ふく旅

福井県越前町で和菓子づくり体験!

和菓子のお話を聞きながら、季節の生菓子(練り切り)づくりを体験してみませんか。

福井県越前町で和菓子づくり体験!

maruekaho

福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。

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maruekaho

今回は若狭(嶺南)を飛び出して嶺北の越前町へ!

若狭担当のふく旅ライターmaruekahoです。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は若狭(嶺南)を飛び出して、嶺北の越前町に来ています。

どうして越前町にいるかというと、福井観光連盟様よりミッションをいただいたからです。

ミッション内容は、「越前町にある老舗の和菓子屋で季節の生菓子づくり体験をレポートせよ。」です。頑張ってミッションを達成したいと思います。

※福井県内ではその他にも色々な体験ができますので、体験の詳細は以下のリンクからオンライン体験予約サイトへ飛んでみてください。

和菓子処「江雲堂」


今回、生菓子づくりを教えていただけるのは、越前陶芸村近くにお店を構える老舗の和菓子屋「江雲堂」の店主 向當 淳(こうとう じゅん)さんです。

江雲堂は、地元で愛される創業70年以上を誇る老舗の和菓子屋さんで、店内には手間暇かけて作られた古越前最中や、越前まこもを使った福ノ緑など沢山の和菓子が並んでいます。

甘いもの好きのmaruekahoは、撮影しながらどの和菓子を買おうかワクワクしてしまいました。

ワクワクの生菓子づくり体験スタートです。

それでは手をきれいに洗って準備万端!気さくな向當先生から和菓子の話を聞きながら、生菓子づくり体験スタートです。

今回は季節の生菓子を二種類作ります。

向當先生が作った見本の生菓子の可愛らしい姿に、本当にmaruekahoにできるのか心配になりましたが、せっかくの体験なので頑張ります。

最初は桜の生菓子を作ります。

目の前に準備された3つの丸い球は、ピンクと白いのが薯蕷練りきり(じょうよねりきり)で、薄あずき色がこしあんです。

この3つを使って桜の生菓子を作っていきます。

薯蕷練りきりとは、白あんに蒸して裏ごししたつくね芋や山芋を合わせて練り上げたものです。粘りがあり細工がしやすく、食べたときに芋の風味となめらかなくちどけの良さを楽しめます。

また、通常のこしあんは色がもっと濃いあずき色なのですが、江雲堂のこしあんはあずきが煮あがる前にあずきの皮を7割抜いてから煮あげる手間がかかる製法で作られているので通常より色が薄くなりますが、あずきの風味は残ります。

向當先生が優しく教えてくれます。

まず最初に、向當先生が実演で桜の生菓子の作り方を見せてくれます。みるみるうちに3つの丸い球が可愛い桜になっていきます。

次に先生と一緒に作ってみるのですが、なかなか上手くいきません。

目の前で見て説明も聞いているので頭では理解しているつもりですが、実際にやってみるのとは違いますね。

指が上手く動かないのと、ヘラを使って花びらを作っていく力加減などが難しかったですが、向當先生がゆっくりと丁寧に教えてくれました。


桜に見えませんか?

よく見ると花弁が不揃いだったりしますが、ちゃんと桜に見えませんか?

初めてにしては上手く出来たのではないでしょうか。

向當先生が作った桜と見比べるとまだまだですが、楽しく作ることが出来ました。


二つ目は鳥の生菓子を作ります。

次は鳥の生菓子を作るということで、白と青の薯蕷練り切りと、こしあんの3つが準備されました。

また、向當先生が実演で鳥の生菓子を作るところを見せていただき、次に向當先生と一緒に作っていきます。

二回目ということもあり上手く出来るかと思いましたが、そんなに上手くはいきませんでした。またまた向當先生に手助けをいただき何とかベースとなる形が出来ました。

ヘラを使って鳥のカタチを作ります。

  • 向當先生作
  • 二回目でなんとか鳥になりました。

向當先生は、流石の手さばきでヘラを使って簡単に鳥のカタチを作り出します。

次はmaruekahoの番ですが、失敗すると鳥の顔がイルカになるらしいのでドキドキします。一回目は、上手くいかずに失敗しました(泣)。

何とか修正して二回目で何とか鳥の顔になったような。次に羽を作ってみましたが、ちゃんと鳥になるか不安です。

何とか鳥に見えました!

