福井県内に点在する農産物直売所は、その地域の旬・鮮度・個性がぎゅっと詰まった“宝箱”。海と山の幸や地元生産者の野菜や果物、朝採れならではの味わい、思わず人に教えたくなる価格や珍しさなど、何が並んでいるかは行ってみてのお楽しみーそんな宝探し感覚も直売所巡りの醍醐味です。今回は、旅の途中にも、暮らしの延長にも立ち寄りたくなる直売所を厳選してご紹介します!

【2026年最新版】宝探し感覚でめぐる、福井の直売所ハンティング!

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【福井市】TRETAS 県内全域の特産品が大集合、“食べる福井”を体感

食と農のデジタルプラットフォーム「TRETAS」は、ライブ配信スタジオやイベントホールまで備えた次世代型の産直施設。TRETASの魅力は、県内全域の特産品が集まること。県内各地に毎朝トラックを走らせ、まさに“食べる福井”を体感できるラインナップが揃います。

  • 人気のフォカッチャロール

なかでも必見なのが、ふくいポークや若狭牛など、福井ならではの良質なお肉がそろう「精肉コーナー」。毎週木曜日の「お肉の日」にはお得に購入可能です。さらに、併設のパン工房では県産米粉パンを毎日焼き上げ、圧倒的人気の「フォッカチャロール」(1個100円)は、もちもちとふわふわの食感がやみつきに。曜日ごとに青果の詰め放題や卵の特売などもあり、いつ訪れてもワクワクが広がります!

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福井に息づく伝統野菜「福井百歳やさい」

「福井百歳やさい」とは、福井の気候や風土の中で100年以上前から長く受け継がれてきた伝統野菜。三国の「三年子らっきょ」や大野の「奥越さといも」、小浜の「谷田部ねぎ」など23種類の伝統野菜があります。地域ごとの気候や土壌に適応し、種を守りながら受け継がれてきたため、形や味わいにも個性が光ります。

 背景には、福井出身で食養の祖と称される石塚左玄の思想があります。石塚左玄は、人の身体と土地は切り離せない関係にあるという「身土不二」に重きを置き、地元で育つ作物を、旬の時期に食べることが一番健康に良いと考えました。世代を超えて伝えられてきた伝統野菜は、ここだけの宝物です。ぜひお手に取ってみてください!

福井に息づく伝統野菜「福井百歳やさい」

【福井市】喜ね舎 地元民からも愛される〜県下最大級の直売所〜

福井市河増町にある直売所「喜ね舎(きねや) 愛菜館」。福井市を中心に約370もの生産者から旬の野菜や果物が毎朝直送され、広々とした売り場には季節の彩りがあふれます。農産物の加工品や手づくり和惣菜をはじめ、福井県産の餅米を100%使用したお餅、地元精肉店・カワグチの精肉など、並ぶのは“オール福井”にこだわった逸品ばかり。併設の食事処では県産食材をふんだんに使った料理も味わえ、買い物と食事を一度に楽しめるのも魅力です。

喜ね舎がおすすめするのは「五領玉ねぎ醤油」(540円)。強い甘みが特長の永平寺町産・五領玉ねぎを使い、地元の醤油屋と共同開発した注目の一本です。ポン酢仕立てで、サラダのドレッシングや料理の隠し味にも大活躍。福井の“おいしい”と旬がぎゅっと詰まった喜ね舎は、お土産探しにも、旅の途中のひと休みにも立ち寄りたいスポットです。

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喜ね舎名物の「おはぎ」

喜ね舎と言えば、やっぱり手づくりおはぎ!県民なら誰もが知る大人気商品です。地元の人に愛され続ける理由は、一つひとつに込められた真心。早朝にあんこを炊くところから、一個ずつ手間をかけてつくられています。県産もち米をふっくらと炊き上げ、粒感をほどよく残したおはぎは、やさしい甘さの餡とちょうどいい塩梅の塩味が口の中で広がり、どこか懐かしくほっと心がほどける味わいです。味は、あん・きなこ・あん入りきなこ・あん入りごまの4種類(1個160円、季節限定であん入りよもぎも)。素材の良さを大切にした喜ね舎のおはぎは、おやつにも手土産にもぴったりな、素朴で贅沢な一品です。



喜ね舎名物の「おはぎ」

【福井市】丹生膳野菜 海・山・里の幸を満喫!丹生郡の農産物直売所

福井・丹生郡エリアの農産物直売所「丹生膳野菜(にゅうぜんやさい)」は、新鮮な丹生産農産物が毎朝集まります。海も山も抱する丹生郡エリアだからこそ、漁港直送の魚介や旬の山菜、きのこまで多彩な食材がズラリ!


