千年以上受け継がれる、福井・手仕事巡礼の旅【1泊2日】
- 所要時間
- 1泊2日
- 交通手段
- 車

このコースの概要
- 越前たけふ駅
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- 福井県陶芸館
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- 十割蕎麦 だいこん舎
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- 越前和紙の里
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- SUKU
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- 錦古里漆器店
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- SAVA!STORE
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- うるしの里会館
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- 椀椀
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- タケフナイフビレッジ
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- 越前そばの里
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- 越前たけふ駅
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福井の地では、千年以上にわたって紡がれてきた「手の文化」が、いま、次の千年へと動き出しています。
この旅では、手を動かすことで五感を解き、工房で職人と出会うことで感性を再起動。
和紙をすき、漆を施し、包丁を手に取る…そんな体験が、「千年文化を未来へ」つなぐ瞬間になります。
伝統と革新が寄り添う福井のものづくりの現場。
訪れた先々に、あなたの感性が少しずつ開いていく、そんな1泊2日のものづくりの旅です。
越前たけふ駅
福井県越前市に2024年3月16日開業した、北陸新幹線の駅。駅舎のデザインコンセプトは「伝統・文化を未来につなぐシンボル」とされ、駅外壁には約11,000枚の越前瓦が用いられ、外観は飛翔するコウノトリをモチーフにしています。

福井県陶芸館
日本六古窯の1つに数えられる越前焼の振興を目的として、昭和46年(1971)に開館。越前焼の歴史の解説や現在の越前焼の展示販売、窯元実演などを行っています。陶芸教室では、オリジナルの越前焼をつくることもできます。
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★福井県陶芸館で開催しているイベントはこちらから

十割蕎麦 だいこん舎
越前焼の里・越前陶芸村の静かな一角に佇む「十割蕎麦 だいこん舎」。福井県産の在来種玄蕎麦を100%、石臼で自家製粉し、つなぎを使わず打ち上げた十割蕎麦が味わえます。陶芸館の駐車場からほど近く、越前焼の器に盛られて出される麺は、風味の豊かさとともに、地域文化と手仕事の融合を感じさせます。立ち寄りやランチにもおすすめの名店です。

越前和紙の里
越前市は、高級手すき和紙の産地として日本一のシェアを誇ります。特に、越前和紙の里として知られる不老(おいず)、大滝、岩本、新在家(しんざいけ)、定友の五つの集落は、総称して五箇(ごか)地区と呼ばれ、和紙業者が軒を並べています。また、この地区には越前和紙の関係資料を数多く展示した「紙の文化博物館」や、紙すきが体験できる「パピルス館」などもあって和紙の里にふさわしい風情を醸し出しています。

SUKU
越前和紙の産地・福井県越前市今立に誕生する「SUKU」。客室はわずか3室、それぞれ「楮」「三椏」「雁皮」と名された和紙の原料から命名し、越前和紙職人16名の紙を壁紙・障子・提灯に惜しみなく用いて、伝統×革新の空間を創出しています。食は地元食材を使った創作フレンチを越前漆器・越前焼で提供。産地に「泊まる」ことで、紙漉き体験や職人の工房訪問などが楽しめる、和紙文化を体感できる宿です。

錦古里漆器店
福井県鯖江市・河和田地区で100年以上もの歴史を紡ぐ老舗漆器店。
伝統の「うるし塗り」を守りつつ、2019年からはショップ併設工房で誰でも塗りの工程を間近で見学・体験できるようになりました。
業務用の角盆や重箱から、現代の暮らしに馴染む漆器へと技を進化させ、塗りの繊細さに込められた職人の魂が宿ります。
ワークショップで自ら漆を塗る体験も人気。暮らしの中に伝統の手仕事を取り入れたい方におすすめの工房です。

SAVA!STORE
福井県鯖江市・河和田の工芸町に佇むセレクトショップ「SAVA!STORE」。越前漆器・越前和紙・眼鏡フレームなど、福井のものづくりが生んだ“アップデート工芸品”を約200種以上セレクトし、デザイン性と物語性を備えたアイテムを全国に発信しています。
作り手の背景や素材の特性を丁寧に伝えることで、ただの“お土産”ではなく、日常に寄り添う“暮らしの道具”として工芸を体感できる場。
旅の合間にふっと立ち寄りたくなる、感性に触れるショップです。

うるしの里会館
1500年の歴史をもつ越前漆器の歴史にふれる
優雅さと堅牢さを兼ね備えた「越前漆器」は1500年以上の歴史を有し、国の伝統的工芸品の指定を受けています。
うるしの里会館では漆器の歴史や製造工程などが見学できます。ショップ内で展示・販売している商品は1,000種類以上あり、産地価格でお安くお買い求めいただけます。また、隣接する職人工房では、伝統工芸士による実演が行われており、作業風景を眼前で見学することができます。その他にも産地ならではのワークショップがあり、絵付け・沈金・拭き漆の体験ができます。(要予約)

椀椀
「うるしの里会館」内にある「椀椀(わんわん)」は、地元のおばちゃんたちが、地場産の食材を使用した体に優しいお料理を提供しています。料理の器はもちろんのこと、テーブルまで地元の越前漆器を使用しています。
普段は喫茶と軽食の営業ですが、事前予約をすると滋味深い郷土料理をいただくこともできます。なかでもさまざまな料理に使われているのが、「山うに」。河和田地区で300年以上食べられてきた伝統薬味で、見た目が「うに」のようであるところから、「山うに」と呼ばれています。完熟した柚子と赤なんば(赤万願寺唐辛子)、塩、鷹の爪を、丁寧にすり鉢で練り上げた薬味は、さわやかなゆずの風味が香り、あとからくるピリッと辛さが心地よく、お土産にも人気です。

