福井県若狭の「お土産」本当に売れているのはコレだ!(後編)
若狭にある道の駅や、お土産屋の担当スタッフに聞いた、実際に売れている若狭の人気お土産ベスト5と担当スタッフがぜひオススメしたいお土産をご紹介します。

maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。

お土産に困った方はぜひ参考に!
敦賀駅前にある老舗のお土産屋「おみやげ処 敦賀かわと」
2023年に開業87年を迎える老舗のお土産屋「おみやげ処 敦賀かわと」は、敦賀駅から徒歩1分の駅前商店街にあります。
駅前すぐという好立地もあり、福井への出張や旅行に来られた方がお帰りの際に福井のお土産を求めて気軽に立ち寄れるお店です。
お店には店主が価値ある逸品をモットーに吟味した福井土産が所狭しと並びます。
店主の河籐さんはとても気さくな方ですので、お土産で困ったときは気軽にお尋ねください。
「おみやげ処 敦賀かわと」で人気のお土産ベスト5!
【第5位】紅屋 豆らくがん
敦賀を代表する銘菓「豆らくがん」はお多福の形をした縁起物で、紅屋の豆らくがんは福井県産の粗挽き大豆粉と上白糖を原料に作ったお菓子です。
ザクザクした食感を楽しみながら食べると香ばしい大豆の風味と優しい甘さが口いっぱいに広がり素朴な味が癖になる逸品です。
ぜひ敦賀に来られた際はご賞味ください。
【第4位】中華そば一力 インスタント麺
1958年に敦賀市で創業した「中華そば一力」は、地元では知らない人がいないほどの超有名店で、2008年には新横浜ラーメン博物館に北陸のラーメン店として初の出店を果たしたり、ミシュランガイド北陸2021特別版にも選出された世界が認めた名店です。
そんな中華そば一力のラーメンをご家庭でも手軽に楽しんでいただけるように、一力の味を忠実に再現して作られたのが「中華そば一力 インスタント麺」です。
パッケージには敦賀市と親交がある漫画家 松本零士先生が、一力のために書き下ろした原画を使っているところも人気です。
※敦賀駅から気比神宮までのシンボルロードには、銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトの名場面を再現したモニュメント像が28体も設置されていたり、主要キャラクターがプリントされたバス停やラッピングバスも見ることができます。
【第3位】五月ヶ瀬
1975年の発売以来、長年にわたり福井県のお土産として愛されている五月ヶ瀬は、パッケージに石窯焼き煎餅と書かれていますがハード系のクッキーといった方がしっくりくるかもしれません。
ザクザクとした食感の中にアクセントとして渋皮付きのピーナッツが入っているのですが、渋皮の香ばしい風味とかすかな渋みにピーナッツがいいアクセントになり、素朴で飽きのこない味。県内外の皆さんに愛されるロングセラー商品なのも頷けます。
羽二重餅と共に福井を代表するお土産の一つです。
【第2位】奥井海正堂 おぼろ昆布
江戸時代から明治時代にかけて北海道と大阪を結んで産物を売り買いしながら運んでいた北前船の寄港地の一つとして栄えた敦賀市には、羅臼や利尻などで採れた一級品の昆布が集まり、今なお昆布問屋や昆布を扱うお土産屋などが沢山あります。
今回紹介する、おぼろ昆布を製造している奥井海正堂は、敦賀市に本社を構える高級昆布を扱う専門店です。
おぼろ昆布は、品質の高い昆布を昆布職人の手で一枚一枚丁寧に極限まで薄く削ることにより、口に入れたときに儚くとけ口内に昆布の旨味と風味が広がります。
今でも敦賀市はおぼろ昆布の加工が盛んで、全国の80%以上の生産量を占めています。
【第1位】甘泉堂 羽二重餅
福井を代表するお土産の「羽二重餅」は、福井で生産されていた名産品の絹織物「羽二重織物」の滑らかで柔らかな風合いをイメージして作られた餅菓子です。
羽二重餅を使った色々な和菓子がありますが、一番人気は羽二重餅本来の食感と味が楽しめるプレーンの羽二重餅です。
当店では、甘泉堂の羽二重餅(12ヶ入り)が一番の人気です。
「おみやげ処 敦賀かわと」店主がぜひお勧めしたいお土産をご紹介!