春は宮﨑村のたけのこ、夏は越前ニュースイートコーン、秋は香り豊かなきのこ類、冬は越前かになど、四季を通してここならではの有名な農産物を手に取ることができます。特にたけのこやコーンなどは、どのタイミングで訪れても、旬の食感がそのまま真空パックされた商品を手に取ることができるのも嬉しいポイント。

さらに丹生膳野菜の魅力は、お米の量り売り。福井県が誇るブランド米「いちほまれ」をはじめとして、ハナエチゼン、コシヒカリ、タンチョウモチなど様々な種類のお米を好きな分だけ購入することができます。もちろんその場で精米も可能!

広い売り場に並ぶ新鮮な丹生産野菜は、見て回るだけでもわくわくが止まりません!ぜひ旬のおいしさを求めて立ち寄ってみてください。

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福井のブランド米「いちほまれ」

実はコシヒカリ発祥の地でもある福井県。誇りと技術をつめこみ、6年かけて開発したお米が「いちほまれ」です。見た目にもこだわっており、絹のように白く炊き上がりには艶があり、お膳をぱっと明るくします。噛むほどに優しい甘みが広がり、冷めてもおいしいのが嬉しいポイント。お弁当やおにぎりにしても粘りや旨み、ツヤが長く続き、時間が経っても美味しさを損ないません。福井を訪れたら、ぜひ地元のお米「いちほまれ」を味わう旅を。

福井のブランド米「いちほまれ」

【あわら市】ファーマーズマーケットきららの丘 福井が誇るフルーツパラダイス!

一年を通して多彩な果物に恵まれるあわら市は、まさに“フルーツの里”。温泉街の周囲にはなだらかな丘陵が連なり、広域農道「あわらフルーツライン」をドライブすると、点在する果樹園の風景が広がります。季節ごとに旬の味覚を収穫できる体験型の果樹園も多く、好きなフルーツが実る時期を狙って訪れる楽しみも魅力です。


あわら温泉街から車で約6分の場所にあるファーマーズマーケット「きららの丘」には、地元・あわら産の新鮮な野菜や果物がずらり。メロンやスイカをはじめ、福井名産の「とみつ金時」、越前柿や梨など、その時期ならではの旬のフルーツが並びます。店内では野菜や加工品、お米なども扱っており、お土産選びにもぴったり。宅配カウンターも併設されているので、遠方への発送にも対応しています。

【坂井市】ふれあいパーク三里浜 名物らっきょから揚げたて練り物まで!三里浜のおいしいに出会える場所

福井県北部、坂井市の三里浜砂丘に位置する直売所・道の駅「ふれあいパーク三里浜」は、砂丘の恵みと日本海の幸が一堂に会する立ち寄りスポット。地元生産者が丹精込めて育てた朝採れ野菜が毎日届き、砂地栽培ならではの旨みが詰まった名産「三年子・花らっきょ」をはじめ、夏には甘みの強いスイカや芳醇な香りのアールスメロンなど、季節ごとの主役が売り場を彩ります。


農産物だけでなく、海産物や精肉、手づくり惣菜も充実。なかでも人気を集めるのが、岡惣蒲鉾店による揚げたての練り物。素材の味を生かし、一つひとつ丁寧に手づくりされた味わいは、思わずその場で頬張りたくなるおいしさです。併設のレストランでは、名物らっきょを使った「らっきょチャーハン」や「らっきょ天ぷら」など、ここでしか味わえない個性派メニューもスタンバイ。買って、食べて、知って楽しむ、三里浜の魅力を丸ごと体感できる直売所です。

【大野市】荒島マルシェ(道の駅 越前おおの荒島の郷)荒島岳の麓で奥越の旬を味わう大型道の駅

  • 穴馬かぶら
  • 上庄さといも
  • 九頭竜まいたけ

中部縦貫自動車道「荒島IC」すぐ、百名山「荒島岳」の麓にある大型の道の駅「越前おおの荒島の郷」。その館内にある直売所「荒島マルシェ」には大野市の特産品をはじめ奥越ならではの豊かな味覚が大集合。なかでも見逃せないのが、噛めば噛むほど自然な甘みが口いっぱいに広がる「上庄さといも」、香り高く肉厚な歯ごたえが魅力の「九頭竜まいたけ」、和泉地区だけで受け継がれてきた伝統野菜「穴馬かぶら」。土地の個性が詰まった逸品が揃います。

