ふく旅

大河ドラマの舞台にもなった若狭を代表する山城「国吉城」で歴史ロマンを感じよう。

若狭にはたくさんの山城がありますが、その中でも難攻不落の城として有名な「国吉城」は、越前国と若狭国との国境にあり若狭を守るために栗屋勝久が古城を改修して築いたとされています。2020年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第31回「逃げよ信長」の舞台にもなりました。また続日本100名城にも選定され日本を代表する歴史的名城として認められています。

大河ドラマの舞台にもなった若狭を代表する山城「国吉城」で歴史ロマンを感じよう。

maruekaho

福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。

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maruekaho

国吉城とは

国吉城は、弘治2年(1556年)に若狭国守護武田氏の重臣である粟屋越中守勝久が、美浜町の佐柿集落の東部にある 御岳山の北西尾根端の通称「城山」 (標高標高197.3m) に築いた山城で、戦国時代は若狭国と敦賀国の国境を守る境目の城でした。

難攻不落の城として勇名を轟かせる「国吉籠城戦」は、永禄6年(1563年)の越前朝倉氏の侵攻を撃退したのが始まりで、そこから天正元年(1573年)まで毎年のように侵攻する越前朝倉氏を国吉城に籠城して迎え撃ちました。越前朝倉氏が滅亡するまでの10年間もの間に一度も落城しなかったことから難攻不落の城といわれるようになりました。

※国道27号線沿いに国吉城への案内看板があります。集落内は宿場町の面影を各所に見ることができますが、駐車場までの道が一部狭くなりますので車でのご通行はお気を付けください。

戦国時代の超有名な武将「三英傑」が入城した山城としても有名です。

元亀元年(1570年)4月、朝倉攻めに向かう織田信長の軍勢が国吉城に入城しました。後に天下統一を果たす三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)明智光秀が揃って入城した山城としても有名です。


若狭国吉城歴史資料館で国吉城と佐柿の歴史を勉強しよう。

  • 旧佐柿町奉行所門

国吉城に登る前に、2009年春に開館した若狭国吉城歴史資料館に立ち寄りください。

※資料館前に障害者用専用駐車があります。

入口から入ると目の前に旧佐柿町奉行所門が出迎えてくれます。

他の資料館と比べると展示資料が少ないと思うかもしれませんが、国吉城と佐柿の歴史を知るには十分な内容です。

※資料館で無料でいただけるパンフレットが内容も濃くて読みごたえもあるので、ぜひお持ち帰りください。

入館料が100円と安いのも魅力ですし、今人気の御城印(300円)もあります。

とてもリーズナブルな入館料でかなり楽しめます。

資料館と国吉城登山をしても2時間ほどあれば十分に楽しめますので、若狭旅行などで立ち寄る際にも丁度いいです。

※maruekahoが訪れた日は、夏休みワークショップ「国吉城御城朱印をつくろう! 」の期間でしたので自分だけのオリジナルの御城印を作りました。


「若狭国吉城歴史資料館」

福井県美浜町佐柿25-2

Tel 0770-32-0050 


入館料

一般100円、小人50円

※一般は高校生以上、小人は小中学生。小学生以下は無料。

※団体等、各種割引あり


営業時間
4月~11月  9:00~17:00
12月~3月  10:00~16:30

※入館は、閉館時間の30分前まで。


休館日

毎週月曜日(休日の場合はその翌日)、祝日の翌日、年末年始

若狭国吉城歴史資料館のオススメポイントを紹介します。

資料館自体が国登録有形文化財!

旧田辺半太夫家住宅の母屋と座敷(佐柿町奉行所移築)を移築して作られているので、資料館自体が国登録有形文化なのです。

お座敷に上がり素敵なお庭をゆったり眺めたり、殿様気分で写真撮影も楽しめます。

※maruekahoは、秋の紅葉の季節に訪れたことはないのですが、紅葉したお庭もとても素敵みたいです。

館長のお城愛あふれるコレクションが素晴らしい!

受付を入ってすぐにあるエントランスホールに展示してある館長が集めたお城の御朱印「御城印」コレクションが本当にすばらしく、有名なお城や福井県内のお城だけでなく、全国津々浦々の御城印やイベント時の特別な御城印なども見ることができます。

※maruekahoも御城印コレクションに夢中になりました。

さあ、国吉城へ参ろうぞ!

