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グルメや恋のパワースポットなど見どころ多数! 天空の楽園「レインボーライン山頂公園」を360°楽しみ尽くそう

グルメや恋のパワースポットなど見どころ多数! 天空の楽園「レインボーライン山頂公園」を360°楽しみ尽くそう

福井県美浜町と若狭町にまたがって位置する三方五湖は、5つの湖の水面の色が異なることから、「五色の湖」とも呼ばれます。そんな湖を眼下に見下ろすレインボーライン山頂公園は、360°絶景に囲まれた大パノラマが楽しめる人気スポットです。ここでは、そんなレインボーライン山頂公園、およびその周辺の楽しみ方をご紹介します。


5つの湖が織りなす青のグラデーション

三方五湖とは、久々子湖(くぐし)、日向湖(ひるが)、三方湖、水月湖、菅湖(すが)の5つの湖の総称です。写真は三方五湖の一部ですが、低い山々の谷間に5つの湖がちりばめられたように並んでいます。しかしこれだけ近くにありながら、三方五湖はそれぞれ水質(塩分濃度)や水深などが異なるのが面白いところ。そのため、湖面の青色がグラデーションのように少しずつ異なるのです。このことから、三方五湖は「五色の湖」とも呼ばれています。


レインボーライン山頂公園へ

レインボーライン山頂公園は、そんな三方五湖を「上から」楽しめるスポット。公園があるのは、舞鶴若狭自動車道若狭美浜ICから車でおよそ20分、三方五湖と日本海の間に聳える梅丈岳(ばいじょうだけ)の山頂です。お車でお越しの際は、県道三方五湖レインボーライン線(夜間は通行止め)を登り、山頂公園第一駐車場(有料)を目指してください。駐車場に到着したら、まずは正面にある「チケットカウンター&インフォメーションセンター」で山頂公園券の購入。山頂へはケーブルカーまたはリフトで登ります。

 


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ケーブルカー?リフト? どっちにするか迷っちゃう!

山頂への移動はケーブルカーもしくはリフトから選べます。日本海を見下ろすリフトは、カラフルな可愛らしい見た目とは裏腹にスリル満点!天気が悪い日なら、屋根のあるケーブルカーがおすすめです。ケーブルカーの中にはハート型の吊り革があるので、「幸せをキャッチ」してくださいね。

ケーブルカー?リフト? どっちにするか迷っちゃう!
ケーブルカー乗り場の隣にいる大きなたぬきが気になります。彼らはこの地域に伝わる民話に登場する「かっちゃん」とその家族なんですって。一緒に写真を撮ってもらいました。

どこもかしこも絶景!大パノラマビューに釘づけ

山頂に到着すると、あちらもこちらも青色ばかり。実はレインボーラインの「レインボー」は、「七色の青」に由来するのだとか。三方五湖の5つの青だけでなく、日本海と空の青色も合わせて7つの青ということで、まさに青い絶景に囲まれた状態。360度すべてが絶景とはなんて贅沢なのでしょう。美しい景色を前に思わず笑みがこぼれます。


リフト降り場すぐに設置されている「レインボーの傘」は山頂公園の人気アイテム。自由にご利用いただけます。日差しや急な雨対策にはもちろん、写真撮影にも大活躍。ぜひ持ち歩いて散策してみてください。


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大切な人と訪れたい恋のパワースポット

園内を散策していると、「幸せの鐘」を見つけました。実は山頂公園は、恋のパワースポットとしても有名。鐘のすぐ近くには、「和合神社」という全国的にも珍しい一社両拝、つまり前後両側から向かい合うようにして参拝ができる神社があります。2人揃って和合神社にお参りした後に、2人で一緒に鐘を1回鳴らすとよりご利益があるのだとか…!? 


大切な人と訪れたい恋のパワースポット

楽しみ方いろいろ! おしゃれなテラスで小休憩

たくさん歩いたら「三方五湖に浮かぶ天空のテラス」をコンセプトにした5つのテラスで休憩しましょう。大きなソファでくつろげる「五湖テラス」や、日本海の水平線が美しい「中央テラス」のほか、「若狭テラス」では、願いを書いたかわらけ(天日で乾燥させたお皿)を湖の方に向かって投げる「かわらけ投げ」に挑戦!特におすすめしたいのが「美浜テラス」。5つのテラスの中で唯一、ここからは三方五湖の5つの湖すべてを見られます。そして目の前に広がる絶景の下には、なんと「足湯」! 美しい景色と温かい足湯に旅の疲れが癒やされていきます。

 


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春と秋は600株のバラに囲まれてパチリ

中央テラス付近には、ローズガーデンがあり、約110種600株のバラが咲き誇ります。しかし、気象条件が厳しい梅丈岳の山頂でバラを育てるのは実はとっても大変。スタッフの地道な努力が実を結び、いまでは毎年春と秋の年に2回バラが咲くようになったのだとか。取材に訪れた11月の初旬はちょうどバラのシーズン。日本海を背景にバラに囲まれるという贅沢なシチュエーションで写真撮影を楽しめました。バラの見頃は春:5/20~6/20頃、秋:10/20~11/20頃が目安。山頂公園のHPで随時ローズガーデンの状況を確認いただけます。


