【南越前町 今庄宿】宿場町の古民家ステイ「sou's minka Luru 流留(ソウズミンカ ルル)」
古くは北国街道の宿場町として栄えた南越前町 今庄宿。ここには江戸時代から昭和30年代に建てられた歴史を感じる建物が多く残されています。今回は、昭和初期に建てられた古民家をフルリノベーションした一棟貸切宿をご紹介します。

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今度の旅では、どんなところに泊まろうか?リゾートホテルかな?旅館かな・・・?
そう考えているあなたに「宿場町での古民家スティ」をオススメします!
江戸時代から続く宿場町に位置する古民家。
北陸の交通の要だった北国街道。その昔は、北陸と京都・江戸の都を結ぶ道として多くの旅人が行き交いました。今とは異なり、歩くことが旅の主な手段だった昔は、1日に移動できる距離が限られており、街道沿いに泊まる場所が必要でした。それが宿場町。福井県の南越前町にある「今庄宿」は、北陸の玄関口にある宿場町として多くの人で賑わい、当時から続く家屋が多く残されています。
昔からの建物が今に残されていることが評価され、2021年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
今回、ご紹介する「sou's minka Luru 流留(ソウズミンカ ルル)」は、国から伝統的建造物に指定された建物をリノベーションした1日1組限定の古民家宿です。
古民家の魅力を最大限引き出したリノベーション
実は、この古民家宿を手がけるのは地元工務店さん。今庄宿で生まれ育った社長が今庄宿の伝統的な建物や地域の風景を後世に残したいと考え、空き家だった当建物を譲り受けオーナーとして宿を開業しました。
建築のプロでもあり、地域のこともよく知っている地元工務店さんが古民家リノベーションを得意とする設計士さんとタッグを組んで手がけたからこそ、伝統的建造物の持ち味を生かしたつくりになっています。
オススメポイント①:土蔵にあるお風呂
古民家に付随していた立派な土蔵。昔はどの家でもあったのかもしれませんが、今では見かける機会も減ってきました。宿が位置する今庄宿にある建物の特徴の一つとしてあるのが、土蔵。通りに面したところに母屋を建て、その後ろに少しの庭と土蔵があるという建物構成が多くあります。これは敷地の間口を広げない宿場町ならではのつくり。
Luruでは、その物置だった土蔵を浴室として甦らせました。こんな素敵な浴室が土蔵にあるのが想像できますか?
ここを浴室にするのは、オーナーの息子さんのアイデア。設計を始めた当初は建物の立地上、土蔵を浴室にするのは難しいと思ったそうですが、調べていくうちに可能だということがわかりました。「せっかく、息子が出してくれたアイデアなので形にしたいと思った」と語るオーナーの優しさを感じました。
足を伸ばすことができ、非日常が味わえるお風呂でゆっくりとお過ごしください。窓を開けると坪庭がご覧いただけ、風情を感じることができます。
オススメポイント② こだわった眠りの空間
旅先では、いつもと違うので少し眠れなかったり、夜に起きてしまうこともあるかもしれません。しかし、Luruでは心配無用。しっかりと眠れるように寝室にもこだわりました。
照明は温かく優しい光を放ち、日本人のDNAに刻まれた土壁や建具が心に落ち着きを与えてくれます。そして、なんと言っても寝具。布団は、伸びやかな環境で育つガチョウのトップクラスの羽毛のみを使用したもので、雪国の厳しい冬でも温かく、熟睡へと誘ってくれます。リネンはフラックスという植物からつくられる天然の繊維。吸水性や通気性、保湿性に優れており、さらに、丈夫で長持ちすることで知られています。Luruでは、ノンアイロンで仕上げているので、天然リネンの柔らかさを肌で感じることができます。
オススメポイント③:越前の伝統工芸を体感できる
伝統工芸で栄えた越前。この地の歴史の中で育まれてきた「本当に良いもの」だけが残っています。そんな越前に位置する宿だからこそ、越前の伝統工芸を味わってもらえるようなしつらえや備品にこだわっていらっしゃいます。
日本六古窯の一つである「越前焼」の急須や食器。
丈夫で割れにくく、軽く、口当たりが良いため、日常的にも使いやすい「越前漆器」のお椀。
約700年前に始まり、抜群の切れ味と軽さから世界中のプロから愛されている「越前打刃物」の包丁。
1500年の長い歴史と品質と技術を誇る「越前和紙」の間接照明 など。
宿場町として人や物が行き交い、さまざまな物が通ったこの場所だからこそ、越前の本物が集まっています。どれもオーナー自ら生産者を訪ね、こだわりに納得したものを集めています。
オススメポイント④:越前の素朴で美味しいを味わえる朝食
貸切宿の良さであるプライベート感を大切にするため、朝食はセルフサービス。しかし、簡単に作ることができるメニューなのでご安心ください。
朝からしあわせな食卓を楽しんでほしいと考えたオーナーが、この地で伝統的に愛されてきたメニューを揃えました。
⼟鍋で炊く町内産コシヒカリのごはん
県内で4か所しかない「特別豪雪地帯」に指定されるほど、雪が多い南越前町。土の中でミネラル分を蓄え、地上に出てきた雪解け水で育てられるのが町内産のコシヒカリです。甘味とお米ならではの味わいを存分にお楽しみいただけるお米を、一番美味しい「土鍋炊き」でお楽しみください。
⽢酸っぱくごはんのすすむ⽢露梅⾁
宿場町だった頃、自分の宿に泊まった宿泊客に手土産として渡したのが始まりと言われる高野由平商店の甘露梅肉。江戸時代から愛される伝統的な味です。若狭梅を蔵で3年間熟成し作り上げられる手作りの味は、一度食べたら忘れられない味になるでしょう。
こころ温まるお味噌汁
福井が誇る大本山永平寺御用達の米五の味噌。手抜きしたい朝食でも大丈夫なフリーズドライで味わっていただけます。
恋人やご家族、普段はなかなか集まれない友人など、大切な人との時間をお過ごしください。
当たり前にいるけども、あえて予定をしないと一緒の時間を過ごすことが少ない家族。
仕事や家庭があるから、なかなか集まることができない友人。特別な時を過ごしたい恋人。
日常とは異なる特別な場所でありながら、日本人のDNAに受け継がれている古民家はなんとなく落ち着きます。
そんな場所だからこそ、大切な人との特別な時間を過ごせるのかもしれません。
あなたは誰と一緒に過ごしますか?
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宿の魅力や地域の魅力なども紹介されているので、見ていると楽しみが増えるはず。