【モデルコース】「今だから行きたい若狭へ」 二人の絆を深める大人の贅沢旅。
若狭で紡ぐふたりだけの物語。日常から少し離れて静かに寄り添う時間。風が海を撫でるようにふたりの心にも優しく流れるひととき。若狭の豊かな自然が育んだ食材が彩る旬の味に舌鼓を打ち、歴史ある寺社や静かな海辺をふたりで歩く心地よい時間。言葉少なでも通じ合えるそんな安心感と深い絆が、この地のやさしい空気の中でさらに強くなる。若狭で過ごす時間はただの観光ではない。ふたりだけの“今”を大切にする大人の贅沢。人生の節目にふさわしい心満たす旅がここにあります。

maruekaho
福井県若狭地方出身のmaruekahoです。
若かりし頃はネオン街に憧れて東京に浮気もしましたが、やっぱり若狭が大好き!という事に気づき帰郷しました。日々カメラの目を通して若狭の風景やお祭りを写し撮っています。

都心からのアクセスも良くなった福井県の穴場「若狭」
2024年3月16日の北陸新幹線金沢~敦賀の開業で都心からのアクセスも良くなった福井県。そんな今注目の福井県内でもまだまだ知られていない魅力いっぱいの若狭の自然、歴史、文化、食にふれる素敵な大人の夏旅のモデルコースやオススメスポットをご紹介します。
JR小浜線や各市町村が運行しているバスなどの公共交通もありますが、若狭の周遊は車が便利なので敦賀駅でレンタカーを借りるのをオススメします。
ふく旅ライターオススメの若狭の夏旅モデルコースを紹介します。
歴史に触れ、海に癒され、旬を味わう。二人で過ごす夏のやすらぎ旅をコンセプトに、モデルコースを考えてみました。
【一日目】 敦賀駅(午前10時ごろ出発) → 氣比神宮 → 常宮神社 → 若狭町でうなぎランチ → レインボーライン山頂公園 → 熊川宿 → 道の駅「若狭おばま」で町家ステイのチェックイン(17時ごろ) → 小浜市内の飲食店で夕食
【二日目】 若狭小浜お魚センター → 若狭フィッシャーマンズワーフ「蘇洞門(そとも)巡りクルージング(約1時間)」 → 御食国若狭おばま食文化館の若狭工房で「箸の研ぎ出し体験(約40分)」 → 「日本料理 崇(すう)」でランチ → 明通寺 → 瓜割の滝 → 敦賀駅到着
ぜひ旅の参考にしてください。
旅の始まりは、北陸新幹線の終着駅「敦賀駅」
「敦賀駅」がある敦賀市は、福井県の南西の日本海に面した港町です。ここは古くから大陸の玄関口として栄え、今なおその歴史と人々の温かさが色濃く残る場所です。
北陸新幹線の敦賀駅開業に合わせて駅周辺も大きく様変わりし、新たなランドマークとして複合商業施設「otta(オッタ)」が誕生しました。地元のグルメや特産品が集まり、観光やビジネスの拠点としてもにぎわいを見せています。隣接する「ホテルグランビナリオTSURUGA」では上質な宿泊体験を提供。歴史と未来が交差する敦賀。新たな魅力をまとったこの港町・敦賀の地に降り立ち、素敵な若狭の旅をお楽しみください。
越前国一の宮「氣比神宮」~時を超えて心を結ぶ北陸の聖地~
最初に訪れたいのは、越前国一の宮「氣比神宮」です。
静かに広がる厳かな空気に包まれる、2000年以上の歴史を持つ由緒正しき神社です。地元では親しみを込めて「けいさん」と呼ばれ、今も人々の暮らしと深く結びついています。
