ふく旅

世界でここでしか食べられない伝統薬味「山うに」を求めてわざわざ田舎のカフェ「ほやっ停」まで行ってきた話

多分観光客にはあんまり知られていない、鯖江市の片田舎にある(褒め言葉)ローカルでユニークなカフェを紹介しよう。

世界でここでしか食べられない伝統薬味「山うに」を求めてわざわざ田舎のカフェ「ほやっ停」まで行ってきた話

ちりり

ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!

2029 view
ちりり

ローカルでユニークな体験を追い求めて

わたしはローカルなものが好きだ。

それも、どっぷりローカルになればなるほど興奮が止まらない。


ローカルという指標をわたしの定義で分解すると、「アクセス困難」「地域の暮らしに根付いている」「唯一無二」の三大要素で成り立っているもの、と言える。

今回はまさにそのすべてを満たす、のどかな田舎にある、伝統薬味にこだわったカフェを紹介したい。

山にあるウニ、通称山うに

鯖江駅から東へ向かい、見渡す限りの田園風景を抜けていくと、鯖江市河和田地区にたどり着く。
漆器や眼鏡など、ものづくり産業が息づく地域だ。


その一角にあるのが「ほやっ停」

ここ、地域で昔から食されてきた伝統薬味「山うに」のカフェなのだ。



「山うに」と聞くと、ウニなの?と思うが、実はウニではない。
赤なんば(辛味唐辛子)と柚子を、すり鉢でじっくり練り上げて作る薬味で、さわやかさとピリッとした辛味がクセになる、何にでも合う万能選手だ。

お刺身、鍋、お肉料理……何に添えても、山うにが入るだけで、ごちそう感が一気に爆上がりする。

伝統薬味に浸れるカフェ

見た目は小さなテイクアウト専門店かと思いきや、店内にはカウンター席もテーブル席もある。
河和田地区のあれこれを紹介する手づくりのボードや、鯖江の地場産品が並び、「ここでゆっくりしていってね」という温かい真心と地域愛があふれている。



ここで絶対に外せない名物が「山うにたこ焼き」。
生地にも山うにが練り込まれ、さらに横にもちょこんと添えられている。
注文が入ってから焼いてくれるアッツアツのたこ焼きに、山うにをディップして食べる瞬間は・・・まさに至福。
こんなたこ焼き、間違いなくここでしか食べられない。


山うにメニューのバリエーションがすごい

他にも山うに推しのメニューがずらりで、心が踊る。


・山うにマヨのジャンボ団子

(香ばしく香る炙りマヨと山うにが信じられないくらい団子に合う!


・山うにに使われている柚子で作った柚子スカッシュ

一個一個丁寧に収穫しに行っているシロモノ



・山うにが驚くほど合う親鳥の煮込み

親鳥の出汁と山うにが絶妙にマッチする、五臓六腑にしみわたる味)



などなど・・・どれも手づくりで、素朴なのに味わい深く、ひとつひとつ丁寧に作られているのが伝わる。

「山うにの魅力を全部伝えたい」という店の熱量がそのままメニューになったようなラインナップだ。

おみやげにも最高の「瓶入り山うに」

お店では持ち帰り用の瓶詰め山うにも販売されている。ぜひ一本買って帰って、いろんな料理に試してみてほしい。


家でタコパをするときにも、鍋パをするときにも、山うには欠かせない隠れ主役。さて、山うに沼で、みなさんのお越しをお待ちしております。

ちりり

ディープな福井を愛する独身アラサー。
趣味・特技:ひとり食べ歩き飲み歩き
主な生息地:片町のスナック
あっと驚く福井の新発見を、一緒に楽しみましょう!

