越前がにを食べるなら、やっぱり聖地「越前町」で!「越前温泉 平成」で味わう海音と神業のフルコース蟹ランチ
本物の越前がには、宿泊しないと味わえないという常識をくつがえすのが、聖地・「越前温泉 平成」の「日帰りランチ」。宿泊者と同じ極上の「黄色いタグつき越前ガニ」を、リーズナブルな価格で楽しめます。実際に体験して、良かった点や、おすすめの過ごし方もレポートします。

桜子
福井観光おもてなしガイド認定。お蕎麦と日本酒好き。
福井の食、人、コトをご紹介していきたいです。

「越前町」が、越前がにの聖地と呼ばれる5つの理由
今回の旅の目的地は、越前がにの聖地と呼ばれる越前町。なぜ私が、福井県の数あるカニポイントから越前町の宿を選んだのか、その魅力を5つのポイントでご紹介します。
1.【福井県ナンバーワンの水揚げ量】
越前町は県全体の水揚げ量で県内トップを誇ります。2024年度は、漁獲高522トンのうち、県内各地の港のなかで、越前町の漁港が約80%を占めています。
2.【カニ漁船の数は福井県最多】
県内のカニ漁船の半数が、越前町に集結しています。多くの漁師たちが、技を競い合い、最高の一杯を届けてくれる、カニへの情熱がいちばん熱い街なんです。
3.【黄色いタグ発祥の地】
越前がにのブランドタグでもある黄色の識別タグ。今では、全国のカニでも定番となっていますが、実は最初に取り入れたのは越前町。この、ブランドを守り抜く誇りが黄色のタグに込められています。
4.【漁場が近い!!】
越前町の海岸線は急に深くなり。港からわずか1~2時間で漁場に到着します。日帰りで漁獲され、船の海水の水槽に入れて港に戻り、生きたままセリにかけられるのです。こうして、他では味わえない甘みと濃厚なカニ味噌を、新鮮なまま届けることができるのです。
5.【守り育てる未来の海へ】
捕獲ばかりではありません。カニが産卵しやすく、生息しやすい環境への取り組みや、禁漁期間の「越前網」という網で、越前ガニであるズワイガニが掛かっても、逃がすことができる改良網を使っています。
そんな越前がにの本場で、越前がにのフルコースランチ三昧をレポートします。
【越前がにフルコースランチ】風光明媚な越前海岸へのドライブ道中は、すでに最高の「前菜」
いよいよ、待ちに待った「越前がにの聖地」でのランチタイム。まだ市内は雪がいっぱいでしたが、山あいのトンネルを抜けて越前町に近づくにつれ、雪が忽然と消えている!車窓から見る日本海の「越前ブルー」の海は、そこはかとなく春の香りです。福井市内から1時間ほど車を走らせ、越前海岸 越前南部旅館「越前温泉 平成」に到着しました。経営企画室の溝口さんのお話では「平成」は、越前がにの取り扱い量が北陸でナンバーワンとのこと。なので、良品を手ごろな価格で提供できるそうなのです。
「越前温泉 平成」で、日本海の轟きを聴きながらタグつき越前がにに溺れる贅沢
波打ち際に建つ絶好のロケーション。バルコニーのすぐ外は、日本海の荒波!!絶景を楽しみ、岩肌に砕ける、どこか心地よい波音のとどろきをライブに、この海で生まれ育った、獲れ立ての恵みを味わえるのは、現地ならではの最高の体験ですね。
感動のタグつき越前若がににご対面!地元越前の味のフルコースを気軽に
今回は、「タグつき若がに(約300g)越前がにお試しコース」(18,700円)を注文しました。(通常は二人から可能)。本物の越前がにをこの価格でフルコースで客室温泉付きで(驚)・・・これはもう、聖地に行くっきゃないのです!!