資料館から国吉城の本丸までは遊歩道が整備されているので20~30分ほどで登頂できますが、そこは難攻不落の山城と言われただけになかなか手ごわいです。

御触書に注意事項が書かれているので、しっかりとルールを守って見学してください。

遊歩道入り口には国吉城の石垣などを説明したパンフレットが置かれているので、このパンフレットをお供に国吉城の本丸までの道のりを楽しんでください。

※このパンフレットは資料館でもいただけます。


4月中旬から5月の上旬頃までは、遊歩道周辺にシャガの花が一面に咲き誇るのでオススメです。

※夏場などの暑い日は、国吉城周辺には自動販売機がないので熱中症対策にお水等を準備することをおすすめします。

登頂に際しては虫よけやクマよけ対策をして、歩きやすい服装や靴で登るとよいでしょう。

国吉城の見どころスポットを紹介します。

国吉城の本丸までには、城主居館跡伝二ノ丸跡連郭曲輪群などの見どころスポットもあるので順にご紹介したいと思います。

1.城主居館跡

遊歩道の入り口の周辺にある平らに整地された場所は国吉城城主や家来が平時の時に生活していた住居跡「城主居館跡」です。

「城主居館正面虎口跡」「城主居館構礎石建物跡」があります。

草に覆われて歩きずらいですが、当時の石垣跡や虎口跡などを見ることができます。

※虎口(こぐち)とは、城などの出入り口のことです。


そこから山の方に登っていくと「城山山頂・国吉城本丸跡まで あと500m」と書かれた道標 があり、その奥に獣害防止柵が設置されています。

防止柵を開けて通ったら、必ず扉を閉めて内掛けをしてください。

2.難攻不落の山城を体感!

遊歩道は登りやすく階段状に整備されていますが、さすが難攻不落の山城。

急な傾斜のつづり折りの坂道が結構足に堪えます。

振り返ってみると、結構急なつづら折りの上り坂でした。

こんな感じの道のりが何百メートルも続きますので、歩きやすい格好で挑んでください。

3.伝二ノ丸跡

300mと少し登ったところに伝二ノ丸跡への道標があります。

矢印の方向にある道を少し歩くと、目の前に平らな場所が見えてきます。

そこが「伝二ノ丸跡」で、曲輪跡土塁食違虎口を見ることができます。

※曲輪(くるわ)とは、山の斜面を削って平らにした場所です。

※土塁(どるい)とは、曲輪や居館などを守るために土を積み上げて作った壁のようなものです。


伝二ノ丸跡を後に先へ進むと右手に開けた場所があります。

そこから城下町佐柿や市街地を見ることができます。


4.連郭曲輪群(れんかくくるわぐん)

本丸まであと100mの地点には本丸下帯曲輪段石垣(ほんまるしたおびくるわだんいしがき)を見ることができます。

ここまで来たら本丸まではあと僅か頑張りましょう。

そこから少し登ると連郭曲輪群と本丸への道標があります。

道標の裏側には北堀切があり、石垣に使われたであろう石仏群もあります。

※堀切(ほりきり)とは、尾根づたいを攻めてくる敵を阻止するために、尾根を断ち切った溝状の堀のことです。


北堀切を後に連郭曲輪群方面へ行くとすぐに一つ目の曲輪があり奥に行くと若狭湾の素敵な光景を見ることができます。

織田信長もこの光景を見て、この先にいる朝倉氏打倒へ、そして天下統一へ想いを馳せていたかもしれませんね。

※今回は一つ目の曲輪にしか行きませんでしたが、この先にはあと四つの曲輪があります。この場所から次の曲輪に行くのに急斜面を降りないといけませんので、行かれる方は気を付けてください。

5.国吉城の本丸に到着!

  • 奥側から見た本丸跡

本丸への斜面を登っていくと「北西虎口跡」が見えてきます。

周辺には当時の面影を残す石垣跡があります。

虎口を進むと、目の前に本丸跡の広い場所が現れます。

城山(標高197.3m)の山頂にある「本丸跡」に到着です。

本丸のちょうど真ん中に、国吉城と彫られた石碑(大正時代に上げられたものらしいです。)や国吉城の案内パネルなどがあります。

のぼり旗がたくさん立っている場所からは、城下町佐柿の街並みや国道27号線など若狭の風景が楽しめます。

他にも、「東虎口跡(ひがしとらぐちあと)「南隅櫓台跡(みなみすみやぐらだいあと)」、石垣や土塁なども見ることができます。

※帰り道は急な下り部分がありますので、足元に気を付けてお帰りください。



国吉城に来たら寄りたいランチやお土産スポットを紹介します。

福井や美浜町の特産品や名物が買えるお店や食べれるお店をご紹介します。

今回紹介するお店は国道27号線沿いや、27号線からすぐの場所にあるのでとても分かりやすいと思います。

1.地元で愛されるボリューム満点の食堂「美浜食堂(レストランミハマ)」

国道27号線沿いにある「美浜食堂(レストランミハマ)」は創業50年の地元で愛される食堂で、めし!汁!まんぷく!そして茶碗と箸を持った満面の笑みの黄色い看板がたまらなく可愛いです。

