ご飯が進んで困るとんとん焼きと、殻までうまい甘海老フライを楽しもう。

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ご飯が進んで困るとんとん焼きと、殻までうまい甘海老フライを楽しもう。

ご飯が進む。

ご飯が進んで進んで困っちゃう。

洋食屋「ブリックハウス」の「とんとん焼き」である

いわゆる豚肉の生姜焼きだか、世のそれより少し甘辛く、ご飯が進んでしまうのだった。

これはオンザライスだろうと、ライスにのせて、かき込んでみた。

いけません。

いささか背徳です。

肉で白いご飯を巻いて食べたら、さらにいけません。

そして忘れてはいけないのが、添えたキャベツである。

甘辛ソースが沁みたキャベツがうまい。

だから、残ったソースを丹念にからめて食べましょう。

もう一つの名物が、「甘エビのフライ」であった。

甘エビをフライにするなんて、なんと大胆な発想でしょう。

運ばれし甘海老フライは、頭と髭を天に向けて背筋を伸ばし、「さあ食べろ」と、迫ってくる。

脇には、オリジナルウースターソースとトマトチリソース、自家製タルタルソースが添えられている。

早速食べてみよう。

オリジナルの品のあるウースターソースもいい。

しかしそのうえにタルタルをつけて食べるのもたまらんのだな。

この甘海老フライは、普通のエビフライとは違う点か、三つある。

お馴染みのエビフライは、 プリッとした食感が魅力だが、甘エビにはない。

ホクッという感じである。

そのすこし弱々しい歯応えが、切なくていい。

次に甘さである。

甘エビだけあり、甘みが濃い。

といっても、穏やかな甘みを膨らます。

最後に、殻がおいしい。

普通のエビフライは殻を食べない。

だが甘エビは殻も香ばしくて、バリバリと噛みしだくと、実においしいのであった。

ただし、つい頭から食べたくなるがたべてはいけない。

ヒゲか口の中に刺さるからである。

尻尾から、美味しく食べよう。

香ばしい殻といたいけな繊細な食感、濃い甘みを楽しもう。

マッキー牧元
(株)味の手帖 取締役編集顧問 タベアルキスト。年間700軒ほど国内外問わず外食し、雑誌、テレビ、ラジオなどで食情報を発信。そのほか虎ノ門横丁プロデュース、食文化講師など実施。日本ガストロノミー協会副会長、日本食文化会議理事。最新刊は「どんな肉でもうまくする。サカエヤ新保吉伸の真実」世界文化社刊。
7年前に小浜地区の仕事を通じて福井の食材の豊かさに惚れこみ、今回の福井各地の美味しいを探す旅のきっかけとなった。

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