【美食福井】若狭湾育ちの「敦賀真鯛」は、脂の乗りと身質の良さが魅力

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【美食福井】若狭湾育ちの「敦賀真鯛」は、脂の乗りと身質の良さが魅力

福井県のブランド魚「敦賀真鯛」は、脂の乗りと弾力のある身質、旨味と甘みが凝縮された味わいが魅力です。

冬の若狭湾の波に揉まれ、栄養豊富な海水で年月をかけてじっくり育てられた美味しさは、天然ものに引けを取らないといわれます。


【生産時期】通年

【産地】敦賀市

【動画】「敦賀真鯛」の美味しい魅力を凝縮

一年中「敦賀真鯛」がほおばれる幸せ

福井県の若狭湾の支湾・敦賀湾は、入江の多いリアス式海岸で奥行きが深く波が穏やかです。

また、間近の山々から栄養豊富なミネラルなどが流れ込むため、さまざまな魚が生息する海の幸の宝庫。

そこで養殖される「敦賀真鯛」は、桜色に輝く魚体とブルーのアイシャドーが特徴。刺身は一口で身質、脂乗り、旨みともに最上質と瞬時に分かる口当たりです。


養殖とは思えないその美味しさは、自然豊かな環境で漁業者が2年間にもわたり丁寧に育てているからこそ。造りにして良し、焼いて良し、煮付けて良しと、日本料理だけでなく西洋料理などの食材としても美味しさを実感できます。

美味しさの秘密は、恵まれた地形と豊かな漁場と時間

「敦賀真鯛」の抜群の身質と脂乗りの良さは、豊かな自然環境と十分な飼育時間から生まれます。

敦賀湾に面している敦賀市西浦地区は、リアス式海岸ならではの穏やかな海と、山々から流れ込むミネラルや微生物が豊富な水に恵まれ、養殖に最適な良港です。

夏場の水温は約30℃、冬場は約10℃と、水温差が激しい環境で敦賀真鯛は育ち、水温が低下すると活動が鈍くなるため、時間をかけて餌を食べゆっくりと成長していきます。


稚魚から成魚になるまでじっくりと育て、出荷するのは約2年後。年月をかけて育んだ敦賀真鯛は、ギュッと身が引き締まった歯応えと歯ざわりの良さ、コクのある味わいが楽しめます。

Column

【おいしい豆知識】

敦賀真鯛の程よい脂の乗りと歯応えの良さは、折り紙つき


敦賀真鯛の美味しさを裏付けるのが、食味試験です。

福井県敦賀市などが行った食味試験では、他県産の天然真鯛や養殖真鯛と食べ比べて、参加者の約8割が敦賀真鯛の旨味を実感したそう。

参加者からは「脂乗りが良い。」「甘みがあり、歯応えがしっかりしている。」と評価されており、その美味しさは間違いありません。

【おいしい豆知識】

独自ブレンドの餌で育まれる抜群の味わい

敦賀真鯛の養殖が始まったのは、1975年頃。

中村英樹さん・翔也さん親子は、岸から約200メートルの海上に浮かぶ生簀で敦賀真鯛を飼育。6月頃に約8cmの稚魚から飼育が始まり、出荷に適した重さ約1.5kg、大きさ約50cm前後の成魚に育て上げます。


日々「健康状態に問題はないか」「水質はきれいか」など細やかな配慮は不可欠で、餌の品質や量を管理し、身質や太り具合にも注意を払います。

魚粉を主成分に、発色を良くするカニ殻やエビ殻などを独自にブレンドした栄養価の高い餌を与えており、身の締まり、魚体の赤さ、脂の乗り具合がとても良い状態に仕上がります。

じっくり、ゆっくり、のびのびと育てて最高の真鯛に

敦賀真鯛は天然真鯛の成育環境に近づけるため、適正な収容密度を保っています。

生簀の大きさは、縦と横、深さがそれぞれ約6m、1基で育てる数は1,000匹以内に制限し、魚同士が接触しないようにすることで、尾ヒレに傷がつかず、鱗飛びがでないよう防ぎます。

広々とした生簀でのびのびと泳ぎ回れるため、運動量が多く筋肉がよく発達し、身が締まり弾力がある敦賀真鯛に成長します。


水揚げされた敦賀真鯛のほとんどは、鮮度抜群の活魚のまま出荷されます。漁業者たちの手間と愛情によって育てられた敦賀真鯛を一度食べたら、味わいと食感にきっと驚くことでしょう。

Column

【おいしい豆知識】

まるで輝く海の赤い宝石。日焼け対策と独自の餌で美しい見栄えに


味だけではなく、見た目の美しさも追求している敦賀真鯛。鮮やかな赤色の体表は、漁業者の努力と工夫の賜物です。

真鯛の日焼けを防ぐため、養殖場の生簀には常に遮光シートを被せる細やかな配慮が欠かせません。

また、赤く色づかせるため、餌にアスタキサンチンという赤い色素を持つカニ殻を配合し、キラキラと輝く美しい体色を実現しています。

【おいしい豆知識】

「敦賀真鯛」を食べられるお店の紹介

【美食福井とは】

福井県には、豊かな自然と生産者のこだわりが育む美味があふれています。

「美食福井」とは、それら海、山、里のプレミアムな食材24品目の魅力を余すところなく紹介する特設サイトです。