冬の味覚の王様！若狭ふぐの贅沢ランチを味わう！
福井県小浜市の阿納（あのう）地区は、目の前の美しい若狭湾で育まれたブランドふぐ「若狭ふぐ」の養殖が盛んな漁師町です。
この地にある「若狭ふぐの宿 下亟（しもじょう）」は、自家養殖だからこその圧倒的な鮮度と最高の質を誇る若狭ふぐ料理を一年を通して提供しています。極上の若狭ふぐは、ひとくち食べれば口の中に広がる深い旨味と、弾けるような引き締まった身の歯ごたえに、思わず笑みがこぼれてしまいます。ぜひ若狭ふぐをご賞味ください。
maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き！という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。
若狭ふぐとは
ふぐの王様といわれる高級魚トラフグを、1年半から2年かけて丁寧に育てたブランドふぐです。
若狭地方は日本最北端のトラフグ養殖海域で、日本海側では珍しい有数の産地として知られています。若狭湾はリアス式海岸のため入り組んだ地形となっており、荒波の影響を受けにくく、ふぐの養殖にとても適した環境です。さらに、冬の雪解け水が流れ込むことで他の地域より長く低水温が続き、夏と冬の水温差も大きいという特徴があります。この厳しい自然条件が、若狭ふぐの身をしっかりと引き締め、ぷりぷりとした弾力と濃厚な旨味を生み出しています。
てっさにすると、透き通る身が菊の花のように美しく広がり、口に含むと心地よい歯ごたえと繊細な旨味が、てっちりでは柔らかい身の旨味と深いコクのある出汁の旨味が味わえます。 唐揚げや焼き物にすればふっくらとした身の味わいを存分に楽しむことができます。
若狭地方では、清らかな海水を活かした丁寧な養殖や鮮度を保つ高い技術が受け継がれており、若狭ふぐは安心・安全で高品質なブランドふぐとして全国から評価されています。
若狭ふぐの最盛期は10月から3月。冬の味覚として、旅館や民宿、飲食店で提供され、多くの人々を魅了しています。厳しい自然と職人の技が生み出す若狭ふぐは、まさに冬の若狭を代表する至高の味わいです。
若狭ふぐの里「阿納（あのう）」へ
福井県小浜市の阿納は、穏やかな若狭湾に寄り添うように広がる小さな海辺の集落です。豊かな漁場に恵まれ、若狭ふぐの産地として知られるこの地域には、昔ながらの情緒を感じられる旅館や民宿が点在し、訪れる人を温かく迎えてくれます。
阿納の海で育つ若狭ふぐは、地元の漁師が丹精込めて育て上げた自慢の味。もう一つのブランド魚「若狭マハタ」や、新鮮な海の幸も揃い、一年を通して海の恵みを楽しむことができます。
宿では、てっさやてっちり、唐揚げ、焼きふぐなど、多彩なふぐ料理を味わえるのが魅力です。冬のシーズンになると、その美味しさを求めて全国から多くの方が訪れます。目の前に広がる海を眺めながら味わう若狭ふぐは、まさに若狭を代表する味覚の一つです。
美しい海辺の景観と、地域に受け継がれるもてなしの心が息づく阿納で、ゆったりとした時間の中で新鮮な海の幸と豊かな自然を五感で堪能することができます。
「若狭ふぐの宿 下亟（しもじょう）」～絶品の若狭ふぐとあたたかなおもてなしの宿～
今回ランチをいただくのは、「若狭ふぐの宿 下亟」です。目の前の海で自ら育てた新鮮な若狭ふぐを味わうことが出来る人気の宿です。ランチだけでなく若狭ふぐのフルコースや新鮮な海鮮を楽しめる宿泊プランも充実しています。心のゆくまで美味しいものをいただき、モダンで落ち着いた客室でゆっくりとくつろげば、日常を忘れる贅沢な時間が待っています。心を込めたあたたかなおもてなしが、訪れるすべての人に特別な体験と忘れられない思い出を届けてくれるオススメの宿です。
※若狭ふぐの最盛期は10月から３月ですが、下亟では一年を通じて美味しい若狭ふぐを味わうことが出来ます。
若狭福ふぐランチ～若狭ふぐをリーズナブルに味わえる贅沢ランチ～
「若狭福ふぐランチ（要予約）」は、若狭の海が育んだ若狭ふぐを存分に味わえる贅沢なランチコースです。※若狭福ふぐランチは三日前までの予約が必要です。