表参道口にそびえる高さ約11mの大鳥居は、日本三大木造鳥居の一つ。その壮麗な姿には、思わず足を止めたくなるほどの迫力と美しさがあり、まるで時の流れを遡るような感覚に包まれます。
境内には多くの神々が祀られ、北陸最強のパワースポットとしても名高く、訪れる人々に静かな癒しと力を与えてくれます。自然と調和した空間の中で、大切な人とそっと手を取り合いながら歩く時間は、心に深く刻まれる特別なものになるはずです。
また、松尾芭蕉の『奥の細道』にも登場し、「月清し 遊行の持てる 砂の上」と刻まれた句碑と像が、文学と歴史の趣を添えています。
毎年秋には、敦賀を代表する祭り「氣比の長祭(けえさんまつり)」が行われ、豪華な山車や神事が街を彩り添えることでしょう。
歴史と自然、そして人々の思いが交差する氣比神宮は、心を癒す北陸の聖地です。
海辺にたたずむ「常宮神社」~海風に包まれて、ふたりだけの特別な時間を~
氣比神宮を後にして次に向かうのは、敦賀半島の海沿いにひっそりとたたずむ 「常宮神社(じょうぐうじんじゃ)」です。
地元では親しみを込めて「お産のじょうぐうさん」と呼ばれ、安産や子授けのご利益で知られていますが、その由緒はとてもロマンチックです。
神功皇后(じんぐうこうごう)がこの地で応神天皇(おうじんてんのう)を無事に出産したという伝承から、古くから母と子、そして家族の安寧を願う人々の心の拠り所となってきました。
そして、この神社は、氣比神宮の祭神・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)とその后・神功皇后を結ぶ「夫婦神社」としても知られています。毎年7月、仲哀天皇の御霊を乗せた船神輿が海を越え、神功皇后の元へ向かう「総参祭(そうのまいりのまつり)」は、まるでふたりの再会を祝うかのような幻想的な神事。海を渡るその風景には、歴史を超えた愛の物語が感じられます。
境内では、四季折々の花々が彩りを添えます。冬から春には香り高いロウバイや寒紅梅、春の桜、夏のサルスベリ、そして秋の紅葉と、ふたりで歩けばどの季節も絵になる風景に出会えることでしょう。
拝殿からは静かな敦賀湾が広がり、設置されたベンチに腰掛ければ、日常を少し離れてやわらかな潮風と穏やかな波の音が心を包むふたりだけの特別な時間を過ごすことが出来ます。
周辺には、日本三大松原のひとつ「気比の松原」や、白砂と透明な海で人気の「水晶浜」も。夕暮れには、日本海に沈む夕日が水面を朱に染め、美しい光景を楽しめます。
絶品「三方五湖名物のうなぎ」~この味が、ふたりの思い出に~
常宮神社を後にし、さらに車を走らせるとそろそろお腹も空いてくる頃だと思います。そんなときにぴったりの栄養満点で夏バテ予防にもなる「三方五湖の名物のうなぎ」はいかがですか。
三方五湖は、天然のうなぎが獲れることで知られており、湖の周辺にはうなぎ料理を堪能できる名店が点在しています。地元・福井県民を対象にしたWEBアンケート「福井県のいちおしうなぎが食べられるお店」でも、選ばれた5軒のうち4軒がこの三方五湖周辺のお店。県内外から多くのうなぎ好きが訪れるグルメスポットとなっており、特に土日や観光シーズンには予約必須の人気ぶりです。
うなぎ漁は5月から11月にかけて行われ、この時期には運が良ければ、希少な天然の「口細青鰻(くちぼそあおうなぎ)」が味わえるかもしれません。このうなぎは、三方五湖のように海水と淡水が入り交ざる独特の環境で育つことで、脂がのり、身がふっくらと柔らかく、地元でも「別格の味」と評されています。