春と秋は600株のバラに囲まれてパチリ
足湯の近くには、タオルやストッキングの上からでもお湯につかれるカバーも用意(各有料)されていました! 手ぶらでふらっと立ち寄っても大丈夫ですよ。

全部食べたい! 地元食材を味わえる山頂公園グルメ

山頂公園に来たならグルメも欠かせません。山頂に2つ、第一駐車場に1つと合計3つの食事スポットがあります。すべてのメニューがテイクアウトOKなので、テラスで絶景とともにお楽しみください。


第一駐車場のレストラン&カフェ「RAINBOW」では、3面ガラス張りの店内で眺望とともに若狭牛や美浜トマト、へしこなどの地元食材を使ったピザが人気。季節によって具や内容が変わるので、何度訪れても新しい若狭のグルメに出会えるかもしれません。レストランなら屋内でゆったり食事を楽しめるので雨風の日も安心です。


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オリジナル商品も多数。こだわりセレクトのお土産ショップ

お土産もお忘れなく! 山麓にある「レインボーショップにじいろ」の店内には、若狭・美浜の定番土産をはじめ、人気のレインボー傘や、種類豊富なカップルキーチェーン、嶺南ではここでしか買えない人気アニメコラボの越前和紙などがずらり。「多世代のスタッフ全員が試して本当に良いと思ったもの」と店長にこだわりを教えていだだきました。地元民のお墨付アイテムだけが並ぶということで、これは信頼できそう。バラのシーズン限定のローズコーナーも一見の価値あり。レインボーカラーの御朱印帳や、山頂公園限定パッケージの羽二重餅もおすすめです。

オリジナル商品も多数。こだわりセレクトのお土産ショップ

三方五湖の絶景を堪能した後は…。

自然が作り上げた神秘の湖・三方五湖の楽しみ方は絶景だけにとどまりません。ラムサール条約登録湿地であり、世界的な発見された場所であり、伝統的な漁法があり…と、深堀すればするほどその魅力や楽しみ方が尽きないことがわかります。三方五湖の魅力を見て、知った後には、もっとアクティブな楽しみ方もおすすめ。湖畔をぐるりと一周するゴコイチサイクリングや、カヤックにレイククルーズなどの楽しいアクティビティもたくさんあります。新たな三方五湖の魅力に出会ってみては?


あそぼーや
あそぼーや
カヤック、サイクリングをメインに、若狭三方五湖エリアで自然体験ツアーの企画運営をしている。カヤックを漕いで水面を進む楽しさはもちろんのこと、カヤックだから行ける場所、見える景色を満喫しよう。
あそぼーや
ゴコイチサイクリング
ゴコイチサイクリング
ゴコイチ(三方五湖一周)は、関西や中京圏からは日帰りでも楽しめる手軽なサイクリングルート。コースは約33km、所要時間およそ4時間。高低差も少なく、湖ごとに変化する景色も楽しめるので、サイクリング初心者にもおすすめ。
ゴコイチサイクリング
若狭町観光船レイククルーズ
若狭町観光船レイククルーズ
三方五湖の水月湖(すいげつこ)、菅湖(すがこ)を遊覧する若狭町の観光船レイククルーズ。2湖約40分のクルーズ中は、船内で食事をしたり、オープンデッキでバードウォッチングをしたりと、楽しみ方はいろいろ。
レイククルーズ

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こるぱ/園芸LABOの丘

レインボーライン山頂公園第一駐車場から車で若狭美浜IC方面に11分。「園芸LABOの丘」では、学ぶ・作る・食べるの実体験を通して、楽しみながら園芸の理解を深められます。施設内では福井県でここにしかない「巨木トマト」や季節の花々の見学のほか、施設内で採れた作物を使った体験(有料・要予約)も楽しめます。隣接する「美浜町健康楽膳拠点施設こるぱ」では、レストランや直売所で地元の食文化に触れられます。食による健康づくりをテーマとしたレストランは、旬の野菜や果物を使った料理などが楽しめるほか、直売所では「くぼ丸なす」などの地元の野菜や、へしこやお米、トマト、ブドウなどの特産品なども購入いただけます。

こるぱ/園芸LABOの丘

ほかにもココがおすすめ!三方五湖周辺の観光スポット

三方五湖周辺はまだまだ見どころがたくさん!日本初のブライダルファッション・ミュージアム「YUMI KATSURA MUSEUM(ユミカツラミュージアム)」や、水月湖の湖底に堆積していた年縞を展示する「福井県年縞博物館」など、若狭美浜エリアでしか見られない・体験できないことが満載です。各スポットの詳細は下記のリンクからご覧ください。


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実証実験中!「ゴコイチバス」が期間限定で運行しているかも?

三方五湖周辺の観光施設をぐるっと回れる便利な路線バスが運航しているかも!?。「ゴコイチバス」は、北陸新幹線敦賀開業に向けた移動手段の実証実験として、現在は期間限定での運行中。2022年は9月中頃〜12月上旬の運行でした。バスの運行に合わせてお得なキャンペーンもあるかも。実施期間や詳細はゴコイチバスで検索して情報をキャッチしてくださいね!


実証実験中!「ゴコイチバス」が期間限定で運行しているかも?
にしやま あやか
創意工夫に溢れる福井県の人々の生き方に憧れ、コロナ禍で東京から移住。現在は敦賀市の地域おこし協力隊としての活動をするかたわら、県内外のメディアでフリーライターとしても活動中。