タケフナイフビレッジ
作業風景を見学できる越前打刃物の共同工房
タケフナイフビレッジには、14社の刃物会社で運営する「共同工房」があり、それぞれの職人が自社製品を作る様子を見学することができます。火花が飛び交う鍛造の光景は、ものづくりの迫力を間近で感じられます。
各社の商品はもちろん、タケフナイフビレッジオリジナルの商品も職人たちが力を合わせて製作。会社の垣根を超えたチームワークも、この場所ならではの魅力です。
体験教室も人気で、個人向けの「包丁教室」では、材料を熱して鍛え、柄をつけて仕上げるまで、ほぼすべての工程を体験可能。現役の職人が丁寧に教えてくれるので安心です。作った包丁はその日に持ち帰ることができるので、自分だけの特別な一本が旅の思い出になりますよ。
【工場見学】
共同工房内には作業風景を一望出来るスロープがございます。ご自由にご見学ください。
土日は工房で働く職人が少なくなることから、平日の見学がおすすめです。
料金:無料
時間:9時~17時
【包丁教室】
①両刃包丁教室
材料を熱してハンマーで鍛造する所から、焼入れ・研ぎ・名入れ・柄付けまで、ほぼ全ての工程を体験できます。
対象年齢:18歳以上
所要時間:6時間
開始時間:9時30分~
体験金額:20,000円(予約時に補償金として5,000円の支払い)
予約受付:こちらからご予約下さい(1週間前までに要予約、不定期開催)
②小出刃研ぎ、③両刃研ぎ
②お魚をさばいたり、刺身をするときに使われる「片刃」の小出刃包丁を砥石で研いで、柄をつけて完成させるコースです。
③一般的な家庭用包丁である「両刃」の包丁を砥石で研いで、柄をつけて完成させるコースです。
対象年齢:18歳以上
所要時間:1~2時間
開始時間:10時30分~、13時30分~
体験金額:②5,000円、③6,000円(予約時に補償金として3,000円の支払い)
予約受付:こちらからご予約下さい(1週間前までに要予約、不定期開催)

越前そばの里
団体OK!老舗製麺所直営のそば打ち体験施設
1日で約5万食を作りあげる越前そば発祥の地で「そば打ち体験」にチャレンジしてみませんか。
モニターを使った丁寧な指導で、初めての方でも安心して体験できます。お子様も体験できますので、家族みんなでお楽しみいただけます。打ちたてのそばをすぐに食べられるのも魅力。
また、そばの生産工程をガラス越しで見学できたり、資料館では越前そばの歴史を学べます。
武生製麺は2025年1月に創業100年を迎えました。すべて手作業だった当初から機械化になった今でも、そば製造の伝統技法は今も職人の手によって受け継がれています。
<所要時間>
約90分(そば打ち体験、お召し上がり、後片付け)
<料金>
1打ち(2皿分):2,200円
・ご希望で「天ぷら盛り合わせ(1人前600円)」のご提供ができます
ご予約の際にお申込みください
・打ったそばは、お持ち帰りいただくことも可能です(賞味期限2日)
<予約>
①10時00分~11時30分(空き状況確認・ご予約はこちら)
②12時30分~14時00分(空き状況確認・ご予約はこちら)
・ネット上での予約受付は前日までです
・当日のご予約は、お電話にてお問合せください(0778-21-0272)
<注意事項>
・そば切りで包丁を使いますので、小さなお子様は保護者同伴でお願いします
・体験中に衣服が汚れる場合がありますので、エプロンをお持ちください
(使い捨てエプロンの販売もございます)
・イベント時などはお持ち帰りのみとさせていただく場合がございます
<その他>
・15時00分~16時00分(所要時間約60分)で、そば打ち体験のみのご予約も可能です
打ったそばは、お持ち帰りいただけます
料金は1打ち(2皿分)2,200円 空き状況確認・ご予約はこちら
・以前実施していた「水ようかんづくり」体験は現在休止中です。

越前たけふ駅
旅の最後は道の駅でお土産選び
道の駅 越前たけふは、北陸新幹線の新駅「越前たけふ駅」に隣接した施設です。「福井」と言えば「海鮮が美味しい!」とイメージされる方が多く、地元鮮魚店が運営管理する当道の駅は、多くの方から注目されています。交流広場(道の駅敷地内)では道の駅で買った鮮魚やお肉・産直野菜をその場でBBQすることができます。また車中泊やキャンプなどにもご利用いただけます。
■物販販売所
天井が吹き抜けになっている広々とした物販エリア。越前市ふるさと納税の返礼品で好評をいただいている新鮮な「かに」や「まぐろ」など鮮魚を多数販売しております。また、県内産の「いちほまれ」や市内産トマト「紅しきぶ」を使ったお菓子を企画・開発しています。
■お食事処
越前市ならではの「かに」や「鮮魚」、「そば」などを使ったお食事処を多数ご用意!そのほか、ボルガライスやソースカツ丼といった福井県のB級グルメもラインナップしています。
➀海鮮レストラン越前丸松
➁寿司割烹丸松
③そば処 越前屋
④一乃松
⑤和すいーつ あうん
■越前たけふ 観光案内所
越前たけふ観光案内所では、越前和紙・打刃物・箪笥の3つの伝統的工芸品の産地情報をはじめ、市内の見どころや体験、美味しいもの、お土産などを紹介。さらに1年後の北陸新幹線・越前たけふ駅開業に向けて、近隣市町を含めた広域の観光情報を発信します。重厚なつくりの越前箪笥のカウンターは、案内所開設のために市内の伝統工芸士たちに特別にしつらえていただいたものです。(福鉄高速バスチケットセンターも併設)









