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【福井最新観光】吉田酒造 白龍の新蔵「吉峯蔵」が永平寺町にオープン!見どころをご紹介

世界の市場へ「白龍」を届けるシンフォニー吉田酒造の酒蔵が誕生。酒蔵見学や白龍飲み比べも楽しめる今話題の新しい観光スポットへ行ってきました!

【福井最新観光】吉田酒造 白龍の新蔵「吉峯蔵」が永平寺町にオープン!見どころをご紹介

大森 望央 -Mio Omori-

ふく旅ライター「ミーハー担当(自称)」
生まれ育って今も暮らす福井駅前情報や、街をとび出し福井県全域の話題のスポットをお届けしていきます٩( ᐛ )و~♪

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大森 望央  -Mio Omori-

永平寺町にできたシンフォニー吉田酒造の「吉峯蔵(きっぽうぐら)」へ

この秋、福井の地酒「白龍」を醸造している永平寺町にある老舗酒蔵 吉田酒造と、香港に拠点を置くシンフォニー・ホールディングスが共同出資して設立したシンフォニー吉田酒造の酒蔵「吉峯蔵(きっぽうぐら)」が永平寺町内に誕生しました。

そして、一般の観光客も楽しめる白龍の購入飲み比べができるスペース製造している様子を酒蔵の周囲から自由に見学できるルートが完成し、いよいよ2023年12月2日に吉峯蔵が正式オープンしました!

さっそく行ってきたので見どころをご紹介します。

吉峯蔵は、福井駅から公共交通機関を利用すると「えちぜん鉄道 勝山線」に乗り「越前竹原」駅で下車・そこから徒歩約22分、福井駅から車を利用すると中部縦貫自動車道を通り(上志比IC下車)約35分、大本山永平寺の開祖である道元禅師が修行の寺として開いた吉峯寺があるエリアで、かつて吉峯寺キャンプ場があった所に位置します。一面、酒米の田園風景が広がる自然豊かな場所です。

地図を見る
  • シンフォニー吉田酒造(株) 吉峯蔵

吉峯蔵に辿り着くと建物の壁面に「白龍」の大きなロゴが掲げられています。

ふく旅ライター みお
蔵に着いたらまず外の空気を深呼吸してください。澄み切った美味しい空気にきっとあなたも驚くはず!

1階の通路を通り階段を登り、まずは2階にある見学コースへと向かいます。

今回「吉峯蔵」をご案内してくれたのが、吉田酒造株式会社・シンフォニー吉田酒造株式会社で営業を担当している吉田祥子さん。現7代目蔵元の吉田由香里社長の長女で、社内の広報のお仕事もされています。

施設内の魅力をいろいろ教えていただきました!

見学ルートから酒造りの現場をリアルで

見学コースは、日本酒製造棟の周りを2階から1階へとぐるっと一周するルートです。

白龍の造り方は、画像の図の通り「精米→洗米・浸漬→蒸し→製麹→酒母造り→醪造り(仕込み)→搾り→貯蔵」の大きく分けて8工程で造られます。これらの工程の貴重な製造過程の一部を見学することができます。

製造棟の周りには大きな窓が。窓から自由に見学することが可能です。ワクワクしながら窓の中を覗いて見ると…

こちらの室内には白龍のロゴが入った大きな機械がありました。何の機械なんだろう?

窓の横には酒米の形をした案内板があり、酒造りのどの工程がこの窓からは見学できて、何をする機械なのかの説明が書かれています。こちらは釜場の様子で、目の前にある機械は日本酒の原材料を蒸す際に使われる放冷機だということが説明文を読んで分かります。

酒造りは早朝に作業をしていることが多く、作業現場を見ることができない場合もありますが、案内板の横には作業風景の画像が載っていて、画像の右下のQRコードを読み取ると作業中の動画を見ることも可能です。

吉田酒造 吉田祥子さん
こちらの吉峯蔵では、これまで吉田酒造で造っている日本酒の約4倍にあたる2,000石、一升瓶だと20万本の製造と6万本の保管が最大で可能となっています!

製造棟の2階をぐるっと回って「仕込室」へとやってきました。

こちらでは実際に作業をしているところを見学することができました。日本酒製造における醪(もろみ)の醗酵工程の初期を「仕込」と言い、酒の基となる酒母(しゅぼ)に麹や水、掛け米を入れて長い棒を使って人の力で満遍なく混ぜる「櫂入れ(かいいれ)」という酒造りのなかでも力仕事にあたる作業現場を見ることができました。

目の前で行われる酒造りのシーンはとても貴重です。酒蔵内を見学できる酒蔵もありますが、実際に酒造りを行なっているところをリアルで見るのは初めての体験でした!