落ち着いた空間でいただく「うな重」や「蒲焼き」は、秘伝のたれで香ばしく焼き上げられ、パリッとした皮とふわっとした身が絶妙なハーモニーを奏でます。たれが染みたごはんと一緒に口に運べば、思わずため息がこぼれるほどの美味しさ。日常を忘れ、心ほどけるような贅沢なひとときを、大切な人とともにゆっくり味わってください。
恋人の聖地「レインボーライン山頂公園」~静かに想いを重ねる~
お腹がいっぱいになり、次に目指すのは若狭の絶景スポット「レインボーライン山頂公園」。
三方五湖のきらめく湖面や景色を楽しみながら車を走らせ、レインボーライン山頂公園へと続くレインボーラインへ、ここから先はまるで空へと続く道。緩やかに上るワインディングロードを走るうちに眼下には若狭湾の雄大な景色が広がり、車窓には感動のパノラマが飛び込んできます。運が良ければ、野生のニホンザルに出会えることも。ただし、車外に出たり、餌を与えるのは危険ですので決して行わないでください。
第一駐車場まで来ると絶景を楽しめるカフェレストラン「RAINBOW」と、お土産を取りそろえたレインボーショップ「にじいろ」が迎えてくれます。そこからケーブルカーまたはリフトに乗って、いよいよレインボーライン山頂公園へ、三方五湖や若狭湾を見渡せるテラスからは吸い込まれそうなほどの青空と自然の壮大な眺望が眼前に広がります。特に、五湖テラスにある丸いソファでくつろぎながら眺める風景は格別で、どこまでも続く空と湖の青、そして静かに連なる山々が心に安らぎをもたらしてくれます。さらに美浜テラスでは、足湯に浸かりながら、ゆったりと絶景を楽しむこともできます。やさしく吹き抜ける風に身をゆだね、日常を忘れるようなひととき。大切な人と語らいながら過ごす時間は、ふたりの絆をそっと深め、心に残る旅の思い出となることでしょう。
「レインボーライン山頂公園」
所在地 福井県三方郡美浜町日向75-2-6
電話番号 0770-47-1170
※レインボーライン山頂公園の営業時間・料金はこちらをご覧ください
鯖街道の宿場町「熊川宿」~落ち着いた宿場町でのんびりと心ほどける時間を~
三方五湖と日本海の絶景を楽しんだ後は、若狭と京都をつなぐ鯖街道にある宿場町「熊川宿」へ。
今もなお、歴史の面影を色濃く残すこの町並みは、日常を離れ、ゆったりとした時間を楽しみたい大人の旅にぴったりの場所です。
風情ある町家が立ち並び、耳をすませば水路を流れる清流の音。時間がゆっくりと流れるこの地では、心の距離も自然と近づきます。手をつないでのんびりと歩きながら、古い蔵や茶屋を覗いてみたり、地元特産の葛を使ったスイーツを食べながら一休み、都会では味わえない、贅沢な「何もしない時間」がここにはあります。
宿場町ならではの落ち着いた風景は、写真好きのカップルにもおすすめです。歴史と自然が溶け合う美しい光景が広がり、旅の思い出にやさしく彩りを添えてくれます。静かな癒しと、どこか懐かしい温もり。熊川宿で、大人だけの特別な時間をお過ごしください。
「THEE COFFEE」~旅の途中で出会う、ジャズと自家焙煎珈琲のやすらぎ~
歴史情緒あふれる熊川宿をゆったり散策した後は、落ち着いたジャズが流れる自家焙煎珈琲のカフェ「THEE COFFEE(ジー・コーヒー)」でひと休みしませんか?