だるま屋 かたパン
敦賀のお土産として忘れてならないのが、敦賀名物「かたパン」です。
昔ながらの製法で作られる素朴な味わいのかたパンは、小麦粉と砂糖と塩だけというシンプルな材料だけで作られていて、アクセントで付けられている青のりの風味が味を引き立てます。
かたパンというだけにとても固いので食べるときは気を付けてくださいね。
この名物かたパンはご夫婦で作られていたのですが、現在は息子さんが伝統の味を受け継ぎ、かたパン(マーガリン入)や、かたパン(ピーナッツ入)など新製品も誕生しています。
鯖街道の宿場町にある「道の駅若狭熊川宿」
熊川宿は、若狭と京都を繋ぐ鯖街道の重要な宿場町として発展しました。
そんな当時の面影を残す情緒あふれる街並みが人気の観光地にある「道の駅若狭熊川宿」は、福井の玄関口として若狭の名産品や福井県の逸品を取り揃えたお土産コーナーや、さば寿しや越前おろしそば、ソースカツ丼など福井のグルメが楽しめるお食事処があります。
また、併設された鯖街道ミュージアムは入場無料で、気軽に鯖街道のについて学ぶことができます。
「道の駅若狭熊川宿」で人気のお土産ベスト5!
※掲載している価格は2023年4月のものです。場合により価格は変動することがあります。
【第5位】エコファームみかた 若狭梅酒200ml 660円(税込み)
福井梅の一大産地の若狭町の自社梅園で大切に育てられた希少品種の紅映梅(べにさしうめ)を100%使い自社工場にて昔ながらの製法にこだわり無添加で作っている本格梅酒です。
世界中の女性ワイン専門家が選ぶユニークな国際コンクール「フェミナリーズ」で金賞を受賞しました。
ほのかな甘みと爽やかな酸味の切れのよい飲み口をお楽しみください。
【第4位】熊川くず生産組合 久寿湯(五個入り) 540円(税込み)
若狭熊川は昔から葛の産地として知られていて、熊川くずは日本三大葛のひとつといわれています。
北川上流は葛根の育成に適した土壌で、澱粉の純度が高い上質の葛根が採れます。
熊川くずを使った久寿湯は五種(プレーン、ゆず、あずき、しょうが、抹茶)の味で、お湯を注いでお召し上がりください。
手間暇かけて作られた熊川くずのまろやかで上品な味わいをお楽しみください。
※通常の袋入りとお土産用にパッケージされたものがあり、値段は同じなのでお土産用には素敵なパッケージ入りの三色からお好きな色を選んでください。
【第3位】株式会社デキタ 和食に会う粒マスタード 810円(税込み)
若狭町の山内集落でのみ栽培されている伝統野菜「山内かぶら」のタネに梅酢やはちみつというシンプルな素材のみで仕上げた粒マスタードです。
プチプチとした食感に梅酢のさわやかな酸味と、はちみつの甘さがやさしい辛みを引き立たせます。
いつもの和食に、やさしい辛みのアクセントを加えてみませんか。
【第2位】井上耕養庵 若狭葛ようかん一枚流し 810円(税込み)
熊野くずと厳選した小豆を使用して、職人が一つ一つ手作りした逸品です。
もっちりプルンとした食感とのど越しの良さ、後に残る小豆の風味と優しい甘さでいくらでも食べれる美味しさです。
【第1位】道の駅若狭熊川宿 オリジナル鯖寿司(ハーフ) 1,300円(税込み)
道の駅若狭熊川宿のレシピを忠実に守りながら作られたオリジナルの鯖寿司は、身の厚い国産のさばを使った逸品で酢飯との相性も抜群です。
手軽に本格的な鯖寿司を楽しめるハーフサイズ(5貫)が人気ですが、常連のお客様は通常サイズ(10貫)をお買い求められます。
お食事処「四季彩館」でも食べることができますので、ぜひ当店自慢の鯖寿司をご賞味ください。
「道の駅若狭熊川宿」支配人がぜひお勧めしたいお土産をご紹介!
株式会社デキタ 熊川葛の葉茶 540円(税込み)
熊川くずの柔らかな葉と新芽、九月に咲く花を手摘みにて収穫して乾燥し、製茶の直前に焙煎してティーパックに詰めました。
葛の葉や新芽、花の風味や香りが、葛ならではのまろやかな口当たりの後に広がります。
葛を使ったお茶でしか味わえない風味や香りをお楽しみください。
美味しいお土産いっぱいの若狭にぜひお越しください。
今回は敦賀から若狭町までを巡り本当に売れているお土産を紹介しました。
調べてみて、やはり福井を代表するお土産「羽二重餅」の人気はすごいと感じましたし、ベスト5にはなかな入りませんでしたが「五月ヶ瀬」も人気でした。
その土地で愛されているソウルフードや特産品を使ったお土産や加工食品も人気で、敦賀なら昆布や豆らくがん、美浜町はへしこや福井梅を使った加工品、若狭町はさば寿しや熊川くずを使った商品が目立ちました。
若狭路を旅する際は、ぜひ若狭の各地を巡り美味しいソールフードや特産品をお買い求めください。
また前編では、若狭高浜町からおおい町、小浜市の道の駅を巡って人気のお土産を紹介していますので、ぜひ前編もお土産の参考にしてください。








































