水戸烈士記念館(旧鯡蔵)

現在、移築工事のため見学することができません。詳しくは下記をご覧ください。

水戸烈士記念館(旧鯡蔵)移築工事に伴うお知らせ 敦賀市-Tsuruga City- 

元治2年(1865)1月29日に敦賀で降伏した水戸天狗党823名を収容した荷蔵16棟の内の1棟です。

 追討軍に参加していた加賀藩に降伏した水戸天狗党は敦賀の本勝寺、本妙寺、長遠寺に預けられ、丁重な扱いを受けます。しかし、加賀藩から幕府に身柄が引き渡されると扱いは一変し、この荷蔵に押し込められることになりました。

この時の様子について、加賀藩の記録などでは、窓はすべて板で塞がれ、入り口には小さな器が出し入れできる程度の隙間しか開いていなかったとされています。また、蔵の内部は、筵と中央に便所桶が置かれていただけの劣悪な環境であったようです。また、浪士たちの食事は1日に握飯1つとぬるま湯が2度与えられるだけであったと伝えられています。

 船町(現敦賀市蓬莱町)に所在した荷蔵16棟は戦後、敦賀港修築工事で撤去が計画されていましたが、保存を希望する地域住民の運動を受け、昭和29年(1954)に「水戸烈士記念館」として松原神社境内に移築されました。令和2年11月6日に、有形文化財(建造物)として敦賀市指定文化財の指定を受けています。

 また、別の1棟は水戸市の回天神社境内に移築されて現存しています。

基本情報

住所
福井県敦賀市松原町2

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