落ち着いたジャズが流れる店内は、歴史ある古い蔵を丁寧に改装した、趣ある空間。静かな雰囲気の中で、大切な人とゆっくり過ごすのにぴったりです。
香り高く丁寧に焙煎されたコーヒーは、ここだけの特別な味わい。心を穏やかにする一杯が、散策で疲れた体をやさしく癒してくれます。
スイーツも人気で、甘さ控えめでしっとりとした「キャロットケーキ」、外はカリッと中はしっとりの地元産はちみつの風味が香る「カヌレ」、若狭のチーズ工房が手がけるミルクジェラートにエスプレッソをかけた「アッフォガート」、どれもコーヒーと相性抜群の逸品です。
さらに、スパイスの香りが食欲をそそる「オリジナルカレー」も隠れた人気メニュー。お腹がすいているときにはぜひお試しを。
日々の喧騒を忘れ心安らぐひとときを、大切な人と過ごす特別な時間をお楽しみください。
「THEE COFFEE」
所在地 福井県三方上中郡若狭町熊川30−6−1
電話番号 0770-67-2493
営業時間 10:00~18:00(月・水・木)
10:00~21:00(金・土・日・祝日)
定休日 火曜日
「町屋ステイ」~伝統に抱かれて眠る、大人の小浜ステイ~
熊川宿を後にして小浜市へ、かつて朝廷に海の幸を届けた「御食国」として栄え、日本海の対岸諸国や大陸との交易の要衝でもあった小浜は、鯖街道を通じて京や奈良へと文化と物産が運ばれ交流があったことから、町中には今も京文化の面影が息づいています。そんな歴史ある小浜の町並みに溶け込むように、古き町屋が一棟貸しの宿として生まれ変わりました。
柱や梁に刻まれた時の流れを感じながら、現代の快適さも兼ね備えた空間。昔ながらの木の温もりに包まれながら、静けさに身を委ねる夜は、ただの宿泊ではありません。
ゆったりと町を歩きながら出会う文化と歴史、そし町家で過ごすしっとりとしたひととき。日常から離れたこの場所で、何もしない贅沢を楽しむそんな特別な旅が、きっとふたりの心に深く残るはずです。夫婦で、カップルで、静かに流れる時間の中で、心がふっとほどけていく、ふたりだけのとっておきの時間がここにあります。
※町屋ステイのチェックインカウンターは道の駅「若狭おばま」にありますのでご注意ください。
町屋ステイ以外にも、若狭湾の絶景と若狭の食材を使った特別な懐石料理を楽しめる宿「若狭佳日(かじつ)」もオススメです。
宿で少しのんびりした後は、市内に点在する飲食店へと足を運んでみてください。
目の前に広がる穏やかな若狭湾の豊かな海が育んだ新鮮な魚介類は、小浜の街のあちこちで極上の一皿へと姿を変えます。寿司、割烹、居酒屋と、どの暖簾をくぐっても、漁師町ならではの贅沢な味わいがあなたを迎えます。名物の「へしこ」や、香ばしく焼き上げられた「焼き鯖」は、何代にもわたって受け継がれてきた郷土の知恵が生んだ逸品。キリリと冷えた地酒とともに味わえば、深い歴史と文化が静かに心に染み渡るでしょう。
夜の街には、食の香りと人のぬくもりが優しく漂います。静かに灯る提灯の光に誘われ、ふたりの時間はゆったりと穏やかに流れていきます。特別な夜にふさわしいのは、気取らずとも決して忘れられないひととき。あたたかな笑顔と美食が、旅の記憶をそっと包み込み、心に残る素敵な時間を約束してくれます。
「若狭小浜お魚センター」~ふたりで味わう若狭の恵み~
若狭湾の恵みをたっぷり受けた新鮮な魚介類がずらりと並ぶ「若狭小浜お魚センター」。
トロ箱いっぱいの海産物や加工品は、見ているだけでも楽しく、海の香りと活気に満ちた市場の雰囲気を味わえます。地元の人との気さくなやりとりも、この市場の温かさを感じられる魅力のひとつ。