そして、駅長の一押しは「しいたけ」!実は大野は昔からしいたけの産地でもあり、年間を通して時季に合わせた豊富な種類が育ちます。つまり、いつ訪れても旬のしいたけに出会えます!旨みがぎゅっと凝縮された味わいは、売り上げ上位トップ3に入るほどの人気ぶり。ここを訪れれば、まちがいなく奥越の食文化と豊かさを五感で味わえるはず。

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ふく旅ライターの記事も公開中!「百名山「荒島岳」は冬も楽しめる!道の駅「荒島の郷」もアウトドア好きにはたまらない奥越の名スポット!」

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【永平寺町】永平寺四季食彩館れんげの里 幻の葉っぱ寿司や御用達米に出会える、永平寺町の食文化拠点

福井県永平寺町の食材を取り揃えた直売所「れんげの里」。「スイートコーン」や「五領たまねぎ」、「上志比にんにく」など、この地域ならではの珍しい特産品が並び、冬季でもハウス栽培によって新鮮な野菜が豊富にそろいます。産地直売にとどまらず、地元生産者グループが手づくりした惣菜やお弁当、加工食品も充実し、思わず目移りしてしまうラインナップ。さらに、大本山永平寺御用達として知られる産地限定の「コシヒカリ玄米」も販売され、食にこだわる人から支持を集めています。

そして、れんげの里を訪れたら外せない名物が、永平寺町の伝承料理「葉っぱ寿司」(1,000円)。地元産コシヒカリと厳選した塩マスを、町木・アブラギリの葉で包んだ押し寿司で、6月から11月の期間限定販売です。各家庭で受け継がれてきた伝承料理で、お昼前に売り切れてしまうこともあるほどの人気。永平寺町を訪れたら、ぜひ味わってほしい一品です。

【池田町】こってコテいけだ 町外では出会えない池田町産の素朴で豊かな食が集まる

福井県池田町にある地元直売所「こってコテいけだ」は、町の恵みと人の手仕事がぎゅっと詰まった場所。生芋から仕込む昔ながらのこんにゃくや、手づくり味噌、朝採れ野菜など、町外にはなかなか出回らない池田町産の農産物が所狭しと並びます。


なかでも一押しは、お米とその加工品。県内でも寒暖差の大きい盆地で育った池田町産米は、甘みと香りが際立つ格別の味わい。そのお米や餅米を使って作られる「米粉パン」、おばちゃんたちの手づくりがうれしい昔ながらの「かきもち」、こだわり抜かれた「お餅」など、池田の人が池田町産米を使って丹精込めてつくる商品の数々は、ここだけの美味しさ。
 池田町の澄んだ空気と生産者の想いがまるごと詰まった「こってコテいけだ」。味も景色も商品も、すべてが心に残るお土産になります。

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安心安全な野菜づくりの証拠「ゆうきちゃんげんきくんシール」

こってコテに並ぶ野菜を見ていると、こんなシールが貼られています。実はこれ、安心安全な野菜づくりの証拠。池田町には独自の認証制度「ゆうきげんき正直農業」があり、生産者が化学肥料を使わずに土本来の力を取り戻せるような自然と人に優しい農業に力を注いでいます。特にゴールドのシールは、3年間以上連続して農薬や化学肥料を使用していない畑で、どの作物にも農薬・除草剤・化学肥料を一切使わずに栽培された野菜にだけ貼られるピカイチシール!正真正銘の池田野菜をぜひ味わってみてください。

安心安全な野菜づくりの証拠「ゆうきちゃんげんきくんシール」

個性のある直売所で地域の旬を味わって

直売所をめぐる旅は、ただ食材を買うだけではなく、その地域の風土や人の想いに出会う時間でもあります。宝探しのように足を運べば、旬の味やここでしか出会えない逸品、そして福井の暮らしが見えてくるはず。道の駅も町の直売所も、それぞれに違った個性と魅力がぎゅっと大集合。きっと、心に残る“おいしい宝物”が待っています。