大食い界の秘境「やせなわ食堂」を大食いとともにレポートする
福井には多くの素敵な個人店がある。中でも、わたしが推したいのがここ、大食いの人は来たほうがいい名店「やせなわ食堂」だ。

ちりり
ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!

人を惹きつけてやまない食堂
食堂ってなんであんなに落ち着くんだろう。
のれんをくぐり、手書きで書かれたちょっと読みにくいメニューを手にしながらどれがいいかと迷い…。
私が小さい頃にはあんなに当たり前だった「食堂」という存在。
今は数十メートル歩けばコンビニがあり、どんなに夜遅くなっても牛丼チェーンやファミレスに行けばお腹を満たすことができ…世の中はどんどん便利になってきている一方で、昔ながらの温かさに包まれるような店はいつのまにかなくなってきてしまっているように思う。
そんな令和の世の中で、ひときわ光る、けど、一見さんだとけっこう入りづらい食堂がある。
それが今回紹介する「やせなわ食堂」だ。
お腹ペコペコでのれんをくぐる
ここがやせなわ食堂。
幹線道路沿いにある、ひときわ目立つが一見さんだとまあまあ入りづらい店構えをしている。
のれんをくぐって席につくと、バンダナを巻いたお姉さんがメニューを持ってきてくれた。
手書きで書かれた、写真付きのあったかいメニューだ。
今日一緒に来てくれたのは、あわらの食いしん坊将軍(※あわら市非公認)を自称しさまざまな飲食店を渡り歩く、大食い柔道家のやっちゃんだ。
それでは早速いってみよう!
バリエーションに心踊る
やせなわ食堂の魅力はメニューの豊富さとそのボリュームだ。
定食、うどん、ラーメン、カレーにオムライス、あったかお鍋に単品メニュー…。
誰と来ても、大食いの人と大食いじゃない人が一緒に来ても、ここではみんなが心もお腹も満たされる場所なのだ。
そしてメニューは普通か大盛りか選べる。
食いしん坊将軍によれば、ここに来たら礼儀として大盛りを頼むほかないらしく、また大盛りを頼まないと店の人に心配されるそうだ。
※皆さんは普通盛りでぜんぜん大丈夫なので心配しないでほしい。
おすすめ第3位:カツ&カレー カツカレー
ここからは食いしん坊将軍の意見も踏まえ、おすすめトップ3を勝手に紹介する。
おすすめ第3位は、カツ&カレー、カツカレー(メニュー原文ママ)だ。
特にこれは大盛りを頼んだ場合、カツがわらじ級というか、想像を超える大きさで出てくるので、大食漢食いしん坊将軍であってもコンディションを整えてアップしてから食べに来ないとケガするそうだ…
わたしは普通盛りでも十分、カツのデカさと玉ねぎの旨味が溶け込んだカレーのうまさにノックアウトされる。
おすすめ第2位:ボリューム爆発 からあげ定食
この「ボリューム爆発 からあげ定食」というのも、メニュー原文ママ引用している。
大皿に爆発せんばかりの揚げたてからあげが山盛りになって登場する。
目視で数えただけでも…10個は軽く超えている。
小皿にコショウとマヨネーズがついてきて、いろんな味変が楽しめるのも、また、たまらない。
将軍によれば、ラブラブカップルが二人で大盛り一つを頼むと、食べきるまでに絆が深まっておすすめだそうだ。
おすすめ第1位:ご飯がすすむ 豚生姜焼定食
堂々の第一位は、「ご飯がすすむ 豚生姜焼定食」だ。
大盛りを頼めば、顔が隠れるほどの大盛りご飯、そして人生史上最大級てんこ盛りの生姜焼きが湯気を上げながら登場する。
注意して食べないと、ご飯の雪崩に巻き込まれるそうだ。
お肉のエキスが付け合せのキャベツにもじっくり染み込み、もはやドレッシングは不要。
これだけ肉肉しいのにもかかわらず飽きが来ないばかりか、ご飯との相性が抜群でどんどん白飯が進んでしまう。
ご飯に味がしみたキャベツ、お肉、そしてマヨネーズを乗っければ生姜焼き丼の出来上がり。
超クセになる一品だ。
さぁ、食欲を開放する時が来た
一度ここに足を踏み入れれば最後、あなたもやせなわの虜になってしまうだろう。
自分ってこれだけ食べれるの!?と新しい自分に驚くかもしれない。
さぁ、やせなわの暖簾をくぐって、ワクワクしながら今日の「大盛り」を待とうではないか。
あ、大盛りを頼む際には、ここまでランニングで来るか何かして、お腹ペッコペコで来ることを一応おすすめしておこう。






