リーズナブルな価格で、若狭ふぐの魅力を余すことなく堪能できる、贅沢で満足度の高いランチコースです。
ふぐ湯引き皮（てっぴ）
ふぐの皮を熱湯にさっと通すことで、皮に豊富に含まれるコラーゲンの旨味がいっそう際立ちます。ネギや紅葉おろしにポン酢をかけていただくと、口の中に淡白でありながら奥行きのあるふぐの旨味と甘さがしっとりと広がります。噛むたびにコリコリとした食感とポン酢の酸味と紅葉おろしの辛味が箸を進めます。後味はふぐならではの上品な旨味と甘さが一層引き立つ魅力あふれる一品です。
てっさ（ふぐ刺し）
若狭ふぐは鮮度が抜群で、捌いてすぐは身がきゅっと締まりすぎて硬く、旨味もまだ落ち着きません。そこで二日間ほどじっくり寝かせ身を熟成させることで、硬さが和らぎ旨味と風味がぐっと引き立ちます。
熟成が終わった身は透き通るように薄く引かれ、皿の上に美しい花を咲かせます。その身を数枚そっと箸でつまむだけでふぐ特有のしなやかな弾力を指先で感じることが出来ます。葱や紅葉おろしを添えポン酢に軽くくぐらせ口に運べば、心地よく歯をはじき返す食感と熟成によって引き出されたふぐの甘みと旨味は、ほかの白身魚では決して味わえない淡白でありながらも奥深い旨味が静かに広がります。その繊細な見た目と気品に満ちた味わいがてっさの醍醐味であり、多くの食通を魅了してきた贅沢な逸品です。
てっちり（ふぐのちり鍋）
てっちりは、江戸時代から親しまれてきた冬のごちそうです。寒い季節に湯気を立てる鍋を囲めば、昆布だしに溶け出したふぐの旨みがふわりと立ちのぼり、思わず箸を伸ばしたくなる香りが広がります。
若狭ふぐの最大の魅力は淡白でありながら深みのある味わいで、火が通った白身はふっくらと弾力があり、ポン酢との相性も良くほどよい酸味がふぐの味を引き立て、上品な甘さと澄んだ旨みが口いっぱいにひろがります。
また、鍋全体にふぐの旨みがしみわたり野菜や豆腐まで格別のおいしさに、身体の芯から温まり、ふぐの魅力を余すことなく味わえるてっちりは冬を贅沢に彩る至福の一品です。
〆の雑炊
てっちりを味わったあとのお楽しみとして外せないのが、〆の雑炊です。
鍋に残った出汁にはふぐの旨みと野菜の甘さが溶け込み、その一滴にまで濃厚な美味しさが凝縮されています。その出汁にご飯を加えて静かに煮立てれば、ふわりと立ちのぼる香りが食欲を刺激し、思わず口元がほころぶほどです。ふぐの旨味をたっぷり吸い込んだご飯がふっくらと踊る鍋に、卵をそっと溶き入れるとまろやかなコクが全体をやさしく包み込み口当たりは驚くほどなめらかに、こうして仕上がる雑炊はまさに極上の一杯です。シンプルな塩味がふぐの深い旨みを引き立て、ひと口ごとに豊かな味わいがじんわりと広がります。さらにポン酢を少し垂らせば、爽やかな酸味が全体をきゅっと引き締め違った美味しさが楽しめるのも魅力です。
てっちりの余韻を最後まで余すことなく堪能できる雑炊は、食べ終わった瞬間に思わずため息がこぼれるほどの満足感を味わえます。
追加料理もオススメです！
「ふぐ唐揚げ」
カラリと揚がった衣の香ばしさの中から、ふぐ特有の上品な甘みと弾力ある食感がふわりと広がります。一口かじれば、ジュワッと染み出す旨みと軽やかな後味が続き、ふぐ唐揚げならではの美味しさを堪能できます。レモンをぎゅっと絞れば爽やかな酸味が旨みをさらに引き立て、思わず箸が止まらなくなる味わいに。香ばしさとふぐの風味が見事に調和した満足感あふれる一皿です。
「焼きふぐ」
じっくりと焼かれたふぐは香ばしい焼き色が美しく、湯気とともに立つ香りが食欲を誘います。身はふっくらとして弾力があり、噛むほどに上品な旨みがあふれ出す贅沢な味わいで、火を通すことでふぐの旨みがぎゅっと凝縮し、淡白ながらも奥行きのある深い味を楽しめます。塩のみの味付けで素材本来の旨さを味わえば、シンプルだからこそ際立つふぐの魅力を存分に堪能できる至福のひと皿です。
ふぐ唐揚げと焼きふぐは、どちらもふぐの美味しさを引き立てたおすすめの逸品です。それぞれ異なる魅力がありますので、ぜひ食べ比べてお楽しみください。
「若狭ふぐの宿 下亟」
所在地 福井県小浜市阿納10-15
