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「喫茶白鳥」は、越前市の武生駅前で1956年から続く老舗喫茶店。長年にわたって地元の常連さん達に愛されてきましたが、2024年に先代ママさんの急逝により一時閉店。同年11月に、お店を手伝っていた弟さんご家族が引き継いで再オープンしました。

現在は、月に10日ほどの不定期営業。Instagramの営業カレンダーをチェックしてから訪れることをおすすめします。

喫茶白鳥のInstagram

ここからは、喫茶白鳥に行ってみた様子をお届けします！

ハピラインふくい線の武生駅から徒歩約5分、総社大神宮の参道沿いにあります。駐車場はないので、お車でお越しの場合は周辺のコインパーキング、また徒歩5分ほどの距離にある「武生公会堂記念館 まちなか駐車場」をご利用ください。

ポットとカップがのった可愛らしい看板がお店の目印。レトロな外観に期待が高まります。

ときめくレトロな空間

扉を開けていざ店内へ。お店の中は昭和の雰囲気が漂い、まるで別世界に来たかのよう。暖色系のレトロな照明や、創業当時から変わらないという赤のタータンチェックの床にもぜひご注目を。

お店に飾られている季節のお花は、先代ママさんが仲良しだったお花屋さんで購入しているそうです。

店内の壁にはアート好きだった先代ママさん夫婦のコレクションが飾られていたり、オリジナルの紙マッチが置かれていたりと、至るところにこだわりが詰まっています。現役で使われているコーヒーの電動ミルもかなりのヴィンテージ品。昭和レトロ好きにはたまらない空間です。

純喫茶メニューを注文！

お店を訪問したのが6月の最終営業日とあってか、たくさんのお客さんでにぎわっていました。外が暑かったので、アイスコーヒーとレモンスカッシュを注文。

アイスコーヒーは、ほどよい甘さと苦味を感じられる昔なつかしい味わい。レモンスカッシュは、搾りたての生レモンがたっぷり入っており、すっきり爽やか。どちらも暑い夏にぴったりのドリンクです。

小腹が空いていたので、玉子サンドイッチも注文しました。ふわふわの食パンに、注文が入ってから丁寧に焼き上げるふわふわの卵焼きがサンドされています。あたたかくてやさしい味わいで、ぺろりと完食しました。お昼ごはんにも3時のおやつにもぴったりな一品です。

玉子サンドイッチの他にも、トースト（バターまたはジャム）やチーズトーストもありました。カリッとした食パンとジュワッと広がるバターを楽しめるバタートーストが人気だそうです。

6月からは先代ママさんの頃に提供していたというチョコレートパフェも復活。少し中身は変わっているそうですが、レトロな雰囲気の中で味わえるなんて最高ですね。チョコレートパフェは次回の楽しみにしたいと思います。

先代ママさんからお店を受け継いだのは、お店を手伝っていた弟さんとそのご家族。なんと普段は京都にいらっしゃるそうで、月末になると家族3人で越前市に来てお店をオープンしているそう。先代のコーヒーの味を大切にしながら、常連さんも初めて来店する方も、みんなが心地よく過ごせるお店を作り上げています。

喫茶白鳥には、先代のママさん時代の常連さんも多く来店されています。中には何十年も前から通われているお客さんも。

「どこから来たんけ」と声をかけてもらえることもあるので、常連さんやママさん達とお話ししてみたい方はカウンター近くの席がおすすめです。昔のお店の話も聞かせてもらえるかもしれません。

今回訪問したタイミングは店内が混雑していましたが、オープンしてすぐの時間帯は比較的空いているそう。お店のママさん達とゆっくり会話を楽しみたい方は早めの時間に来店するのがよさそうです。

武生駅前で長年にわたって愛されてきた喫茶白鳥。以前、通われていたという方、レトロな喫茶店が好きな方など、再オープンしたこの機会にぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

営業日などの詳しい情報は、Instagramをチェックしてみてください！

喫茶白鳥のInstagram

お店の入口に貼られているカレンダー。また来月も来たくなります！

喫茶白鳥（きっさしらとり）

住所：福井県越前市幸町3-4（ハピラインふくい線武生駅から徒歩約5分）

電話：0776-23-4686

営業日：不定期(Instagram参照)

営業時間：12:00〜18:00（月の初日は14:00〜18:00）

駐車場：なし。周辺のコインパーキングなどをご利用ください。