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隠れた名所がてんこ盛り!「のんびり巡りたい福井の観光スポット」8選

隠れた名所がてんこ盛り!「のんびり巡りたい福井の観光スポット」8選

歴史深く、スケールの大きな見どころに溢れる福井県。平日に旅すれば、マイペースにのんびりと、魅力的なスポットの数々を巡ることができます。もちろん、福井といえばの「恐竜」の “平日の表情” も楽しんで。今回は、フォトグラファーのしふぉんさんが訪れた、福井の魅力が詰まった8つの観光スポットを紹介します。

禅の心に触れる「曹洞宗大本山永平寺」

鎌倉時代に曹洞宗の開祖、道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場「永平寺」。

皇室からの使者が来た時など限られた時しか開かれない“勅使門”とも呼ばれる「唐門(からもん)」は、石段の脇に杉の大木がそびえ、永平寺を象徴する光景の1つ。

「傘松閣(さんしょうかく)」にある「絵天井の間」とも呼ばれる大広間の天井には、四季折々の花が描かれた、230枚もの花鳥図がはめ込まれていて圧巻です。


撮影ポイント

「伽藍」を繋ぐ回廊にも建築美を感じるポイントがたくさんあるので、撮りたいところを探しながら回ってみて。傘松閣の天井絵は1枚ずつ異なるため、時間をかけて自分の好きな1枚を見つけたり、花の絵の中に5枚だけ動物の絵が隠されているので、それを探したりして撮るのも◎。

実物大の動く恐竜がお出迎え 福井駅「恐竜広場」

2024年には北陸新幹線が開通する、福井県の玄関口「JR福井駅」。西口の「恐竜広場」では、福井に生息していた恐竜「フクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタン」がお出迎えしてくれます。夜にはライトアップされ、鳴き声が響くと迫力満点…!トリックアートの壁画もあり、旅のスタートから恐竜のいる世界を味わえます。


撮影ポイント

首が長いフクイティタンは少し引いて煽り気味に空を入れて大きさがわかるように。フクイサウルスとフクイラプトルはアップで撮影するのがおすすめ。駅に描かれた壁画が背景に入るように撮影すると、恐竜の世界に迷い込んだように写せます。

恐竜について楽しみながら学べる「福井県立恐竜博物館」

「福井県立恐竜博物館」は、国内最大級の恐竜に関する博物館。福井に生息していた恐竜や、海外で眠っていた恐竜の本物の骨格標本、リアルに動く恐竜ロボットに大人も子供もワクワクする空間です。建築家・黒川紀章の代表作とも評されている建物も見どころ。たまご形をした銀色のドームは、ホワイトザウルス付近から撮影できます。


撮影ポイント

恐竜の骨格のように見えることから、人気の撮影スポットにもなっているエスカレーターは、1階から少し煽って撮ると天窓を入れて撮ることができます。人の少ない時間に行けば、空間をひとり占めしているかのような撮影ができるかも。

景色と迫力に圧倒される「ホワイトザウルス」

博物館近くにそびえ立つ、真っ白な恐竜「ホワイトザウルス」。全長17.5mもあり、まるで背景の山から出てきたような、本物の恐竜を想像させる大迫力!現在のホワイトザウルスはクラウドファンディングで作られた2代目。地元の人にも愛されているスポットです。


撮影ポイント

背景の山々や、空とのコントラストが出るように撮ると◎。雪のない季節には芝生が広がり、ホワイトザウルスの下まで寄ることができるので、煽って撮るともっと迫力のある写真に。遠景でトリックアートのように撮影するのもおすすめです。


ホワイトザウルス 基本データ

<住所>福井県勝山市村岡町五本寺

<営業時間>見学自由


行き方・アクセス

<電車>えちぜん鉄道「勝山駅」から、タクシーで約10分

<車>中部縦貫自動車道「勝山IC」から約10分

スケールの大きい「大師山清大寺 越前大仏」

通称「越前大仏」と呼ばれる「大師山清大寺」。実業家・多田清氏が私財を投じて出生の地に建てたお寺です。東京ドーム約5つ分の敷地内には、坐像としては日本一大きい大仏や、日本一高い五重塔、日本庭園など、見どころがたくさん。東大寺大仏殿を模して建てられた大仏殿の壁一面には床から天井までびっしりと仏像が並び、圧巻の光景です。


撮影ポイント

大仏殿の2階から見下ろして撮影すると、より空間の大きさが伝わる写真が撮れます。五重塔は門前町越しに撮ると、背景に五重塔が写り、まるで映画のセットの中のような光景に。

歴史の中にモダンな風情を感じる「武家屋敷旧内山家」

越前大野城の城下町にある「武家屋敷旧内山家」。大正時代に流行した「和と洋を取り入れたテイスト」が見どころです。2階の部屋の天井は「船底型」というドームのような丸い造りで、面白い空間の使い方が楽しめます。冬季限定の絵障子も華やかです。


撮影ポイント

離れの窓から日本庭園を写せば、タイムスリップしたような気分に。和と洋を融合した大正モダンなポイントを見つけて撮るのも◎。冬にだけ登場する絵障子は、真正面からまっすぐに切り取るのがおすすめです。

400年以上の歴史ある「北陸の小京都」越前大野で城下町散策

町並みが碁盤の目状に広がり、「北陸の小京都」と呼ばれている「越前大野城」の城下町。大野市のシンボルともいえる越前大野城は、亀山の上に建っているため、城下町の家々の合間からもその城の姿を拝むことができます。「水の町」としても知られる大野市は地下水が豊富で、町のいたるところに飲み水を汲める湧水地があります。中でも、環境省の名水百選にも選ばれた泉町の「御清水(おしょうず)」は、古くはお殿様のご用水として使われていたという、越前おおのを支えてきた水。城下町を観光がてら立ち寄って、最高の水で水分補給を!

美味しい水と米から造られる日本酒“花垣”に出会う「南部酒造場」

大野市で100年以上酒造りを続けている「南部酒造場」。最初にできたお酒が、満開の桜並木の情景を思わせるような優雅なお酒だったことから「花垣」と命名したそう。豊かな自然環境から生まれる、美味しい湧き水とお米で造られた日本酒です。店内には「花垣」のラインナップがずらりと並び、試飲もできるので、好きな1本を見つけてみて。


南部酒造 基本データ

<住所>福井県大野市元町6-10

<TEL>0779-65-8900

<営業時間>9:00~17:00

<休業日>不定休(12/31~1/5、1月の日曜日は休み)

<駐車場>なし


行き方・アクセス

<電車>JR越美北線「越前大野」から徒歩で約10分

<バス>北京福バス大野線「大野六間」下車、徒歩1分

フォトグラファー しふぉん

Instagram @shiifoncake Twitter @shiifoncake
1997年生まれ、佐賀県出身、東京在住。カメラ歴3年。2018年夏にカメラを始め、現在は“なんでも撮りたくなっちゃう人”として、シティスケープやミニマルフォトをメインに、さまざまなジャンルに挑戦している。一貫して、“誰が見ても気持ちのいい写真”をテーマに、構図や色にこだわった写真を撮る。