吉田酒造 吉田祥子さん
毎日気候と共に変化する温度管理など、必ず蔵人の長年培ってきた酒造りの感覚が重要なところは一つ一つをきめ細やかに人の手で行なっています。

1月から見学ツアーが開始される予定です。(1日1回(14時〜15時)限定7名、3種類の白龍試飲付きで1人2,000円予定)

開催の最新情報など詳しくは吉田酒造の公式サイトまたは公式インスタグラムをご確認ください。

ふく旅ライター みお
実際にガイドしていただくと一段と酒造りへの理解が深まり、酒造りにかける想いなど心に響く感動があります!

「白龍」の由来、酒造りの想いに触れるギャラリー

1階の通路には、「永平寺テロワール PHOTO GALLERY」のコーナーがあります。“テロワール”とは作物における風土や自然環境のことで、吉田酒造の歴史と酒造りの環境を四季折々の景色と共に伝えています。


吉田酒造は文化3年(1806年)から、九頭竜川の地下水脈と白山連峰の伏流水、その水で育まれた米で酒造りをしています。7代目蔵元の夫である6代目蔵元は、吟醸酒を地元の米で造るために「山田錦」の栽培を志し、平成元年の当時、山田錦の北限であった福井県内で栽培に成功し、初めて酒を醸したそうです。その後、山田錦の酒米栽培は簡単ではなく大変な努力を積み重ねた末に、約30年後の令和5年の酒造りからは、これまでも吉田酒造が酒造りをしている北島蔵と吉峯蔵で製造する全ての日本酒を、自社の田んぼと契約農家で栽培している酒米で造ることができるようになりました。

ギャラリーには、白龍の名前の由来となる、早春の空に永平寺町の天空を往く白龍雲の写真が飾られています。春夏秋冬の季節を追いながら、日本酒「白龍」がどのような環境で造られているのかを見ることができます。

1階外には、米作り・酒造りに重要な水が湧き出る井戸が。

2階のテラスからは美しい棚田の景色を望むことができます。酒蔵の周辺には契約農家の田んぼがあり、実際に酒米が育つ田んぼを眺めながらお酒を楽しむことができます


“目が届くということは、米から作るということ。手が届くということは、自ら丹精込めて米を育てるということ。心が届くということは、天候により毎年変わる米の生い立ちを知り、その繊細な素性を見極め、匠の技でその年の米のもつ素晴らしい個性を最大限に引き出すということ。”

6代目が遺した米作り、酒造りの信条「目が届く、手が届く、心が届く。」をこの吉峯蔵で私たち観光客も体と心で感じることができます。

反対側の中部縦貫自動車道の下にも、白龍の酒米の田んぼが広がっています!吉田酒造の酒米の田園が広がるこの地だからこそ、新しい蔵で白龍を造るのにふさわしい場所だと選んだそうです。

日本酒 白龍やオリジナルグッズの購入ができる「吉峯蔵マルシェ“智”」

吉峯蔵の目玉の一つとなる「吉峯蔵マルシェ“智(とも)”」はガラス張りの開放的な空間です。

吉田酒造 吉田祥子さん
「智」の名は、6代目吉田智彦蔵元の名前の一文字を継いでいます。

マルシェ内がこちら。白と木製を基調とした洗練された雰囲気の空間となっています。

入って左手にある冷蔵ケースには、吉峯蔵で造られた白龍とこれまでの吉田酒造 北島蔵で造られた白龍がずらりと並んでいます。吉峯蔵で造られた香港をメインとした世界向けの白龍が販売されているのは日本で唯一こちらのマルシェのみです!

その横には白龍のロゴデザインが入ったオリジナルグッズが販売されています。

福井の伝統工芸の技でつくられたアイテムも。例えば、酒器「白龍 TriTura(トリチュラ)」は台座の部分は越前漆器を塗る蒔絵師が一つ一つ白龍の絵を描き、グラス部分も職人がガラスを吹いて作った完全手作業の一点もの。他にも越前和紙でつくられたコースターなどが販売されています。

吉田酒造から登場したメディアでも話題の石鹸「美容洗顔石鹸TERRA BLANC(テラ・ブラン)」も販売されています。白龍の純米酒粕と、原料となる酒米もみ殻から抽出したシリカでつくられた永平寺町の大地から生まれた石鹸です。酒粕には保湿効果が、シリカには毛穴の汚れを掻き出す効果があります。

店内の装飾も、こだわり抜かれています。奥の壁は、白龍を造る土地や環境を等高線で表し、“永平寺テロワール”を表現したボードです。真ん中を走る線が九頭竜川です。クリアボトルに入った土は、代表的な土壌の田んぼの土を採取したもので、よく観察すると色や粒の大きさが若干異なります。

稲が置かれている腰板部分の淡いブルーの石は、福井の名石「笏谷石(しゃくだにいし)」を使用しています。

中央の照明は、江戸時代から盛んに生産され、県の指定郷土工芸品に認定されている三国の提灯をモチーフにしています。デザインは、白龍を造る際に大切な「水」の波紋を表しています。

入り口の右側には、飲食の注文カウンターとレジがあります。にこやかにスタッフの皆さんが出迎えてくれました!