店内は昔の食堂という感じで、テーブル席や小上がりやカウンターがありメニューも豊富。

今回紹介するのは福井のソールフード「ソースカツ丼」です。

本当は男丼Bを紹介したかったのですがボリュームがありすぎて食べれるか心配だったので、普通の「ソースカツ丼(800円)」「サラダ・味噌汁セット(200円)」を頼みました。

しっかりと揚がったヒレカツに特製ソースが絡み、サクッとした衣とソースを吸った衣のサクジュワッ食感がたまりません。

ソースの味もmaruekaho好みの甘目の中に程よい酸味があり、ソースがシミシミのご飯がさらに食欲をそそります。

普通のソースカツ丼でもおなか一杯になりましたが、男丼Bはお茶碗二杯分のご飯に特製ソースヒレカツが二段重ねだそうです。

がっつりと食べたい方は挑戦してみてください。


「美浜食堂(レストランミハマ)」
福井県三方郡美浜町大藪30-1

Tel 0770-32-0144 


営業時間
「月~土」 7:00~19:00
「日・祝」 7:00~14:00


定休日

不定休

2.ランチにオススメの「健康楽善拠点施設こるぱ」にあるレストラン!

  • 久々子湖産のシジミ
  • 福井梅の梅干し

美浜食堂の近くの交差点から三方五湖方面へ少し入ったところにある「園芸LABOの丘」内にある「健康楽善拠点施設こるぱ」はレストランとお買い物を楽しめる複合施設です。

レストランの窓から見る景色もよくて、地元美浜町で採れる新鮮野菜や久々子湖のシジミ、三方の福井梅の梅干しなど地産地消のメニューが楽しめます。

今回紹介するのは色々なおかずが食べられる「おかず色々ランチ(コーヒー付き)1200円」です。

優しい味付けのおかずは、野菜も多めで栄養バランスも良くて色々な種類がいっぺんに食べれて大満足です。


「健康楽善拠点施設こるぱ」
福井県三方郡美浜町久々子34-2-1

Tel 0770-32-2155 


営業時間
レストラン 11:00~16:00

直売所 9:30~17:00(夏期のみ18:00まで)

定休日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

12/29ー1/3

「健康楽善拠点施設こるぱ」の直売所。

レストランの横に併設されている直売所では、美浜町や近隣の市町村の特産品や、穫れたての野菜などを買うことができます。

地元の特産のへしこ新鮮野菜がオススメです。

3.福井特産品や名物に出会える「 五湖の駅 」

国道27号線沿いにある「五湖の駅」は、若狭を中心に福井県内の特産品や名物を取り揃えているお店で、ふくい名物や軽食がいただけるお食事処もあります。

店内には所狭しと福井の名産が並びますが、とくにオススメは美浜町の「へしこ(鯖を糠で漬けた保存食品)」でとても美味しいです。

ほかにもうどんとそばがくっついた「うそば」も変わっていて面白いです。


「五湖の駅」
福井県三方郡美浜町久々子72-1

Tel 0770-32-3339 


営業時間
9:30~17:00(お食事処10:30~17:00)


定休日

火曜日

福井の名物が手軽に食べれる「五湖の駅」のお食事処。

お食事処は自販機で食券を買うスタイルで、店内はテーブルなどに木がふんだんに使われています。

福井の名物ソースカツ丼やおろしそばも食べられますが、今回紹介するのは美浜名物のへしこを使った「へしこ茶漬け(550円)」です。

白いご飯の上に炙ったへしこがのっていて食欲をそそります。

へしこを一口かじりお茶漬けをすすると、塩味の後にしっかりと糠に漬かったへしこの旨味が口いっぱいに広がります。

まだへしこを食べられたことがない方は一度チャレンジしてみてください。

気に入ったなら、隣の売店ですぐに買うことができます。

美浜町ならではの変わり種ソフトクリーム!

五湖の駅に来たらチャレンジしてほしいスイーツもご紹介します。

その名は「へしこソフト(460円)」です!

どんだけへしこ押しやねん!と言いたくもなりますが、実はひそかなブームで見た目の可愛さもありインスタにもたびたび上がっています。

ベースは豆乳ソフトクリームなのですが、そこにへしこを漬けていた糠を乾燥させてふりかけにしたものがかかっています。

さらに糠をサブレ生地に練り込み魚型に焼き上げたサバレ(サバのサブレでサバレ)が付いています。

優しいへしこ風味で、おいしく食べられます。

サバレが気に入った方は、店内にて販売していますのでお土産にどうぞ。

その他にも人気観光スポットが盛りだくさん!

国吉城近くには沢山の観光スポットがありますが、その中でもmaruekahoのオススメの人気観光スポットへのリンクを貼っておきますので参考にしてください。

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福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
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