では、フルコースの豪華なラインナップをご紹介します。
【かに刺し】鮮度抜群の越前がにを提供できる越前町、「平成」だからこそできるお刺身の蟹のとろける甘さは特別です。
【焼きガニ】熱を加えることで、カニの旨味が凝縮された旨味の爆弾に襲われます。
【地元名品!カレイの煮つけ】カニの中に、さりげなく混じり込んだ伏兵「カレイ」。越前海岸名物「カレイ」の煮つけを、ひとくち食べた瞬間、衝撃が走りました。「う・・・うまい」。肉厚なカレイはほっこりと柔らかく、身離れも良く、口の中でほろりとほどける「平成」秘伝の甘辛い煮汁。かむほどに、越前の海の旨味と豊かさが流れ出します。カニだけではない!越前の海を知り尽くした宿だからこそ出せる、主役を食うほどの存在感です。
【ちらし寿司】蒸し蟹を贅沢にのせた「ちらし寿司」。酢飯の酸味と一体になり、口のなかで優しく溶けていきます。
【究極の中休み、茶碗蒸し】
ふたをあけた瞬間、優しい三つ葉の香りとプルプルの卵。大きなエビやカニも入った、上品な味付けです。温かい出汁が、じんわりと身体にしみこみます。
仲居さんの「神業」を目前で!美しく、余すところなく、美味しく。
目の前に鎮座するキュートな若い「タグつき越前がに」を眺めながら、越前がにのあれこれを楽しんでまいりました。さあ、いよいよ真打、王道の茹でガニです。この越前がにをどうやって食べようかなと思っていた矢先、絶妙なタイミングで、すっとふすまが開き、仲居さんが登場されました。
「・・・よろしければ、お剥きしましょうか?」
お言葉に甘えてお願いすると、驚くべき「越前がにの解体ショー」が幕をあけました。
【驚くべきプロの手順は魔法のように】専用の蟹ばさみで、流れるようにスッと脚を切り離し、殻を魔法のようにするりと身を引き抜きます。カニ爪だけではなく、素人ならあきらめてしまうような、細い足一本に至るまで、余すところなく丁寧に美しい切れ目を入れてくださいます。
【美味しい食べ方も伝授】カニの足からふっくらとした身は全て取り出さずにむいてくれます。そうなんです。カニの美味しさって、半分は殻からすっと白い身を取り出す瞬間にあるのですよね。最後の美味しい部分を任せてくださるなんて、さすがカニ通の「越前温泉 平成」です。食べやすく、小さな身にも驚くほど身が詰まっていて、次々に堪能できました。カニを美味しく茹でるのも、職人技なんですね。みずみずしく、旨味が凝縮されて、本当に美味しかったです。
背徳の味「越前カニ味噌」の最高に美味しい食べ方
オスのズワイガニである「越前がに」の魅力は、「カニ味噌」の濃厚さも外せません。剝きたてのカニの脚を、濃厚なカニ味噌にダイブ!贅沢なカニ味噌ディップです。至高の味噌和え。取材なので、今回はお酒はいただきませんでしたが、ここに日本酒を入れて「甲羅酒」で楽しむのも、越前ガニの食べ方の醍醐味ですね。プロの技で越前がにという「海の恵み」を「感動」体験に変えてくれました。
旨味の感動のフィナーレは「カニ鍋」と「雑炊」
仲居さんが、「カニ鍋」に火をつけてくださって、カニのエキスがしみこんだお出汁がふつふつと沸き、野菜とカニの身が踊ります。熱々のお出汁と、旨味が凝縮された「カニ雑炊」も、心と身体をふんわりと温めてくれます。越前がにフルコースランチのラインナップのなかでは、若ガニ「300g」というコースを選びましたが、お腹もいっぱいになり、心地よい時間が流れます。
そして福井のソウルフード「おろし蕎麦」の心にくい演出。最後に、さっと締めると、ぴりりと辛い大根が、さっぱり口の中を引き締めます。14時までは、ゆっくりお部屋を使えるので、波音を子守歌に、こてんと横になってしまいたい・・・。それが許されるのも、畳の個室のお部屋という贅沢さですね。
温泉付き!日帰りで味わえる「宿泊」のくつろぎ
大浴場は3年前にリニューアル。女性の浴室は、額縁のように目前の越前ブルーにひたれる露天風呂。男性の浴室にはサウナが導入されています。
【番外編】特別室とロイヤルルーム
屋外のバレルサウナのついた離れのロイヤルルーム「海と風」と、バリアフリーで客室に半露天風呂のついた「特室 波の香り」というお部屋もあり、100平米もある広いお部屋で、ベッドルーム、畳のお部屋も備えられ、大人数の家族でもゆっくりとくつろげます。
旅の終わりには「道の駅」で、聖地を連れて帰って!
旅の最後は、大切な寄り道「道の駅越前」へ!直売所に並ぶのは、越前がにはもちろん、越前海岸の断崖で潮風に耐えて咲いた凛とした水仙の花束や、地元産のカレイの真空パック、福井の誇るスローフード「へしこ」、メスのズワイガニであるセイコガニのグラタン(冷凍)など、よりどりみどり。ぜひ、立ち寄ってみてください。
いかがでしたか?福井の宝物である「越前がに」。まちなかで食べる越前ガニも至福ですが、聖地「越前町」で味わってみてください。宿泊しなくても、お昼に、宿のあたたかなおもてなしのなか、比較的、手ごろな値段で「越前がに」を味わえる「越前温泉 平成」のプラン、ぜひおすすめしたいです。
※提供期間は11月~3月末。詳細は宿へお問い合せ下さい。






















