カウンター背後にある大きな壁は越前和紙。立体感あふれる表面の造作は、タンクの中で湧きたつ醪(もろみ)の液面を表現しています。

モニターに映っている女性が7代目蔵元の次女であり、杜氏の吉田真子さんです。

ふく旅ライター みお
福井の伝統工芸で表現した店内装飾が、清らかさと力強さを併せ持つ白龍に思う私のイメージと合致していて、とても素敵な空間です!

ここでしか味わえない!白龍飲み比べとソフトクリームがこちら

店内のカウンターでは、限定酒や定番ラインナップの「3種飲み比べセット(45ml×3種類)」と「本日のグラス売り(1杯60ml)」各種、特製ソフトクリームなどの提供を行なっています。

私は、「永平寺テロワールプレミア(1,500円)」をオーダー。


吉田酒造 吉田祥子さん
お酒好きの方、少しお酒を楽しみたい方、お酒が飲めない方…あらゆる方に吉峯蔵を訪れた思い出となる、ここでしか味わえないメニューをご用意しています。

店内飲食は、真ん中のテーブルを利用できます。テーブルは白龍を製造する際のタンクの蓋を利用しています。

訪れたこの日は快晴だったので外のテラスを利用しました。

注文した「永平寺テロワールプレミア」のセットがこちら。左から「香港向け白龍 黒ボトル」「長期氷温熟成純米大吟醸」「純米磨き9割」。(ボトルは特別に並べていただきました)


「香港向け白龍 黒ボトル」は香港の方の嗜好向けに造られた日本酒で、香りはフルーティーで芳醇、口当たりは滑らかで、心地良い酸と程良い甘みが美味しくて飲みやすいお酒に仕上がっています。

「長期氷温熟成純米大吟醸」は純米大吟醸原酒を−5℃の氷温で5年間寝かせた日本酒。飲んだ最初は華やかさと瑞々しさが特長、後から熟成酒の深みのある旨みを感じる、上品な味わいです。

「純米磨き9割」は、ご飯と同じ精米歩合が90%の“飲むご飯”。全て目が届くところで酒米を作っている吉田酒造ならではのお酒です。吟醸酒や純米大吟醸と飲み比べて違いを楽しんでほしい一杯。

自然豊かな景色を眺め、新鮮な空気に包まれながら味わう白龍は、これまた格別でした!

ふく旅ライター みお
3種飲み比べプレミアは、香港向け白龍が飲めてコスパの面でもかなりお得です!ボトル一本は飲みきれないけど少し味わいたい方にもオススメ。

「白龍 甘酒ソフトクリーム(升入りソフト|800円・コーン入りソフト400円)」もいただきました。麹本来のスッキリとした甘さが魅力のソフトクリーム!麹と水だけで作っているのでドライバー、お子さんや妊婦さんも安心して楽しめます。升入りの方は、食べ終わった升はお持ち帰りできます。

また、店内には吉峯蔵の酒造りに使用している新鮮な仕込み水をサービスで自由に飲めるように設置してあります。私は日本酒の和らぎ水にいただきました。※当日分がなくなり次第終了となります

福井県・永平寺町を世界へ発信する新たな酒蔵

吉峯蔵は、白龍の魅力はもちろん、福井県・永平寺町の魅力も満ち溢れた新たな観光スポットです。また、世界へ向けた白龍の新しい商品展開や季節の限定酒、四季折々の景色など、訪れる度に違った魅力に触れられます。

どうぞあなたも美しい福井県永平寺町の景色の中で白龍をご堪能ください。


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【シンフォニー吉田酒造(株)  吉峯蔵(きっぽうぐら)】

住所|福井県吉田郡永平寺町吉峰5-5

TEL|0776-63-5499

営業時間|4月〜12月 10時〜17時、1月〜3月 10時〜16時

定休日|年中無休(年末年始12月31日〜1月3日まではお休み)※法定点検でお休みの日があります

大森 望央 -Mio Omori-

ふく旅ライター「ミーハー担当(自称)」
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大森 望央  -Mio Omori-

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