北陸新幹線がやってくる!(敦賀駅ー金沢駅間試乗レポート)
2024年3月16日の北陸新幹線 金沢―敦賀間開業に先立ち、新規開業区間での試乗会が実施されました。ひとあし早く、新幹線での快適な旅を体感させていただきましたのでまとめてみました。 今さら聞けない情報も!
つだ かゆき
文章センスはないけれど、わくわく・ドキドキと楽しめる情報察知のアンテナ高くしながら楽しんでいます。
普段は、あわら市観光協会に勤務して、主に情報発信を担当しています。
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デザイン監修は「フェラーリをデザインした人」
■車両デザイン監修
「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」としても有名な、日本を代表する工業デザイナー・奥山清行氏
■デザインコンセプト
「“和”の未来」
日本の伝統文化を形作る”和”のエッセンスを散りばめ、未来を拓く新幹線をイメージするスタイルになっているそうです。
エクステリアを彩る三色は!?
・北陸の青い空
・九谷焼の白
・象眼細工など使われる銅色
■インテリアについて
沿線の多彩な文化、四季折々の要素がデザインとして散りばめられているそうです。
■北陸新幹線の「E7系」と「W7系」について
北陸新幹線「E7系」「W7系」とは、JR東日本とJR西日本の共同開発により、2015年3月14日の金沢延伸開業でデビューした列車をさすそうです。デザインは「洗練さ」と「ゆとり・解放感」をコンセプトに設計され、グリーン車やグランクラスの設置により、快適性が追求されています。
普通車両も満足!快適な乗り心地!
快適な乗り心地!
なんといってもまず乗り心地が最高です。
座席でのノートPC利用やスマホの充電などを見越し、コンセントも各座席に完備。
すべてのトイレに温水洗浄機能付き便座が使われ、全座席に座席ナンバーの点字パネルがつくなど、バリアフリー設備も充実。
“加賀百万石”の美意識、そして北陸を意識した『和』のデザインにまとめられている内装です。
セキュリティ面でも、客室・デッキ・通路に防犯カメラ、客室・トイレ・多目的室に対話式非常通報装置が設置されていて快適なうえに、安心して乗車時間過ごせます。
座席シートには可動式のヘッドがついており、自分好みに合わせることも可能です。
座席の間隔も広く、短い脚の私の写真でわかりづらいですが、かなり伸ばすことができます。
グリーン車は更に更に快適さUP
グリーン車は伝統的な意匠とモダンな感覚を組み合わせ、落ち着きと気品を感じる空間が演出されており、上品な雰囲気が感じれました。
座席と床に使用されている「群青色」は、金沢・前田家別邸「成巽閣」の「群青の間」の色彩空間を参考にしたとのこと。
うんうん、だから上品な雰囲気なんですよねぇ・・・
床面の格子模様は日本建築でよく使用されるモチーフらしいです。
グリーン車のシートは、座面と背もたれが連動して「ゆりかご」のように倒れる「クレイドル方式」が採用されています。
各座席に読書灯、電源コンセントも配備され、高いクオリティの居住性を実現しています。
やっぱりグランクラスが最高で素敵な空間
定員わずか18名のラグジュアリー車両
ファーストクラスにあたる「グランクラス」
専任アテンダントもいらして、飲料や軽食サービスがあるんですって!
各列車・1両、限定18席のプレミアム空間です。 日本建築の美しさ、漆塗りの深い色彩を取り入れ、上質でゆとりのある空間が演出されています。 グランクラスの配置された12号車には、フルアクティブサスペンションが搭載され、他とは一味違う乗り心地も感じられます。
「人間工学に基づいた乗り心地」を追求したシートは本革張りで、電動リクライニング、読書灯、座席スリッパ、電源コンセント、頭上の収納ボックス、コントロールパネルも、各座席毎に設置されているなど、居住性抜群になっており旅を快適にサポートされるようです。
コントロールパネルを触りすぎて、元の状態に戻せない田舎ものでした。
シートは「レクサス」などの高級車用のシートを手掛けてきたトヨタ紡織製。
座面には通気性を保つため、たくさんの小さな穴が開けられており、快適な姿勢を維持できるように座面・背もたれ・レッグレストなどが連動して動くようになっています。
桜、鮎、紅葉、雷鳥など、日本の春夏秋冬をモチーフにしたデッキパネルになっており、川崎重工・開発チームが金沢・前田家別邸「成巽閣」に訪れた際に見た「鮎の廊下」を参考にしたとの記事を読みました。
とにかく何もかもすごく、素敵(語彙力無くて申し訳ないですが)すぎて、あこがれな空間でした。
ぜひ一度は乗って旅してみたい!今回見学させていただき、さらに強く思いました。
いまさら聞けない北陸新幹線開業について
北陸新幹線金沢↔敦賀駅間で福井県内での新幹線駅は
■芦原温泉駅(あわらおんせんえき)
■福井駅
■越前たけふ駅
■敦賀駅(つるがえき)
新規開業区間を走る列車
■かがやき(全席指定席)
■はくたか(自由席あり)
■つるぎ(自由席あり)
1日どれくらいの本数があるの?
■かがやき ▶1日9往復
■はくたか ▶1日5往復
全線開業はいつぐらい??
40年後ぐらいになるそうです。。。。
写真は敦賀駅新幹線のりかえ改札付近の写真です。敦賀駅から見える山がとても綺麗です。
敦賀駅の詳細についてはこちらの記事を↓
実際に旅するなら時刻表&お得な商品情報
オマケ:楽しませてくれた試乗会
- 試乗会の列車内には、こんなオシャレなボードを準備していただいており、車両と一緒に撮られたり、車内でJRの方が回ってこられて写真を撮っていただいたりと、おもてなしに感動しました。
- 更に、こんな素敵な紙袋をいただき(中には、各種案内の用紙が入っておりました)なんともテンションがあがりましたよ。到着の金沢駅で、この紙袋の方がわんさかいらしゃいました。
- 敦賀駅から金沢駅までの車窓から見える景色がなんとも新鮮でした。そして、意外と遠くの山々もはっきり見える!そして、結構町もよく見える!
つだ かゆき
文章センスはないけれど、わくわく・ドキドキと楽しめる情報察知のアンテナ高くしながら楽しんでいます。
普段は、あわら市観光協会に勤務して、主に情報発信を担当しています。
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