ちりり

このライターの人気記事

福井駅新幹線改札にある駅蕎麦「越前屋」が穴場すぎてひとつ物申したい
福井駅新幹線改札にある駅蕎麦「越前屋」が穴場すぎてひとつ物申したい
detail_733.html
地元民しか知らない【芦原温泉駅前でローカルグルメ】食べ歩き!
地元民しか知らない【芦原温泉駅前でローカルグルメ】食べ歩き!
detail_579.html
東尋坊の隣にある神秘の島「雄島」って知ってる?
東尋坊の隣にある神秘の島「雄島」って知ってる?
detail_669.html
【あわら・三国】本当は教えたくないチルカフェ4選
【あわら・三国】本当は教えたくないチルカフェ4選
detail_411.html

関連記事

いま読まれている記事

福井銘菓「羽二重餅」5種食べ比べ!福井駅でお土産に買える定番の「白」を徹底検証
福井が誇る銘菓「羽二重餅」を、ふく旅ライターと一挙5種食べ比べ! 明治38年発売の「松岡軒」から、藩主御用達の歴史を持つ「錦梅堂」、さらに二枚重ねや極厚タイプまで、福井駅でお土産に買える個性豊かな名店を揃えました。
「絹のような口溶け」と一口に言っても、伸びや甘さは千差万別。 実際に食べて分かった各社の魅力をリアルな声と共にお届けします!
福井銘菓「羽二重餅」5種食べ比べ!福井駅でお土産に買える定番の「白」を徹底検証
detail_847.html
福井県民おすすめ!「福井県のいちおし越前そばの店」17選
※2024年10月2日~11月2日に福井県民を対象に行ったWEBアンケートの結果です(ランキングではありません)。
福井県民おすすめ!「福井県のいちおし越前そばの店」17選
detail_601.html
県民オススメ!「これ買っておけば間違いなし」福井土産7選(グルメ編)
体験や宿だけでなくお土産も旅の醍醐味のひとつですよね。福井には羽二重餅やおろしそば、越前ガニなどの買いたくなっちゃうお土産がたくさんありますが、今回は福井県民が自信をもってオススメする、お菓子・スイーツや伝統の薬味などの福井らしさあふれる食のお土産を7つご紹介します。
自分で召し上がるもよし、お友達に渡してシェアするもよし。見つけたらぜひ手に取ってみてください。
県民オススメ!「これ買っておけば間違いなし」福井土産7選(グルメ編)
detail_65.html

同じテーマの記事

若狭の名水を巡る旅「湧き水を汲めるスポット」オススメ5選!
自然豊かな福井県には美味しい湧き水を汲めるスポットが沢山あります。そんなスポットの中から若狭を代表する名水スポットを嶺南担当の地元ライターがご紹介します。
若狭の名水を巡る旅「湧き水を汲めるスポット」オススメ5選!
detail_486.html
【聖地巡礼】月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』ロケ地ガイド!鯖街道と宇宙を繋ぐ感動の14年を巡る旅。
2026年春、日本中を感動の渦に巻き込んだフジテレビ系月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』。
かつて、都へとサバを運んだ歴史ある「鯖街道」の起点・小浜。その古き良き港町から、今度は14年の歳月をかけて「宇宙」へとサバ缶が旅立つ。
この歴史と未来が交差する奇跡の実話をもとに、主演の北村匠海さん演じる朝野先生と、まっすぐに夢を追いかけた生徒たちの青春を描いた物語は、私たちの胸を熱く焦がしました。
生徒が汗を流し、涙し、夢を語り合った舞台のほとんどは、ここ福井県小浜市を中心とした若狭エリア。
潮風の香り、沈む夕日の美しさ、そしてどこか懐かしい街並み。一歩足を踏み入れれば、あの感動の名シーンが鮮やかによみがえるロケ地と、旅を彩るおすすめスポットをたっぷりご紹介します!
【聖地巡礼】月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』ロケ地ガイド!鯖街道と宇宙を繋ぐ感動の14年を巡る旅。
detail_931.html
福井にはまだ知らないそばがあった。個性豊かな「くるみそば」とは?
福井のそばといえば、大根おろしを添えた「越前おろしそば」がおなじみ。
そんな福井で、いつもとはひと味違う「くるみそば」を楽しんでみませんか?
福井にはまだ知らないそばがあった。個性豊かな「くるみそば」とは?
detail_946.html