市場の中には、魚屋が営むお食事処もあり、水揚げされたばかりの旬の刺身や焼き魚を味わえる「市場の朝食」が人気。旅の始まりをちょっと特別にしてくれる贅沢なひとときです。夫婦でゆったりとした朝の時間を過ごすもよし、カップルで少し贅沢な朝食デートを楽しむもよし。港町・小浜で、心と舌を満たすあたたかな体験がふたりをお待ちしています。
「若狭小浜お魚センター」
所在地 福井県小浜市川崎2-5-1
電話番号 0770-53-1530
営業時間 午前7時頃からなくなるまで
定休日 1月1日~4日、日曜と祝日の午後、水曜(不定)
「若狭フィッシャーマンズワーフ」~蘇洞巡りクルージング~
「若狭フィッシャーマンズワーフ」は、新鮮な海の幸が食べられるレストランや若狭ならではの名産品が並ぶお土産コーナー、若狭湾で水揚げされた旬の魚介類を買うことができる人気の観光スポットです。
なかでも人気の「蘇洞門(そとも)巡りクルーズ」は、日本海の荒波が長い年月をかけて造り上げた断崖絶壁や奇岩、海蝕洞などを巡る約60分の絶景クルーズです。平成29年のアメリカのニュース専門放送局CNNのウェブ特集で「日本の最も美しい場所34選」に選ばれています。
港を出港した遊覧船がスピードを上げて海原を進む爽快感や、潮風を感じながら自然が織りなす造形美を肌で体感するひとときは特別な思い出づくりに最適です。また運が良ければ蘇洞門に上陸することができ、素晴らしい絶景を見ることもできます。
※遊覧船の冷房が真夏には効きづらいこともありますので、冷たい飲み物や扇子などの暑さ対策をされると快適なクルーズを楽しめます。
「若狭フィッシャーマンズワーフ」
所在地 福井県小浜市川崎1-3-2
電話番号 0770-52-3111
営業時間 9:00~17:00
休館日 12月~2月は不定休 年末年始(12/31・1/1定休日)
「御食国若狭おばま食文化館」~若狭工房で箸の研ぎ出し体験~
「御食国若狭おばま食文化館」は、日本の伝統的な食文化を「見て・作って・味わって・癒される」、五感で楽しめる体験型の施設です。
古くから朝廷に食材を献上してきた“御食国・若狭おばま”の歴史や、日本の食文化を紹介するミュージアムをはじめ、鯖寿司などの郷土料理作りができるキッチンスタジオ、若狭塗箸などの伝統工芸体験や工芸品が買える若狭工房、そして旅の疲れを癒す温浴施設まで完備しています。
今回は若狭工房での若狭塗の研ぎ出し体験はいかがでしょうか。自分の手で丁寧に磨くことで、あわびの貝殻や卵の殻が美しい模様となって浮かび上がります。大切な人とお互いの箸を作り合えば、世界にひとつだけの素敵な箸が完成します。食卓に並ぶたびに、ふたりの旅の記憶がよみがえり、会話をやさしく彩ってくれます。
「御食国若狭おばま食文化館」
所在地 福井県小浜市川崎3-4
電話番号 0770-53-1000
営業時間 9:00~18:00(体験コーナーの受付は17時まで)
冬期(11月~2月)9:00~17:00(体験コーナーの受付は16時まで)
休館日 水曜日(祝日の場合は開館します)年末年始(12月28日~1月5日)
「日本料理 崇」~若狭の四季を味わう、ふたりだけの特別なひととき~
福井県大飯町名田庄の静かな山里の小さな集落にある「日本料理 崇(すう)」は、大切な人と訪れたくなる、上質でやさしい昼のひとときをお届けします。
四季折々の若狭の恵みを、ひと皿ひと皿に丁寧に仕立てて、旬の彩りと香りが広がる料理は、目にも美しく、舌にやさしく、極上の味わいがふたりの時間にそっと寄り添います。土鍋でふっくらと炊き上げるごはんの香り、器の中に広がる季節の表情、ふたりの楽しい会話が、美味しいだけではない心に沁みる贅沢があります。五感で味わうふたりだけの特別なひとときを、どうぞゆっくりとお楽しみください。
