら、これからの地域のあり方、暮らしのあり方を考えてみましょう。

迷った時は「うるしの里会館」へ!
RENEWの総合案内所は、鯖江市河和田地区にある「うるしの里会館」。トークイベントや「まち/ひと/しごと」の会場にもなっています。RENEW/2023では産地の商品でドリンクが楽しめる「RENEW TRAVEL STAND」が昨年に引き続き登場。産地の商品を手に取りながら、スタッフからおすすめスポットを教えてもらうことができます。RENEWの楽しみ方や回り方を知りたい方にぴったりの場所です。
Column
産地イベントも盛りだくさん!
RENEW当日はユニークな産地イベントが盛りだくさん!打刃物エリアでは、「包丁料理人おいり」と伝統工芸アイドル「さくらいと」によるトークライブを開催!メガネエリアでは、メガネ職人とサックス奏者による視覚×聴覚のアンサンブルコンサートが開催されます。また、和紙エリアでは和紙問屋の「杉原商店」の蔵にて音楽ライブを開催。コンテンツ盛りだくさんな3日間を存分にお楽しみください!

ローカルフードも楽しめる
RENEWの名物、ローカルフード!それぞれの地域に根ざした飲食店もRENEWを構成する大切な要素です。地元民に長年愛される味から特産品を活かした新商品まで、福井の様々な食を楽しむことができますよ。また、うるしの里会館には地元のキッチンカーや屋台が大集合!山うにたこ焼きやさばえドッグ、パフェなど、大人気のローカルフードが盛りだくさん!福井の楽しくて美味しい食を思う存分満喫してくださいね。
RENEWは泊まりが断然面白い!
3日間開催されるRENEWは泊まりが断然おすすめ。ゆっくり滞在していろいろな産地を見て回ると、産地についての理解がさらに深められます。夜に開催されるコンテンツもあるので、産地を夜まで楽しみ尽くしてくださいね。宿泊先はビジネスホテル、ゲストハウス、温泉宿など様々。人気の宿は予約が集中することが予想されるため、早めに予約するといいでしょう。福井に滞在して、RENEWや産地の魅力をどっぷりと体感してみてください。
福井に来たなら!立ち寄りたいスポット
RENEWが開催される越前鯖江エリアはもちろん、福井には魅力的なスポットがたくさん!福井に来たならぜひ立ち寄りたいスポットをいくつか紹介します。
- 福井県立恐竜博物館
-
- 画像提供:<福井県立恐竜博物館提供>恐竜化石の宝庫として全国的にその名が知られている福井県勝山市にある、世界有数の規模の博物館で…
- もっと見る
- 東尋坊
-
- サスペンスドラマの終盤、断崖絶壁の海岸で刑事に追い詰められた犯人が犯行を自供する。。。そんなシーンに見覚えのある方は多いのではな…
- もっと見る
- ESHIKOTO
-
- 福井県内最大の河川・九頭竜川の中流域に位置する永平寺町は清らかな水に恵まれ、かつて松岡地区には17軒もの酒蔵があった酒どころ。その…
- もっと見る
- 一乗谷朝倉氏遺跡博物館
-
- 2022年10月1日、栄華を誇った朝倉氏戦国城下町の全体像や歴史的価値を楽しみながら学べる「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」が開館しました。戦…
- もっと見る
- あわら温泉街
-
- 福井県の代表的な温泉街。明治16年の開湯以来、たくさんのお客様をお迎えしてきたあわら温泉は、「関西の奥座敷」と呼ばれるほど風雅な温…
- もっと見る
- 三方五湖
-
- 三方五湖は、福井県美浜町と若狭町にまたがる三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖は水質や水深が違い…
- もっと見る
ものづくりや産地の魅力に触れる3日間!
コンテンツが盛りだくさんなRENEW/2023。工房見学やワークショップ、トークイベントなど、楽しみ方は無限大!職人の技や想いを見て・知って・体験して、ものづくりや産地の魅力を存分に感じてみてくださいね!
Column
RENEW期間だけでなく、通年でも楽しめる越前鯖江へ。
越前和紙の伝統工芸産地をめぐるものづくり産地ツアーをはじめ、
オリジナルの包丁やメガネづくりを体験できるワークショップなど、
通年で楽しめる観光コンテンツもたくさんご用意!

福井を拠点にローカルライター/グラフィックレコーダーとして活動中。福井県出身。大学進学を機に県外に出て2020年にUターン。地域の面白いヒトやモノを見つけるのが好きです。福井にUターンしたからこそ見える、福井の魅力をお届けします。