仕上げに目の部分に胡麻を付けてシナモンでくちばしを付けると完成です。

失敗もしましたが、何とか鳥に見えたと思います。

へたくそでも可愛く出来ました。

初めての体験でしたが、向當先生のおかげて楽しく生菓子づくりが出来ました。

へたくそですが、自分で作った桜と鳥の生菓子がとても可愛く出来たと思います。

優しく丁寧に作り方をご教授していただいた向當先生、本当にありがとうございました。

最後に、和菓子にも使われている越前町で栽培されている「越前まこも」の粉末をお湯で溶いたものと一緒にいただきました。

※まこもとは、水辺に群生するイネ科の多年草で、栄養が豊富な植物です。

お土産も忘れずに!

生菓子づくりを満喫した後は、店内撮影中から気になっていた創業当時から作り続けている人気の古越前最中、越前まこもを使った福ノ緑カステラを買って帰りました。

どれも美味しくいただいたのですが、特に古越前最中が気に入りました。

粒あん、こしあん、ごまあんの三種類があり、最中の中にぎっしりとほど良い甘さのあんが入っていて食べ応えもあり美味しかったです。

越前まこもは、抹茶や青汁の味が近い感じで福ノ緑、カステラも美味しくいただきました。


越前町のオススメスポットをご紹介!


【道の駅越前】

「道の駅越前」は越前町最大の複合観光施設です。

日本海を眺めながら入ることができる露天風呂「漁火」、世界的にも珍しいズワイガニをテーマにした博物館「越前がにミュージアム」や、隣接した「越前うおいち」では越前港で水揚げされた新鮮な魚介類や地元ならではのお土産を買うことができ、越前ガニのシーズンには沢山の越前ガニがお店に並びます。


【新鮮なお魚が食べられる「お食事処遊膳」】

せっかく越前町まで来たので、新鮮なお魚が食べたいと「道の駅越前」にある越前町観光案内所でオススメのランチのお店を聞きました。

今回お伺いしたのは、道の駅越前からも車ですぐのところにある旅籠おけやの1Fにある「お食事処遊膳」さんです。

新鮮な旬の魚が食べられるということで、いろいろなお魚が乗っている海鮮丼にしました。

運ばれてきた海鮮丼は見るからに美味しそうで、春ということもあり旬の新わかめも乗っていました。お椀にいっぱいに盛られた色々な刺身がどれも新鮮であっという間に平らげてしまいました。

平日なのにお客さんがいっぱいなのもうなずけました。

※お客さんが沢山いたので店内の撮影は控えさせていただきました。

  • 陶ふうりん三千の音色
  • 陶ふうりん三千の音色
  • 陶ふうりん三千の音色
  • 陶ふうりん三千の音色
  • 四千色の陶あかり
  • 四千色の陶あかり
  • 四千色の陶あかり
  • 四千色の陶あかり
  • 四千色の陶あかり
  • 岡本太郎のオブジェ


【越前陶芸村】

生菓子づくりを体験した和菓子処「江雲堂」からすぐのところにある越前陶芸館もオススメです。

越前焼のショップや資料館などがあり、広大な憩いの公園には世界的に有名な岡本太郎やイサム・ノグチのオブジェなど15点の作品に出会えます。

また、一年を通して様々なイベントを開催していて、陶芸祭りや春のしだれ桜まつりなどは人気があり、沢山の来場者でにぎわいます。

maruekahoのオススメイベントは、6月から9月頃に開催される「陶ふうりん三千の音色」や、10月下旬から1月下旬頃まで開催される「四千色の陶あかり」です。

どちらも西日本最大級のイベントで毎年楽しみにしています。

四千色の陶あかりは、ふく旅ライターさんが詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

福井県内で素敵な体験してみませんか。

今回は、海あり山ありの越前町で生菓子づくり体験と観光を楽しみましたが、福井県内では他にも色々な体験をすることができます。

旅の思い出作りに皆さんも素敵な体験をしてみませんか。

福井県でしか味わえない貴重な体験もありますのでぜひトライしてみてください。

maruekaho

福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。

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