「日本料理 崇」
所在地 福井県大飯郡おおい町名田庄三重18-51
電話番号 0770-67-2493
営業時間 12:00~14:00、17:00~20:00
定休日 月曜日 ※不定休有
※完全予約制のお店になりますので、お電話もしくはHP内のWeb予約よりご予約をお願いいたします。
「明通寺」~歴史に寄り添い、ふたりで訪れる古刹~
山あいに静かに佇む「明通寺」の本堂と三重塔は、国宝にふさわしい重厚さと存在感を持ちながら自然と美しく調和し訪れる人の目を引きます。
四季折々の風景も魅力で、緑に包まれた参道を歩くと川のせせらぎや小鳥のさえずりが心を癒してくれます。進むにつれ木々の隙間から少しずつ本堂や三重塔が姿を現し、その景色に胸が高鳴ります。
本堂には、ご本尊の薬師如来を中心に、左に深沙大将(じんじゃたいしょう) 、右に降三世明王(ごうざんぜみょうおう) が祀られ、静かな空間で心を落ち着けてお参りできます。内陣まで入れる貴重な機会もあり仏像を間近に拝める特別な時間を体験できます。見つめるほどに心が穏やかになる薬師如来のお顔は、言葉では伝えきれない安らぎがふたりの旅に静かな余韻を残します。慌ただしい日常を離れ、穏やかな木漏れ日に包まれた境内で、仏像の優しいまなざしに触れるひとときは、ふたりの心をゆっくりとほどき、静かに寄り添わせてくれるでしょう。歴史と自然が織りなすこの特別な場所をふたりで訪れて心満たされる時間をお楽しみください。
また、小浜市内には明通寺以外にも、歴史を刻む多くの寺院が今も息づいています。その中から国宝や重要文化財に指定された八つの寺院「萬徳寺・国分寺・明通寺・羽賀寺・圓照寺・妙楽寺・神宮寺・多田寺」を巡る八ヶ寺巡りもオススメですので、また若狭に来られた際はぜひ八ヶ寺巡りにもチャレンジしてみてください。
「瓜割の滝」~夏でも涼やか、時が緩む名水の森へ~
福井県若狭町にある「瓜割の滝」は、古くから名水として親しまれる癒しのスポットです。
夏でも瓜が割れるほどと例えられる冷たい湧き水が流れ、濃い緑に包まれた森の中は、まるで自然のエアコンです。森林浴とマイナスイオンを浴びながら深呼吸すれば、心と体がゆっくりとリセットされます。日々の忙しさを忘れ、ひとときの安らぎに身をゆだねてみませんか。
旅の終着地「敦賀駅」
美しい若狭の自然に癒され、歴史にふれ、旬の味に心ほどける。静かに流れる時間の中で、ふたりだけの贅沢を味わう旅。この旅の終着地「敦賀駅」に到着です。
今回は、ゆとりある時間の中でめぐる若狭の旅を提案させていただきました。ご紹介した場所以外にも、若狭にはまだまだ素敵なスポットがたくさんあります。おふたりのスタイルに合った大人の夏旅を、ぜひお楽しみください。
ぜひ若狭で味わう、心を満たす素敵な夏の旅へ。
若狭の穏やかな海、緑深い山々、どこか懐かしさを感じる町並み、自然と歴史が織りなす風景の中で、ふたりだけの特別な時間がゆっくりと流れていきます。
目の前の海で獲れた新鮮な海の幸や、地元の恵みをふんだんに使った旬の料理は、五感をやさしく刺激し旅のひとときをさらに豊かにします。
美味しさに笑顔がこぼれ、会話が弾む。そんな食の楽しみも若狭の魅力のひとつです。
日常から少し離れて、大切な人と過ごす静かな時間。
心を整え、絆を確かめ、ふたりの“今”を味わうための旅先に、若狭はきっとふさわしい場所です。
この夏は、若狭へ。
心ほどける風景と味覚に包まれて、ふたりのかけがえのない思い出を。