6月が見頃の紫陽花!梅雨期に鮮やかに咲く紫陽花スポット5選
福井市の市の花である紫陽花(あじさい)。品種によって咲く時期は異なりますが、5月~7月に開花し、6月上旬~7月上旬の梅雨の時期に見ごろを迎えます。
じめじめした梅雨の時期には色鮮やかに咲く紫陽花を見て、晴れやかな気持ちになりましょう!福井市の紫陽花スポットをご紹介します♪
足羽山公園(アジサイロード)
足羽山公園内にある、毛矢黒龍神社から足羽神社を結ぶ山道にはたくさんの紫陽花が咲いており、通称「アジサイロード」と呼ばれています。約600mの山道では、車でドライブしながら車内から紫陽花を楽しむのはもちろん、徒歩でゆっくり観察しながら登って楽しむこともできます。
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紫陽花の花の色が違う理由は?
紫陽花には青色、赤色、紫色など色とりどりに咲き、これは土の性質に影響します。酸性の土壌では青みのある紫陽花が、アルカリ性の土壌では赤みのある紫陽花が咲きます。しばしば見かける白色の紫陽花は土壌から影響を受けているわけではなく、花に色素がなかったり日当たりが良くないなどの理由によってうまく発色しなかったりするようです。
- 足羽山公園周辺の観光スポット①足羽山公園
- 標高116.4mの足羽山には福井の礎を築いた継体天皇像や、十数基にもおよぶ古墳群、愛宕坂にある橘曙覧記念文学館、愛宕坂茶道美術館、自然史博物館などがあり、初夏には市花のアジサイが咲き誇ります。また、園内にはフィールドアスレチックとカピバラなどの新しい仲間が暮らしているミニ動物園を備えた足羽山公園遊園地などがあります。
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- 足羽山公園周辺の観光スポット②毛谷黒龍神社
- 九頭竜川の守護神として、国土安隠、万民守護のため創建された神社。
日本古来の四大明神の一つといわれ、越前松平家の祈願所でもある。
強い力で邪気を払い、ネガティブな気持ちを取り去るパワースポットとして人気。 - もっと見る
足羽神社
アジサイロードを登った先には、足羽神社があります。鳥居のまわりの紫陽花がとてもきれいに咲きます。境内にある手水舎(ちょうずや・身を清める洗い水)には、紫陽花の時期になるときれいに咲く紫陽花が敷き詰められていて美しく、写真映え間違いなし!
春の桜の時期には、しだれ桜も美しく咲きます。
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福井駅から足羽神社へは、電動アシスト付き自転車の「ふくチャリ」で!
アジサイロードや足羽神社のある足羽山までは、福井駅から徒歩25分(約1.6㎞)。お天気がいい日は「ふくチャリ」を使って、足羽山やその周辺のスポットを気軽に巡ってみてはいかがでしょうか。
貸し借りができるポートは市内にたくさんあるからとても便利!
利用料は30分110円、1日上限2,200円。月額料金は1,650円。
狐川/紫陽花の並木道
大安禅寺
大安禅寺に向かうまでの参道には、青々とした木々と紫陽花が美しく咲いています。山深い場所ではないにもかかわらず、大きな杉の木がお出迎えしてくれたり山道の脇には小さな滝のようにも見える小川があったり、山の美しさも紫陽花と共に楽しむことができますよ。
山道を上がると歴代の福井藩主の菩提寺として知られる「大安禅寺」があります。駐車場では大きな株の紫陽花が水車の上で、受付に行くまでの道では色とりどりの紫陽花がお出迎えをしてくれます。受付を終えて庭園の方に進むと、真ん中にバラ園※がありその周りには他の場所では見ることができないほど大きな紫陽花が咲いていて、見ごたえ抜群です。
※バラは時期が異なります。
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歴代福井藩主の菩提寺「大安禅寺」
万治元年(1658)に第4代福井藩主・松平光通が、当時の高僧・大愚禅師に帰依して建てた臨済宗妙心寺派の寺で、歴代福井藩主の菩提寺として知られ、現在も、当時そのままの姿をとどめています。数百点にもおよぶ文化財が保存され、本堂裏には門に葵の紋を配し、笏谷石1,360枚の石畳みと高さ3mを超す墓石がズラリと並ぶ”千畳敷”と呼ばれる、歴代福井藩主が眠る松平家の墓所があります。
下市山ミルキングコース
標高260mの下市山(しもいちやま)のミルキングコース入口では、小さなお花が咲く紫陽花を楽しむことができます。
養浩館庭園
養浩館の庭園一角にガクアジサイが咲いています。庭園の青々とした木々と一緒に楽しんでくださいね。
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福井藩主松平家の別邸 国指定名勝「養浩館庭園」
養浩館は福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と称されていました。庭と密接な関連の基に建造された池の周囲の書院建築の数々と、広大清澄な園池を主体とした回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)は江戸中期を代表する名園の一つとして広く知られていました。
福井大空襲で建造物が焼失しましたが、昭和57年に国の名勝に指定されたことが契機となって、文政6年の「御泉水指図」により近年、整備が行われました。現在では、建造物・池だけでなく玉砂利・石組・樹木も四季折々に風趣が漂い、庭園の趣を楽しめます。
- 養浩館庭園周辺の観光スポット①福井城址
- 福井城は、徳川家康の次男・初代福井藩主・結城秀康が慶長11年(1606)に築城し、約270年間17代にわたり越前松平家の繁栄の舞台となった名城。築城当時は高さ37m・四層五階の雄大な天守閣が建っていましたが、大火で焼失。現在では石垣と堀の一部だけが残るのみですが、広大な堀の姿からも、当時の規模をうかがい知ることができます。また、福井の名の起こりとなったという「福の井」と呼ばれる井戸跡が天守台下にあります。
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- 養浩館庭園周辺の観光スポット②福井市立郷土歴史博物館
- 福井藩主であった松平家の資料を中心に、城下町の暮らしぶりや戦災、震災などの資料を常設展示しています。福井城本丸や九十九橋の復元模型やCGを使った展示なども見どころです。さらに、江戸時代の衣服や道具を体験できる「へんしん越前屋」では江戸時代の衣服や道具を体験することもでき、楽しみながら歴史を学ぶことができます。
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- 養浩館庭園周辺の観光スポット③佐佳枝廼社
- 福井市中心地にあり、寛永5年(1628年)、福井城内に鎮守として東照宮(徳川家康)を祀ったことに始まります。明治6年(1873年)に福井藩祖である松平秀康の偉業を称え祀るにあたり、松平春獄公が「福井が栄えるように」という願いを込めて「佐佳枝廼社(さかえのやしろ)」と命名されました。その後、戦災や福井地震によって焼失してしまいましたが、京都市下鴨にある三井家祖霊社を譲り受け、昭和24年(1949年)に移築移転し拝殿としました。
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