電話番号 0770-54-3313（10：00～20：00） ※18：00以降は繋がりにくい場合があります。
営業時間 昼食：11:30-14:00 ※要予約
宿泊：チェックイン15：00（最終チェックイン18：00）- チェックアウト10：00
定休日 不定休・年末年始12/29～1/8は休業させていただきます。
お立ち寄りスポット紹介
お食事の前後に楽しめる、お近くのおすすめお立ち寄りスポットをご案内します。お時間に余裕のある方は、ぜひあわせて訪れてみてください。旅の思い出がさらに豊かになる、特別なひとときをお届けします。
藤田商店～若狭の海が育んだ旬の味わいに出会う～
藤田商店は、若狭湾で揚がる海の恵みを、鮮度そのままに届けてくれる老舗の鮮魚店です。朝獲れの魚介がずらりと並ぶ店内には、地元の漁師も信頼を寄せる確かな目利きが息づいています。看板商品は、若狭湾で獲れた脂がのった旬の魚介類、人気の干物などの海鮮加工品。どれも素材本来の旨みが引き立つ逸品で、旅の思い出を彩る小浜ならではのお土産としても大好評です。観光で小浜を訪れたらぜひ藤田商店へ、若狭湾の美味しい海の幸が皆様をお待ちしています。
KEiS庵～小浜を詰め込んだガラスの世界～
海岸近くに佇む KEiS庵は、小浜愛が詰まったガラスを作る小さな工房兼ギャラリーです。店内には青や緑、やさしい色合いのグラスや食器、花器などが並びます。ひとつひとつ店主が想いを込めて作るガラスは、光を受けるたびに表情を変え、その美しさはまるで小浜の海そのものを閉じ込めたような作品たちです。その中でもこの工房が作るオリジナルガラス「OBAMA blue」と「OBAMA blue～漉青（ろくしょう）～ 」は、小浜湾で採取した海砂や地域の牡蠣の殻や魚の骨、駆除されるシカの骨などを原料に使用した、地元の“海”や“暮らし”の素材から生まれたガラスです。その色味はどれも一点もので、深みのある色は日々の生活に彩を与えてくれます。観光やドライブの途中にふらっと立ち寄れる心温まる場所で、カラフルなガラスを使ったフォトフレームやドアプレート制作、グラスや皿への絵付け体験なども楽しめます。詳しくは公式HPをご覧ください。
箸のふるさと館～箸の文化を未来へつなぐ～
箸のふるさと館 WAKASAは、全国でも屈指の生産量を誇る「若狭塗り箸」の魅力を体験できる施設です。約400年以上受け継がれてきた伝統工芸の若狭塗りの技法は、貝殻や卵殻、金箔などを巧みに散りばめた、まるで工芸品のような美しさが特徴で、箸の一本一本に職人の技と心が息づいています。館内には色彩豊かな若狭塗り箸が並び、見ているだけでワクワクします。また貴重な歴史資料の展示や制作工程の紹介、自分だけのオリジナル箸づくり体験も楽しめ、旅の思い出やお土産にもぴったりです。伝統と遊び心が融合した若狭塗りの世界を、ぜひ箸のふるさと館WAKASAで感じてみてください。
お得情報！～新年を新調した若狭塗り箸で迎えてみませんか～
箸のふるさと館WAKASA「新年お取替えキャンペーン2026」開催！
箸のふるさと館WAKASAでは、毎年大好評の「新年お取替えキャンペーン2026」を開催いたします。
期間中、お使いの“古くなったお箸”をお持ちいただくと、館内のお好きな若狭塗箸が30％OFFになる、とてもお得なイベントです。※30％OFFは、税抜き1000円以上の若狭塗り箸に限ります。
この機会にお気に入りの若狭塗箸を見つけて、新しいお箸で気持ち新たに新年を迎えてください。詳しくは公式HPをご覧ください。
【開催期間】
2025年12月1日(月) ～ 2026年1月12日(月)
※休館日：年末年始（12月29日～1月5日）、毎週木曜日
絶品の若狭ふぐを食べに、ぜひ福井県へお越しください。
若狭の豊かな海で丹念に育てられた若狭ふぐの絶品の旨味は、ここでしか出会えない格別の味わいです。澄んだ海と穏やかな入り江、どこか懐かしさを感じる港町の風景。そのすべてが、この地のふぐの美味しさをそっと支えています。若狭ならではの味覚と温もり、そして心安らぐ風景を求めて、ぜひ本場の若狭ふぐを食べにお越しください。
