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大正時代の文化財建築で舌鼓「古志の国 愛山荘」が越前市にリニューアルオープン

越前市のまちなかにある大正時代の邸宅が、福井の味覚や季節の食材を使ったお料理・地酒が楽しめる「古志の国 愛山荘」としてリニューアルオープン。今回はランチに伺って、お料理と空間を満喫してきました。

大正時代の文化財建築で舌鼓「古志の国 愛山荘」が越前市にリニューアルオープン

ともぞー/はる

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愛山荘ってどんな場所?

越前市・武生エリアにある、大正時代の大規模な数寄屋風書院の邸宅「愛山荘(あいざんそう)」。「越前富士」とも呼ばれる日野山が非常に美しく見えることから、山を愛でる場所として「愛山荘」と名付けられたそうです。


もともとは個人の邸宅なのですが、なんとその面積は5,000㎡以上あるのだとか。2017年には建物が国の登録有形文化財に指定されています。

これまで所有者が変わりながらも、大切に建物を維持・保存されてきました。一時期は老朽化も進んでしまいましたが、「地域の歴史的な建物を守らなければならない」という強い思いから修復が行われ、2025年11月に「古志の国 愛山荘」としてリニューアルオープンしました。

大正時代の文化財建築・愛山荘でランチを

わたしたちは2月中旬に愛山荘へランチに伺いました。お店に到着するとスタッフの方々が丁寧にお出迎えしてくれました。

お店の方に席まで案内いただきます。どんな空間なんだろうと、渡り廊下や窓から見えるお庭にワクワクしながら席に向かいました。

今回は「銀花」という2人用のお部屋を利用させていただきました。障子越しに美しい庭園を望むことができます。

ランチメニューは事前予約必須のものと、予約不可で当日来店時に注文できるものがありました。今回は当日の予約だったため、席についてからメニューを選びました。


お昼のミニ懐石は3千円〜4千円台のメニューがあり、わたしたちは3千円台の「竹葉」をセレクト。他にはお昼限定のうな重膳や若狭牛を使ったステーキ重膳があり、そちらも人気のメニューだそうです。地酒などアルコールメニューも充実していました。


※2026年4月より一部メニューに改定あり。詳しくはHPまたは電話にてご確認ください。

料理が到着するまでの間や、食事の後はお部屋近くの縁側でも過ごしてみました。差し込む光が美しく、雪景色の中にも春の訪れを感じられる陽気でした。

季節を感じる、丁寧につくられた料理たち

注文をしたら、順番に料理が運ばれてきます。

この日の最初のメニューは焼き鯖寿司。越前市のまちなかにある系列店、お蕎麦の名店「うるしや」さんでも食べられる名物メニューです。表面は香ばしく、脂がのっていて絶品でした。

お次は旬菜です。2月の季節に合わせて、節分らしい柊の葉とお札が添えられていて、料理を彩ります。一番上に乗っていた山菜のお料理をいただくと、なんとうつわに鬼が現れました。

そしてふたを取ると、次なるお料理が。こちらも季節に合わせて、梅の花が描かれたうつわや節分らしく柊の葉を模したうつわ、小さな升の中にお豆が入っているなど粋です。これだけたくさんの種類の旬菜をいただけるのもうれしいですね。

箸を進めると、さらに節分を感じる仕掛けが。うつわに「お福」が現れて、まさに「鬼は外、福は内」。なんて粋なんでしょう!視覚と味覚でたっぷり季節を感じることができました。

そしてメイン料理が運ばれてきます。天ぷらの盛り合わせと大根おろしたっぷりの越前蕎麦です。天ぷらは揚げたてでサクッと軽い食感。お塩をつけていただきました。


「越前そば」と言えば、ピリッと辛い大根おろし。このおろしは辛さ控えめで、とても食べやすかったです。

最後の料理は蕎麦の実を使用したポン菓子です。表面はこんがり焼かれていて、甘辛い醤油味がクセになる…!周りのかりんとうもザクザクした食感で、前菜からお菓子までたっぷり楽しむことができました。

食後はお庭やギャラリーの散策を

愛山荘には複数の蔵があり、そのうちの1つがギャラリーとして開放されていました。「越前打刃物」「越前漆器」「越前焼」「越前和紙」「越前箪笥」が展示されていて、地元ならではのものづくりに触れることができました。


開放的な母屋や離れとは対照的で、蔵らしい少し薄暗い空間にも心が落ち着きます。

お庭も心地よい緑が広がっていました。建物の中から見るお庭もいいですが、実際に中を歩いて緑を間近に見れるのもいいですね。雪吊りがされていて、北陸の冬らしい景色も見ることができました。

愛山荘の敷地内には梅園があり、梅の木はなんと100本もあるそうです。わたしたちが行った頃はちょうど梅が咲き始める頃でした。

大正時代からの歴史を大切に受け継ぐ、「古志の国 愛山荘」。お庭も料理も四季折々でちがった表情を楽しむことができ、地元の方も旅行で来られた方も楽しめること間違いなしです。わたしたちも、また違う季節にも足を運んでみたいと思います。

店舗情報・アクセス

古志の国 愛山荘

住所:福井県越前市若竹町6−27

電話:0778-29-3590


営業日:月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜が休業)

ランチタイム:11:00~15:00(L.O. 14:30)

ディナータイム:18:00~21:30(L.O. 20:30)

予約:お電話またはネットにて(当日空きがあれば直接来店も可能)


アクセス

公共交通機関の場合:ハピラインふくい「武生」駅より徒歩17分/福井鉄道福武線「たけふ新」駅より徒歩20分

車の場合:武生IC・北陸新幹線「越前たけふ駅」から車で10分/無料駐車場60台完備

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