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福井駅からはちょっと離れてるものの、郊外型の福井では、ある意味中心地の大和田地区のど真ん中にあります。駐車場も多く大動脈である国道8号線沿とアクセスしやすい場所です。

市場には朝早くから働いている人も。なので、早朝から空いている食堂があります。こういう食道は見た目で入りにくいかもしれないですが入ってしまえば、居心地も良く美味しいですよね？まずはそんな働く人の胃袋を掴んでいるであろう2店舗のご紹介です。

以前、自分が大和田近辺で働いていた時に、ほんとよく行った食堂です。おすすめは人気の牛すじ丼。

熱々の味噌汁と、サラダかと見間違えてしまう大量のお漬物、それからボリューム感がすごい牛すじ丼のセットになっています（セットと言わなくてもついてくる）

生卵もついてくるので最初からでも味変でも楽しめますね！

個人的な食べ方としては、まずは一味をいっぱいかけて半分以上楽しんでから、最後は残しておいた漬物を乗せて味噌汁をかけてザッパザッパとかきこむ、ねこまんま風。行儀悪いのはわかってるんですが、これがうまいんです。。　

そしてこの牛すじ、なんと持ち帰りができます（牛すじのみ）。家に持って帰って、晩酌のつまみや家で丼を作って楽しめるのでおすすめです！

「たにや食堂」は市場の入り口の一番手前にあるんですが、長らく「あらや食堂」を贔屓にしすぎてて入ったことがなかなか無かったお店です。ですが、最近はこちらに浮気を、、

というのも、肉うどんが美味しいんです！ハマってます。

そしてちくわ天が350円でまるまる3本なので、それを頼んで、トッピングしつつボリューミーかつ出汁の美味いうどんをパワーアップして楽しんでます。

コチラのお店、少しですが刺身メニューも扱ってるので、それをおつまみにプラスもできます。この前は、モサエビ（ザコエビやガサエビ、ガスエビとか福井でも呼び方がいっぱいある）があったので食べました。このモサエビ、足が速い（鮮度落ちが速い）ので、幻のエビとも言われるエビですが、普通に食堂で食べられました（時期によります）。こういうのは地元でしか食べられないので、おすすめです。

もちろん観光客に人気の海鮮丼を扱うお店もありますよ！どちらもいつも混んでるので、実は個人的に行ったことがあるのは他の記事でも紹介した「喜多亭」だけ、、ですが、「群青」はお昼時はすごい行列。本記事では外観だけご紹介します。

実は「喜多亭」で海鮮丼よりみんなが頼むメニューがまかない丼です。

海鮮丼より若干安いけど、ボリュームは変わらず、乗ってる魚の種類がちょっと変わるくらい？

海鮮丼もそうですが、ご飯にたどり着くまでが試練です。1番上のこれでもかというくらいに乗ってるネギトロが邪魔すぎて（なんかすごい贅沢なセリフ）、小皿を最初出してもらえるのでそこに移す、という儀式をします。最初はご飯が見えないので刺身を食べすすめます。ぶっちゃけこの上の辺りは丼じゃなく、刺身です。刺身盛りです。そして、ようやくご飯が見えてきた頃に小皿のネギトロを戻してネギトロ丼にします。

まかない丼は自分の中では、大量の刺身盛り＋ネギトロ丼だったりします。付いてくる、アラで作った味噌汁もまた美味いんですよね。この前は甘エビの頭がいっぱいでした（時期で変わります）。

いわゆる王道系の海鮮丼が食べられるお店です。「群青」は、越前海岸の鷹巣定置網の運営をされいて、同じエリア内で鮮魚店もされています（後でご紹介）。

豪快な切り方でボリュームのある「喜多亭」は好みが分かれそうですが、こちらのお店は万人受けしそうな感じですね。行こうと思うといつも混んでて、いけてないので是非こちらでも食べてみたいです。特に個人的には写真にある裏メニューが気になってます。

鮮魚店も何店かありますが2店舗ご紹介。ちなみに、福井なので冬はどこの店でもズワイガニは扱われてますよ！

魚は福井だけではなく、全国から鮮魚が集まっています。

上で紹介した海鮮丼のお店もされている「群青」。個人的に旬のもの、というとこちらで買うことが多いです。この日は、子タコが激安でした。3匹買ってタコの炊き込みご飯と、干しダコを作りましたが、お買い得すぎる、、、スルメイカも肝がしっかりとした鮮度の高いイカが安くて、イカ丼にして食べると最高です。肝はホイルに包んでゴロ焼きにすると、また美味しいんですよね。福井の酒、黒龍や一本義を合わせると、ついついお酒が進んでしまいます。

タラなども売られてますが、市場ならではのコミュニケーションで、鍋にするからぶつ切りにして、アラだけ残して、、とか、刺身にするから3枚に卸して、とかやってもらえます。知らなかったんですが、魚のエラって鍋にすると美味しいアラの一部なんですね。こちらで教えてもらえました。今まで捨ててたのが勿体無いくらい美味しかったです。

こちらはマグロが売りで、時々解体ショーもされているようで、カマが売っててびっくり。キャンプで豪快に丸焼きにしました。頬肉あたりは削って刺身で食べたら、めちゃくちゃ美味しかったですよ。いつも出てるものではないですが、こういうのが買えるときがあるのが、市場の醍醐味ですよね！

ちなみに、こちらで細長いサガラという魚が売ってたので、買ってみたら上品な白身で美味しかったです。珍しい魚に出会える楽しみもありますね。

冬の味覚、越前ガニ（ズワイガニ）。福井の地元民は、結構メスのセイコガニを食べます。オスに比べ小さく可食部は少ないですが、かに味噌が絶品。オスのズワイにはない赤子と言われる卵の素になる部分が甲羅の中にあってそれがコッテリしててめちゃくちゃ濃厚です。これで甲羅酒をするとたまりません！

なかなか捌くのが大変なので、セイコガニ丼としてお店で食べることが多いのですが、地元民は買って自分でちまちまと捌いて楽しみます。冷凍も売ってる場合があるので、観光客の方でも買って帰って自宅で楽しむのはアリだと思いますよ。ぜひ福井の地酒も一緒にお土産に買って帰って、合わせてください！

他にも　青果や乾物、花や、蒲鉾、昆布巻き、お茶、果てはバナナジュースまで、いろんなものが揃う＆いろいろな楽しみがある福井中央卸売市場の「ふくい鮮市場」。ぜひ一度足を踏み入れてみてほしいですね！

※ただし、、日曜日が休みなので土日休みの方は土曜に行く必要あり。ご注意下さい！